笑の輪  ~えみのわ~

「大工集団 楽居」の家づくり
~家づくりのあれこれ・楽居の日常~

しびれるような御見積もり

2009-03-27 23:59:00 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です。

最近は稲村ヶ崎R邸の塗装工事と
しびれるようなお見積もりの数に
襲われています・・・・・。

楽居のお見積もりは なかなか大手のハウスメーカーのように
サラっとは提出することはできません。
最低・・・・・・・2週間以上はかかってしまいます。

楽居の譲れない最低限の仕様はありますが、
オーダーの木製サッシ一つとっても
同じサイズのものは ほとんどなく
どのお宅も少しずつ違っているため
金額もみんな違います。

ドアや家具どれをとっても同じものは
あまりありません。

ひとつひとつ 予算を考えながら
お見積もりをつくっていく作業は家をつくっていくのに
とても大事な一つのステップです。

一つのお見積もりを作るのにもたくさんの人の
協力がないとできません。
今日も 夜の10時くらいに
水窪の製材屋さんが お見積もりをFAXで送ってくれました。

そんなやり取りをしていて 今日は改めて
みなさんに感謝です。
こんな遅い時間まで ありがとうございます。

今日はそんな みなさんの気持ちに





「しびれて」しまいました。。






日本の森~世界の森

2009-03-16 22:42:03 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です。

今日のTV「カンブリア宮殿」は林業についてでした。

親方から良く聞いていた 日本の今の人工林は・・・・


という話 




「家」をつくる立場として 密接に関係してくる「山」

今の日本の山は確かに手入れをされた「山」よりも
背の高い木が ヒョロヒョロともやしのように生え

地面は 地肌がむき出しで 木の根も
むき出しになってしまっている・・・・・

そんな「山」が多いのでは



かと思えば アラスカの「森」は50年前から
原生林の伐採が始まったらしい・・・・



アラスカでは 木は伐っても植林されることなく
実に広大な「森」がなくなってしまっている。

そしてアラスカで伐った木の約5割は
日本に輸入されている・・・・・・。







何かがおかしくないですか?!






世界では たくさんの木が伐られ
日本では「木」の流通価格が下がり
林業が衰退したために

「山」も衰退している。




なぜ?









ただ 単純に思うことは






日本の約7割は 「山」で





そこには たくさんの「木」があるのに・・・・・





番組の中で 東京の林業家の方が

もう15年ほど植林ができずにいると・・・・





その言葉が 今の日本の全てを現しているように
感じました。


自然素材がとか国産材がとかが 特別なことではなくて
昔は そこにあったもので 「家」を
ただ単純につくっていただけで

今 そこにあるもので 作っていないだけ






楽居は 大工が当たり前の事を
当たり前のように やっているだけ・・・・





昔の大工のように














 

















増えるゴミ・・・?!減らすゴミ・・・・・?!

2009-03-15 22:10:13 | ふと考える事
こんにちは 楽居の西澤です。

一日良い天気で

相変わらず風は冷たかったですが


さてさて 今日は「ゴミ」についてです。

今日私は 親方と一緒に山北町K邸の
母屋リフォーム工事のお打ち合わせに伺いました。

K邸の母屋は 築・・・・50年ほど  もうちょとかな?!

母屋は長い年月 そこに変わらず建っていて
良く見ると 何度も手入れをしながら
「家」を大切に使っていて・・・・
これからもう50年も楽に 過ごせる「家」です。

特に母屋を観察しながら 思ったことは
この 母屋



木・漆喰

が ほとんどなのです。

何の疑問もなく 当たり前にそれらを使って
「家」となっています。

この母屋 これから近い将来に 解体する予定は
もちろんありませんが、

たとえ解体したとしても

その ほとんどが自然に帰るもの
そして 柱・梁などはもちろん
そのまま使うことができるものばかりです。



昔   



それが




普通だったんです。




今の「家」をふと考えてみてください。










土に自然にかえるものは どれだけありますか?!



 

と・そ・う

2009-03-04 20:40:04 | おうち
こんばんは 今日も塗装中の西澤です。


楽居の家は 外壁は 割合的に塗り物(左官)が多く

稲村ヶ崎R邸(パン屋さん)は
全体 板張です。


個人的な好みをいうと 木は塗らないのが好きです。
年月と共に 自然の経年変化を楽しみながら

自分も家も年をとっていくという
姿がいいなぁと思います。


今回は外壁全てを 塗装します。
先日 軒裏を塗り終えました。

「白」です。

上を見上げて見ると
白もいいなぁ・・・・・

Rさんのイメージ「ハワイのような・・・・」
そのイメージを一つまたひとつと

Rさんと一緒に作り上げていきます。

外装の色はおもに茶


今回ももちろん木製サッシです。
木製サッシですが 初めての色です

店舗部分の入口と玄関以外の
木製サッシは 全て「白」です。

茶色と白色のコントラストがきっと
素敵になります。
まだ 外壁を張はじめた ばかりなので
茶を塗るのが楽しみです。

外壁の塗装が終わるとそのうち
足場が外されます。

ただ今Rさんは パンの修行中です。
江ノ電稲村ヶ崎駅を下りたとき

おいしそうなパンの香りに足を向け
とことこ歩いていくと
建物からも香りたつような
そんな想い。 

いろんな壁や障害にぶつかりながら
お施主さんと作り上げていく
ものが 「家」だと思います。


・・・・・

稲村ヶ崎R邸は ここからが本番です。