１９日午前７時３５分頃、石川県輪島市の輪島港マリンタウンで、寄港していた海上保安学校（京都府）の練習船「みうら」を引航しようとしたタグボート２隻のうち、「第十二喜多丸」（１９トン）が高波を受けて転覆した。
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同船の船長の水谷一義さん（６３）（輪島市気勝平）と乗組員の広瀬若光さん（４６）（同市杉平町）が海に投げ出され、駆け付けた消防署員らが引き上げたが、２人とも死亡が確認された。
七尾海上保安部の発表によると、練習船は１８日から寄港し、この日は出港するため、２隻がロープで岩壁から引き離そうとしていたという。練習船や同海保の巡視艇などが捜索し、２人を岩壁の防波堤近くで発見した。
金沢地方気象台によると、事故当時、輪島市周辺の海上は強風波浪注意報が発令され、沖合の波の高さは２・５～３メートルでやや高く、風速１０メートルだったという。同海保で事故原因を調べている。
（2011年9月19日14時03分
読売新聞）
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