春の院展 三越日本橋店

2008年04月17日 | 美術
 おそまきながら行ってきました。
 本当に行っただけで、見る、鑑賞する(高尚な言葉)とは程遠かった。

 いつも思うのだが、三越での院展はあまりにひどすぎる。会場が変則的にまがりくねっている、照明はあかるいだけ、初入選や入選回数の少ない若手の作品は、催し物会場の境にあるし、壁という壁にただ並べているだけ。もともと美術館ではないので仕方ないけど、画家の方々は反発ないのかしら?
 三越でやる意味はいつかこのデパートの名前で売ってやるという傲慢な感じがどうも見え隠れする。いつかこの会場を離れて開催しないと、日本画のファンもおじさんおばさんばかりのあつまりになってしまって、見る側の若手が育たないと思う。

 三越ももっと配慮がほしい。(最近の絵画購買層は、30代も増えたというのに、もっと見せる側もアピールしないと)

 ともかく良くも悪くも、今回の注目は、
   同人から・・松尾敏男、 清水由朗、 宮北千織
   若手から・・川地ふじ子、佐藤美和子、武部雅子、東儀恭子、渡邊妙子

特に、渡邊妙子氏の人物は迫力があった。冬の情感がよく出ていたと思う。今後の活躍を期待したい。


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