今日もきりっと、ウェストミンスター寺院。
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ロンドンに来てから痛感しているのは、「水ってこんなに違うんだ!」ということ。
ロンドンのお水は硬水~超硬水です。(←日本は一部の地域を除いて軟水)
硬水ってどういうことだかイマイチ分かっていなかった私。『地球の歩き方』に「ロンドンのお水は硬水なので、髪はパサパサ肌はガサガサ!」と書いてあったけど「…おぉ、それは大変だ。ちと憂鬱。。」としか考えていなかった私。
甘かった!大いに甘かった!
硬水をなめてはいけなかったのです。硬水にはカルシウムとマグネシウムが多量に含まれています。それがどういうことだかに気付いたのはロンドンに来てから間もなくのこと。。
まず、普通に手を洗っているだけでガサガサに乾燥するのです。もともと肌が弱いので「まー、空気が乾燥してるのね」としか思っていなかったのですが、そのうち手を洗う度に手が「痛い!イターイ!」と悲鳴をあげてるかのようにピキピキヒリヒリ痛んでくるようになりました。急激に荒れてくる手…。色々と調べていると、正体はやっぱり『水』らしい。水分中のカルシウムとマグネシウムが肌の栄養分を奪っていくのですって。…ハンドクリーム、常備。
そんな水で顔を洗う毎日。やっぱりお肌激荒れです
。乾燥、ピキピキ感、吹き出物(思春期の中学生と勝負できそう!)。もとから環境の変化やストレスに影響を受けやすい肌ではあるのですが、自分でも「おやまぁ、かわいそうに…
」という感じに。これも調べていくと、日本でするように朝晩バシャバシャ水で顔を洗ってはいけないということが判明しました。…なるほどー。ヨーロッパ系化粧品のクレンジングに拭き取り式が多いのは、お水の問題があるからなのね。これを機に私も洗顔方法を変えてみました。そしてお風呂上りは軟水ミネラルウォーターのVolvicで水道水除去!(←効果あるのか分からないけど、実験実験。。)でも敏感肌の私にはこれまで使ってた化粧品が使えないのはイタイです。来年の帰国までこのまま荒れ荒れだったらどうしよう…。
モチロン、影響があるのはお肌だけではありません。
ひゃぁ!と思ったのは部屋に備え付けの湯沸しポットを開けたとき。
決して汚いわけではありません。こまめに掃除しないとこうなっちゃうらしい(でもちょっとコワいのでこのポットは使わずにいます)。当然、水まわりも白くなるし洗った食器にも水滴がそのまま白く残ってしまいます。
こういう石灰の塊をこちらではlimescaleといいますが、このlimescaleが本当にクセモノ。水を使う家電が壊れてしまうらしく(スチームアイロン、洗濯機など)、洗濯の際にはlimescale preventerという水の柔軟剤を一緒に入れて洗濯しないといけないのですって(CMを見てると硬水の地域では平均4年で洗濯機が壊れる!と宣伝している)。…壊れたら大変、硬水は衣類も傷めるらしい、と聞いて私も早速使い始めました。
他にも、日本茶が美味しく入らない(私はお茶が好きなのでよい茶葉を使用してますが、「ん?」と思うくらい美味しくない…)、お茶の上にうすーい膜のようなものが張る、浴槽の石鹸カスがつきやすい、なんて現象も。あとは髪が抜けやすくなるとか、体内に結石が出来やすくなるなんて話も聞こえてきますがどうなんでしょう?ブリタのような浄水フィルターでろ過しても、絶対硬水はやっぱり硬水なんだそうです。紅茶は美味しく入るのだけどなぁ。それ以外にメリットが感じられないロンドンの硬水。。日本茶にはボルビックがいいみたい、と学びました。
ちなみにNYでの乾燥に懲りた私が日本で購入し、手荷物として持ってきた顔用のナノケア・スチーマー。。やっぱり硬水だと壊れるんですって。仕方なく、こわごわとVolvicを入れて使ってます。ロンドンでは日本で売ってる精製水が手に入らないので(薬局の人でも精製水の存在すら知らない人が沢山いることに衝撃を受けました)、やっぱりボルビックです。ミネラルウォーターが安くて良かった(笑)。
…こんな風に「Limescaleには酢で掃除!」とか「お風呂には必ず入浴剤を!」などと生活の知恵を調べていると、あっという間に時間がたってしまいます。引越荷物も早く片付けて倉庫に預けるものを選別せねば(←ロンドンのフラットは収納が限りなく少ない、という話もまたいずれ…)!
以上、お水の話でした☆