○○坂上ピアノ教室○○

結婚を機に故郷札幌を離れ、ロンドン生活15ヶ月、現在は東京ライフを満喫中♪

年末年始 鑑賞備忘録2

2011-01-06 23:09:46 | ロンドン生活~音楽~
大晦日、大満足の『Les Miserables』

先日放送のドキュメンタリー番組(BBCの番組紹介ページ)によると、
25年前の公開当初、批評家達からはそれはそれは厳しい意見が相次いだそうです。

「アンドリュー・ロイド・ウェバーの寄せ集め」
「ごみ山の上のビクトル・ユーゴー」などなど(私の訳が間違っていたらごめんなさい

当時を思い出して語る製作者や初演メンバーの悲痛な表情といったら・・・
それが、今や四半世紀も続くロングラン公演♪

番組の中では、英語から翻訳され日本の帝国劇場やノルウェーで公開された時の様子も紹介されていました。

と、初心者の私がミュージカルについて語るのはとてもとてもお恥ずかしい限りですが、
元日にもう一本!!ロンドンでレミゼに続くロングランミュージカルといえば・・・

『The Phantom of the Opera』(Her Majesty’s Theatre)

後半の「Masquerade」は新年を祝う歌なので、この日にピッタリ

『オペラ座の怪人』はロンドンで二度目の鑑賞ですが、
やはりこれも日本では見たことがありませんでした

今回、主要人物のクリスティーヌもラウルも正規の役者さんではありませんでしたが、全く問題無しの実力
ラウル役の男性(←イケメン)、普段は警官の役を演じているとのこと。
役者の層の厚さを感じさせます。

そして肝心のファントム・・・
「ファントムの歌、ちょっと少ないのでは?」と思わせるほどの美声を聴かせてくれました


ところで、『オペラ座の怪人』といえば、あの豪華なシャンデリアですが、
休憩中や終演後のシャンデリアの写真撮影は厳禁らしく、見張りのスタッフがいました

日本では、ホール内での写真撮影はどこでも厳しいものですが、
ロンドンでは比較的ゆるい所が多いので(もちろん演奏中は控えます)少し驚きました。


その有名なシャンデリアが落下するシーンですが、
2004年の映画版『オペラ座の怪人』とミュージカルとでは、違う場面で起こるのですね!

実はもう一つ、映画版のDVDを見ていて気がついたことがあります。
あるシーンでクリスティーヌの亡くなった父親の写真が出てくるのですが、
その人物に見覚えがありました。

現在公開中、オペラ座の怪人の10年後を描いた『Love Never Dies』のファントム役でもあり、
『レ・ミゼラブル25周年記念コンサート』のアンジョルラス役でもあったRamin Karimlooさん・・・
ではないかと思います。

彼は、過去にラウル役やファントム役も演じていた役者さんだそうで、
ミュージカル界からの一種のカメオ出演だったのかもしれませんね


と、やっぱりまだミュージカルについて語るのは気恥ずかしい新参者ですが、
色々と書いてしまいました
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


オマケ写真

ネルソン提督見下ろすトラファルガー広場で皆が待っているものは??


Happy New Yearの花火でした


~追記~
記事投稿後に思い出したことがあったので書きます

映画版『オペラ座の怪人』ですが、ミュージカルにはない音楽が足されていて、
そのメロディが先ほど書いた『Love Never Dies』にも使われているのではないかと思います。

次回は、オペラ『タンホイザー』鑑賞記!
年末年始 鑑賞備忘録3につづく・・・・