
国会前庭の緑地帯の北側地区内を散策していきます。北側地区は「憲政記念館」の敷地と一体化されていて、後ほど建物周辺をうろうろしていきます。

北側地区の噴水庭園内を散策していきます。この日は大変寒かったので、国会前庭の緑地帯の中は人通りもなく閑散としていました。

噴水池の水面も凍りついていました。

噴水池前から憲政記念館方向を撮影しました。厳密には、憲政記念館も国会前庭の緑地帯の中に建てられています。

噴水池脇に建っている高さ31.5メートルの時計塔を撮影しました。塔は三角形(三面)で、これは立法、行政、司法の三権分立を表したものです。

噴水広場周辺は丘陵地帯の高台となっていて、東端部からは皇居周辺を見渡すことが出来ます。休日だったので、三宅坂の交通量も少なかったです。

桜田濠の水面と、皇居の広大な緑地帯の奥には、東京駅周辺の高層ビル群が広がっているのが見えます。

東京駅周辺の高層ビル群をズームで撮影しました。枯れ木となっている街路樹の木々越しに、桜田門の石垣や真っ白な漆喰が小さく見えました。

緩やかな上り坂となっている「三宅坂」を見下ろして撮影しました。歩道を走っている皇居ランナーの人たちの姿が目立ちます。

坂上である半蔵門交差点の海抜はおよそ23メートルで、桜田門交差点(海抜8メートル程度)に至る1.2キロメートルの区間はおおむね下りの傾斜区間が「三宅坂」と名付けられています。

三宅坂に沿うように、首都高速都心環状線の地上開削区間が設置されています。ここは霞が関トンネルと、千代田トンネルの間の区間となっています。

この先の千代田トンネル内において、都心環状線から4号新宿線が分岐合流している「三宅坂ジャンクション」が設置されています。

人の気配が全くない憲政記念館の裏側周辺を散策していきます。歩いていて始めて気が付きましたが、この国会前庭内には多くのソメイヨシノの木々が植えられているのですね。4月の時期にまた訪れてみたいです。

憲政記念館は日本の議会政治に関する展示施設であり、建物内には企画展示室や議場体験コーナー、国会の仕組みを学べるコーナーなどが設置されています。

1960年に建てられた尾崎行雄(衆議院名誉議員)を記念する「尾崎記念会館」を母体に、1970年の日本における議会政治80周年を記念して設立され、2年後の1972年に開館しました。

尾崎行雄は日本の議会政治の黎明期から戦後に至るまで衆議院議員を務め、当選回数・議員勤続年数・最高齢議員記録と複数の日本記録を有することから「憲政の神様」「議会政治の父」と呼ばれています。

憲政記念館の敷地内を出て、国立国会図書館や最高裁判所方向へ向かいます。
