2017年
連続ドラマW
全5話
【シネフィルWOWOW】
原作 誉田哲也
旅行代理店の冴えない営業マン・貴生(星野源)は仕事も恋も失敗続き
憂さ晴らしに飲みに行った店で知り合った男たちの部屋でよく分からないまま覚せい剤を打たれ、乗り込んできた警察官に逮捕されてしまいます
執行猶予付きの判決を受け自宅に戻るものの、会社からは解雇、住んでいたマンションが火事に…
焼け出された貴生が辿り着いたのは潤子(石田ゆり子)がオーナーを務める「プラージュ」という名のちょっと変わったシェアハウスでした
1階のカフェでアルバイトをしながら再就職先を探す貴生ですが思ったようにはいかず落ち込む日々が続くのでした
徐々に分かってくるのはプラージュの住民全員が過去に犯罪に関わった経験があるということ
法と社会、加害者と被害者、悪と正義を対比させながら貴生やプラージュに暮らす人々が不器用ながら力を合わせて立ち上がっていく姿を描いていきます
星野源さん以外に訳あり住民を演じるのは、仲里依紗さん、眞島秀和さん、中村ゆりさん、渋川清彦さん、そして俳優初挑戦のスガシカオさんと個性豊かな面々です
プラージュの住民たちはマスコミに過去を暴かれ顔を晒され大変に辛い思いをします
今、コロナ禍中に世界中で謂れのない差別を受けている多くの方々を思いました
人間とはなんと残酷な生き物なのでしょう
星野源さん演じる貴生を始め、彼らは意図して犯罪者になったわけではありません
どうしてそこまで慮ることのできない人が多いのでしょう
悲しいことです
毎回、冒頭に流れるプラージュの廊下と天井、各部屋(扉は無くカーテンのみ)の映像から網走刑務所-網走に限らず-を連想したのは私だけかな?
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