2012年 日本
何をやるにも生気の感じられない中年男性・渋谷健一(生瀬勝久)
会社での評価も低くクビ寸前
2年前に妻と離婚してからは15歳になる娘・美加(刈谷友衣子)との関係もギクシャクしている
年下の上司・綾瀬由美(小西真奈美)のアドバイスで美加の誕生日にバラの花篭をプレゼントしようと考えた渋谷が花屋さんにいると、美加がブティックで万引きをしたという連絡が入る
最悪の誕生日の翌日、渋谷は出張先で綾瀬と共に雷の直撃を受ける
しばらくして目を覚ました二人は、「死者のためのオリエンテーション」に参加し、自分たちが落雷により事故死したこと、ここが生まれ変わるまでのひと時を過ごす一時的な場所であることを理解する
この世界ではスープを飲むと来世で別人となって生まれ変わることが出来るが、前世の記憶はなくなってしまうという
娘の事が気がかりな渋谷は現世に未練があり、記憶を持ったまま生まれ変わりたいと願う
一方、現世での苦い記憶を捨て新しい人生を送りたい綾瀬はまったく未練を見せる様子もない
スープを飲めば必ず生まれ変わるという保証もないらしく、この世界の人々はどうも宙ぶらりんな状態でいるようです
二人は、スープを飲ませてくれる場所に向かうのだが、道中色々な人(石田(松方弘樹)、歩(大後寿々花)など)に出会うことで本来の「自分」を思い出し、現世での人生を見つめ直すのだった
さらに現世では上司と部下という関係にあった綾瀬と渋谷も、この世界ではひとりの人間対人間でしかなくなり、新しい関係を築く必要がありました
環境が変われば相手に対する見方も変わることは大いにありうる事ですね
歩から聞いたのは、スープを飲まずに生まれ変わる方法を知っているオヤジ・近藤(古田新太)の存在
スープ飲み場に着いた二人、さて、彼らは前世の記憶を持ったまま生まれ変わるのか、それとも?
真面目ではあるけれど、どこかピントの外れた渋谷
デキる女、しかし家庭内暴力、離婚、不倫、艱難辛苦を嘗めてきた綾瀬
生瀬さん、小西さんが嵌まってます
歩がどうして近藤について詳しいのか
後で説明があると思ったのですが無かったですよね?
すごく気になるのですが…
時は流れ16年後
渋谷は高校生・三上直行(野村周平)に生まれ変わっていた
雰囲気は渋谷そのもの、周囲の空気も読めず苛められても飄々としている
彼をじっと見つめる美少女・美崎瞳(広瀬アリス)
この子が、なんと! あの人の生まれ変わりだったのです!(これは映画で確認してください)
美加のその後が気になるのだが調べようもなく悶々と過ごす毎日
そんな直行には、優しく気にかけてくれる両親がいますが、悩みの理由を話すわけにもいかず、さらに苦悩は深まります
この辺りで映画の冒頭シーンの意味がやっとわかりました(遅いよねぇ)
16年後の高校生を演じた若手俳優さんたちに勢いがあって気持ち良かったです
小細工や捻りより直球勝負
父親の娘への深い愛情がストレートに伝わってきて何回も泣けてしまいました
人はいつか必ず死にます
けれど、その先には悲しみばかりではなく未来に繋がる希望があるはず、なんですよね
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m
生まれ変わりって、きっとあると思うんですよ。
でも、僕は過去(現世での)の記憶を持って、
生まれ替わりたくはないですね。
新たな人生を送りたいですね(笑)
広瀬アリスちゃん、よくやりました(笑)
あの学校には生まれ変わりを引き寄せる何かがあるんですかね(笑)
石田の生まれ変わり、最初は驚きましたが、すぐ慣れました。
美少女と石田のギャップに可笑しさがありましたね。
石田と再会した母の言葉に爆笑してしまいました。
教会での父娘の再会はベタですけれど泣けました。
美加も直行も幸せになりますように。
若手俳優陣が良かったです♪