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映画・ジヌよさらば~かむろば村へ~

2015年04月09日 | 映画(国内)

 

2015年 日本

 

銀行員でありながら多くの債務者と接するうちお金が怖くなってしまい触ることも使うことも、さらに通帳も見ることが出来なくなってしまった高見武晴=タケ(松田龍平)
お金を使わない生活を目指すという安易な発想で東京から東北地方の寒村・かむろば村へやってきたタケですが、「お金を使わない」という決意以外は何の準備も無く中途半端な彼は村長の天野与三郎(阿部サダヲ)を初めとして与三郎の妻・亜希子(松たかこ)など村の人々に迷惑かけほうだいです
しかし、そこは田舎のこと、困っている人間がいれば助けあうのは当然
プライバシーが無いのも田舎ですが…

 

「何も買わない、何も売らない、ただ生きていく」をスローガン(?)に始めた何でも屋と村長が経営するスーパーあまのでのバイトで暮らす日々
労働への対価は現物です
最初はとんでもない奴が来たと思われていたタケですが、すこしずつ村に溶けこんでいくのでした

色仕掛けで近づく高校生・青葉(二階堂ふみ)にまんまと騙されるタケが可笑しいです
お金を使わないというのと健康な男性として女性を欲するのとは別のハナシですネ

 

村の神様と言われているなかぬっさんの西田敏行さん、スーパーあまののパート・いそ子の片桐はいりさんなどなど豪華出演陣に大いに楽しませてもらいました

特に、映画後半に登場する、村長の過去を知るらしい不快な男・多治見を演じた松尾スズキ監督はピカイチですね~
本当に不愉快極まりない役をあそこまで徹底してやれる役者さんはそうはいないでしょう

 

特別出演の三谷幸喜さんも笑える、その場面での松田龍平、阿部サダヲ、松尾スズキの演技も笑える

 

そこここに笑いが散りばめられています
笑いだけの映画ではありませんヨ

大都会で消費生活の中で生きていたタケがお金を使えなくなってしまったことで、生きていくために何が必要なのか再認識する、お金は大事だけれどそれだけじゃない何かを見つけかけたタケ
ラストの笑顔が素敵です

 

なかぬっさんが死んだ日、空から降ってきた大量のザリガニ
東京にも降ったというそれは、私利私欲に走る政治家たちを少しは懲らしめたのでしょうか

松たかこさんもカッコ良かったなぁ
一人の男を信じてついていくことの出来る女
強い女です
何気に演じる松さんには同性でも惚れ惚れしちゃいました 

 

モロ師岡さんのニコニコ顔と、エキストラの方でしょうか『カッコイイ爺さん』も素敵でした♪

 

 


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