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映画・食堂かたつむり

2010年03月01日 | 映画(国内)

原作を読んだのは一昨年の夏です

その時にPCに残しておいた感想を一つ前の記事にしました
ほとんど映画とイコールです

でも原作では倫子の気持ちが文字として書かれていますのでより理解出来ますね

さて
映画です

観終わって
フフン♪ってなれる映画でした


私生児として生まれた倫子
倫子の倫は不倫の倫
と言われ続け
中学を卒業後は故郷を離れ祖母の元で暮らす
祖母に教わった料理の数々
恋人と店を持つことを夢見て一生懸命働くのだけれど
ある日、恋人は貯金と家財道具一切と共に姿を消す…

倫子に残されたものは祖母から受け継いだぬか床だけ
傷つき声も失った倫子はぬか床だけを持って故郷のおかんの家に戻り
食堂かたつむりを始める

お客は一日一組だけ

食堂かたつむりで食事をすると願い事が叶う
という噂が広まり順調に予約が入り始め
明るい表情を見せる倫子
ところが、中学の時の同級生が連れてきた客に出した食事に虫が入っていたことから客足が遠のき
再び傷心の倫子

まぁ所詮田舎のこと
人の噂も75日よ
励ましにもならない励ましで元気づけてくれるおかん

おかん役の余貴美子さん
自由奔放天真爛漫
勝手放題
でも娘を思う気持ちは世界一だったね


「お妾さん」役の江波杏子さん
いつも喪服を着て歩いている老女が
食事が進むに従って生き生きと変わっていく様
さすがベテラン女優です


おかんの可愛いペット・豚のエルメス
原作ではエルメスを解体する様が具に描かれています
映像化は無理だろうな、と思っていましたがやはり…
可愛いエルメスは「乳山」ナンバーの軽トラに乗せられていき
肉や内臓や血などの食材になって戻ってきました


倫子役の柴咲コウさん
声を出さない演技は難しかったでしょうね
目ヂカラでの演技
お疲れ様でした


梟のからくりが分かるところは
原作で号泣でした
予測済みとはいえ映画でもホロリときてしまいましたねぇ

梟に添えられていたおかんの手紙
最高でしたね!


美味しい料理が食べたい!


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