○○坂上ピアノ教室○○

結婚を機に故郷札幌を離れ、ロンドン生活15ヶ月、現在は東京ライフを満喫中♪

Play Me, I’m Yours

2011-07-12 20:20:50 | ロンドン生活~音楽~
クラリネット吹きの友人と楽譜を持ち寄って初合わせ



黒鍵が所々なかったり、ピッチが低すぎたり、出ない音があったり・・・

それでも場所を変え2ヶ所で1時間半ほど、風に吹かれながら、楽しく演奏してきました!



拍手をしてくれた男性はロマンティックなバロック弾きさんでした。

http://www.streetpianos.com/london2011/

鑑賞備忘録~番外編~

2011-07-05 19:13:30 | ロンドン生活~音楽~
先月、2つのコメディ作品を見てきました。

その日は、気ままにレスタースクエアの「tkts」へ。
当日券を半額ほどの値段で手に入れられます



たくさんの演目から選ぶことができたので、
迷いに迷って選んだのは・・・


まずマチネに、もう一度見たかった『PRISCILLA』!(過去の記事はコチラ

70~80年代のヒット曲にのせて、ドラァグ・クイーンのド派手でセクシーな濃~い舞台
ちょっとお下品だけど、カラフルな衣装が大好きです


そして、夜には・・・

コメディ劇『The 39 Steps

この舞台、ミュージカルではありませんが、
夫が一度見に行っていて、どうしても私を連れて行きたかったそうです。

ピカデリー・サーカスのエロス像の目の前なので、
ロンドンにお住まいの方は誰もが看板を目にしたことがあるのではないかと思います。

日本でも上演されていたというこのコメディ、
ヒッチコックの映画がベースになっています。

舞台はロンドンとスコットランド。
人生に辟易していた一般人男性が殺人事件と国家を揺るがすスパイ騒動に巻き込まれていく様子を
たった4人の役者陣が最後までコミカルに演じ通します。

言葉が多少わからなくても、動きを見ているだけで大笑い、
その上、なんとなくストーリーもわかってしまうのが、このコメディの魅力(?)。


もし、エロス像の前を通るたびに気になっていた方はぜひ劇場へ

Play Me, I’m Yours ~下見編~

2011-06-27 15:53:36 | ロンドン生活~音楽~
昨年弾きそこね、ずっとリベンジしたかったイベントが、
ついに今年も始まりました!

Play Me, I’m Yours: London 2011


シティを中心に、アップライトピアノが野外の各所に登場。
自由に演奏して良いとのこと。


今日は下見ということで、まずはモニュメントへ

ロンドン大火記念塔

そのふもとには・・・

お昼休憩を満喫するシティで働く人々とピアノ!


皆様の憩いの時を乱さぬよう、バッグを小脇にはさみ、
立ったまま、小さな音でしばらくポロポロと弾いてみました。

結果


指が黒くなりました(笑)


他にも、タワー・ブリッジをのぞむロケーションや、

(ペイントしたてで、まだ準備中

セント・ポールにも設置。


これからが楽しみです

今月の鑑賞備忘録3

2011-06-27 15:39:45 | ロンドン生活~音楽~
ロイヤル・オペラ 『マクベス

マクベスとは、11世紀に実在したスコットランド王
シェイクスピア四大悲劇の一つ。

このオペラを作曲したヴェルディは、当時、
イタリア語に訳され始めたシェイクスピアの戯曲に相当いれこんでいたそうです。


実はこのオペラ、昨年春、物語の舞台スコットランドで
一度だけ見たことがあります。


エディンバラの劇場


その日、旅行で訪れたエディンバラのホテルで

「今晩あるのは・・・チキ・チキ・バン・バンか、マクベスだね。」

と教えてもらい、単純に消去法で決まったマクベス。


劇場に着き、いざ幕が上がってみると、衣装も演技もなんとな~くチープ、
手作り感たっぷりの市民団体による舞台でした。

よっぽど札幌の市民団体のオペラの方がずっと・・・とも思いましたが、
歌を愛してやまない人達が力を合わせて舞台を作り上げるモチベーションは万国共通

そして、この日のマクベス役は初老の男性。
最後のアリアの一番の見せ場で声がひっくり返ってしまったりと、
この舞台、色々な意味で終始楽しませてもらいました。


・・・と、前置きが長くなりましたが、
今回のロイヤル・オペラのマクベス、特筆すべきはソプラノ殺しと称されるマクベス夫人。

まだロイヤル・オペラデビューしたばかりのLiudmylaさん、
抜群の声量とテクニック、強欲な悪女の仕草、目つきは、会場全体の視線を独り占め。

気づけば、私も英語字幕を追うのを忘れてしまうほど、
「マクベス」の世界にぐいぐい引き込まれていきました。


一方、マクベス役の歌手はイギリス人、
とても50代とは思えないイケメン男性でした

終盤に向け、マクベスの運命とは反比例、演技もアリアもどんどん輝きを増し、
最後には、階段から崩れ落ち、口から泡を出して倒れるさまは、俳優も真っ青!


ところで、このオペラには有名なテノールのアリアがあり、それを聴いていると、
日本でよくイタリア・オペラのレッスン伴奏をしていた頃が懐かしくなりました。

あの頃は、送られてくる楽譜の山に追われ、
そのオペラについて深く掘り下げる時間もなくレッスンに出掛けていました。


今なら、「あっ、あのアリア、こういう曲だったんだ・・・」と思う瞬間が多く、とても幸せです。


今回のマクベスで、ロンドンのオペラは見納めかなと思っています。

こちらに来て、シェイクスピアについて知れる機会も多く、
そして最高のオペラも鑑賞でき、まさに夢のような日々でした

(※まだ帰国の詳細が決まったわけではありません

今月の鑑賞備忘録2

2011-06-21 20:58:59 | ロンドン生活~音楽~
今月は、2週連続でロイヤル・オペラを見てきました。

まずは、ローマでの舞台巡りで準備万端、プッチーニの『トスカ』!
(↑日記はコチラから)



序曲が始まってすぐに、「今日は何かが違う・・・」と直感的に思わせるほど、
ロマンティックすぎるくらいのオーケストラに一瞬にして心を奪われました。
指揮はパッパーノ氏。

音楽のなせるわざ・・・なのでしょうか、
第2幕、第3幕と思わず涙がこぼれてしまいました。
(こんなこと初めて!)

トスカ役の歌手は古き良き歌声でとても心地よく、美人。
嫉妬深いトスカを表情豊かに演じていました。

影の主役、宿敵スカルピアは悪の存在感たっぷり、
トスカの恋人カヴァラドッシも美しく流れるようなテノール。


この日は、午前中にローズ・クリケット・グラウンドをガイドツアーで巡り、

(メディアセンターからの眺め)

そして午後には、チケット発売時に予約して長いこと楽しみにしていた
「ミロ展」(テート・モダン)に行ったりと、慌ただしい一日。

(私達夫婦はミロの大ファン!)

そんな一日の疲れを忘れさせてくれた『トスカ』。
素晴らしい歌手陣に、豪華な舞台セット、
その中でもオーケストラの演奏は特に印象に残るものでした。