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剣客商売・秋山小兵衛宅、老朽化…取り壊しへ

2010-12-23 07:23:11 | 日記

数々のテレビドラマや映画で使われた「小兵衛の家」
 京都市内に残る最後のロケセットで、藤田まことさん主演のドラマ「剣客商売」や、公開中の映画「最後の忠臣蔵」などの撮影に使われた民家が近く取り壊されることになり、22日午後に最後の収録が行われる。
 老朽化とテレビ時代劇の製作減が理由だが、数々の時代劇を支えてきた“名脇役”の引退に、関係者から惜しむ声が上がっている。
 1998年、藤田さんが演じた剣客、秋山小兵衛が隠せいする江戸・鐘ヶ淵の居宅として、映画美術の第一人者、西岡善信さん(88)が設計。奥嵯峨の山中で、こけの生えた檜皮(ひわだ)ぶきの屋根、古びた障子戸に風情があり、人気ドラマ「鬼平犯科帳」にも登場した。
 最近では、来秋公開予定の映画「のぼうの城」の撮影で使われたが、今年2月に藤田さんが亡くなり、使用頻度は激減。屋根に穴が開いたり、土台が腐ったりと傷みが激しく、管理する松竹が取り壊しを決めた。テレビ時代劇の全盛時は、京都の各所に常設ロケセットがあったが、今ではここだけに。先日、セットに惜別の花を手向けたという西岡さんは、「風雨にさらされていい味になったが、老朽化も進んだ。仕方がない」と残念がる。
 21、22両日の最後の収録は、「剣客商売」出演者らが家の前で対談。小兵衛の妻・おはるを演じた女優の小林綾子さんは「思い出が詰まった場所。この景色が見られなくなるのが切ない」と話している。
(2010年12月22日15時03分
読売新聞)


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