「ぶあいそうな手紙」
原題 AOS OLHOS DE ERNESTO
2019年 ブラジル
【Amazon Prime Video】
手紙の代読と代筆を通して交流を深めていく老人と娘の姿を描きます
ブラジル南部のポルトアレグレに暮らす78歳のエルネスト(ホルヘ・ボラーニ)
隣国ウルグアイからブラジルにやってきて46年になるエルネストは、頑固で融通がきかない独居老人
老境を迎え、視力をほとんど失ってしまったため読書も新聞を読むこともままならなくなった彼のもとに1通の手紙が届きます
手紙の差出人はウルグアイ時代の友人の妻・ルシアでした
エルネストは偶然知り合った23歳の女性・ビア(ガブリエラ・ポエステル)に手紙を読んでくれるように頼み、代読と代筆のためビアはエルネストの部屋に出入りするようになります
ビアにはクズ男がついていて、彼とは別れるように諭しても別れられない様子
周囲の心配をよそに、ビアに情が湧いたのかエルネストは彼女のためにお金を使うようになります
ビアは手癖が悪いし、最初のうちは大丈夫か不安でしたが、エルネストの語る言葉にビアはこれまで学ぶことのなかった『人を大切に思うこと』を知り、遅まきながら大人として成長していきます
エルネストもビアのストレートな言葉に頑なだった心が解れていくのでした
このまま2人で笑ったり喧嘩したりしながらほのぼの暮らしていくのかと思いきや、ラストにほろり、良かったです
原題を直訳すると「エルネストの目を通して」
邦題は劇中のエルネストとビアのやりとり
ウルグアイの女性に返す手紙冒頭
エルネストの言う「拝啓 ルシア様」はぶあいそうだ、とビアが言い「親愛なるルシア様」に変えるところからとったのでしょう
ふむ、悪くないです
頑固老人と飛んでいる若い女性との交流がよかったですね。
https://blog.goo.ne.jp/franny0330/e/62de4489ee04afb70338ebdb078aad68
でもビアのお陰でルシアの元に行けて良かった良かった、でしたね。