美しいBathの街を流れる運河。右の細長いボートはNarrow Boat といって、船上住居です。おうち。
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ロンドンに来て間もなくの頃参加した、日帰り旅行の備忘録を。
ロンドンからは日帰りで郊外の観光名所に行くバスツアーが幾つかあり、私たちもこちらに来てから2つほどこの日帰りツアーに参加しました。本当は自分たちで計画をたてて行った方がゆっくりできるのですが、列車の接続やら料金やらを考えると意外とこのツアーがお得だったりしたのです。
まず最初に参加したのはストーンヘンジ・ソールズベリ大聖堂・バースの3箇所を巡るバスツアー。お天気にも恵まれ、清々しい青空のもとでの旅行となりました。
まずは謎の巨岩が並べられたストーンヘンジへ。
謎の岩々とワタシ。
去年の旅行はモンベルばかり着ていましたが、今年の旅行はこのAEパーカーばかり着ています。旅行の年度が分かって良いかも。
ストーンヘンジは未だその謎が解明されておらず神秘的な雰囲気が漂います。…が、何というか、ここだけなんです。「あ、岩だ!・・・あとは草とヒツジと青い空と・・・。」という感じ。なので一日の目的をここだけに絞ってはるばると訪ねてくるよりは、こうしてツアーでささっと見るのも大いにアリだと思います。
次に訪ねるのはソールズベリ大聖堂。遠くからでも見える高い高い尖塔がとても有名な教会です。13世紀に建立されたこの大聖堂にはなんとマグナ・カルタ(1215年)の原本の一つが良好な状態で保存されているそうです(でも残念ながら公開はしていない)。青い空に映える建物がとても美しかったです。
イギリスの教会はとても綺麗ですが、必要以上に華美な装飾に走らず落ち着いているように思えます。この奥にある青いステンドグラス「良心の囚人」はよーく見ると人間の顔が沢山描かれていて印象深かったです。この日は日曜だったので、礼拝後に退出する牧師さんたちや聖歌隊も目撃。思いがけず聖歌隊の練習風景も見ることができました。
3つ目に訪ねるのは街自体が世界遺産に登録されているバース(Bath)の街です。ここは本当に素晴らしく、イギリスに来る皆さんにオススメしたいところ。まるで印象派の絵画のような美しい風景が広がっていました。
Bathという街の名前からも分かるように、この街はローマ帝国時代に温泉リゾート地として栄えていたそうです(伝説ではリヤ王の父親が豚飼いをしていたときに発見したとされている)。Roman Bathsと呼ばれる大浴場の跡が残されており、当時築かれた神殿や浴場なども見ることが出来ます。
ここがかつての浴場。青緑色のお湯が湧いています。今はこの中に手を漬けることもできないのが残念です。でもローマ人って風流だったんだなぁ。1世紀にこんなスパ施設を作るなんて。。
他にもこの街は歩いてるだけでとても気持ちがよく、またゆっくり泊りがけで遊びに来たい場所となりました。バースだけだったらロンドン市内からバスで3時間くらい。列車だと1時間半で行けるのでそんなに遠くないものね。
今週末は湖水地方へ紅葉観察旅行です!