緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

10月の日本橋:日本銀行本店と常磐橋(ときわばし)交差点

2013年10月29日 13時18分47秒 | 中央区全域・銀座


三井本館の裏側に広がっている「日本銀行・本店」の敷地の脇を通り抜けていきます。日本橋地区のメインストリートである中央通り(国道17号線)から一歩、路地裏へ入った場所であり、周辺は金融機関やオフィスビル街となっています。




日本銀行本店は、手前側に建っている「本館」、隣接して建っている「別館」、背後の高層ビル「新館」の三つの建物群から構成されています。この日は祝日だったので、本館周辺は人通りもなく閑散としていました。




本館の建物を見上げて撮影しました。明治時代中期に建てられた当時の建造物らしく、重厚感が漂うデザインとなっています。設計者は東京駅丸の内駅舎などで実績のある辰野金吾氏です。




設計は辰野金吾で、ベルギー国立銀行を参考に1896年(明治29年)の2月竣工しました。1891年(明治24年)に発生した濃尾地震の教訓から、高橋是清の指示で建物上部を軽量化し耐震性を高めることを決定、2階3階は煉瓦造石貼りに変更されています。




日本銀行は、日本銀行法に基づく財務省所管の認可法人であり、日本の中央銀行です。「銀行の銀行」との異名も持ち、私達日本国民が買い物などで日常的に使用している紙幣「日本銀行券」を発行しています。




普段は本館の建物前には警備員さんが立って監視をしているのですが、この日はひとりもいませんでした。




本館の敷地前から西側(常磐橋側)を撮影してみると、大手町地区の高層ビル群が見えました。日本銀行本店のある日本橋本石町地区と大手町地区は、意外と近い距離なのですね。




政策金利(旧・公定歩合)操作、公開市場操作、支払準備率操作等の手法により金融政策を実施し、通貨流通量を調整することで物価と国民経済を安定させる、そして日本銀行の当座預金を使って銀行などの金融機関同士の取引の決済を行うなどの役割もあります。




「外堀通り・常磐橋交差点」前にやってきました。目の前には都心環状線の高架橋と、大手町地区の高層ビル群が広がっています。ちなみに正面に見える「日本ビルディング」は、ドラマ「半沢直樹」の世界に出てくる「東京中央銀行京橋支店」のロケ地として登場しました。




2012年12月に就任した安倍首相の経済政策「アベノミクス」の第1の矢である「大胆な金融政策」の中で、主導的な役割を果たしたのが日銀です。バブル崩壊以降の20年間における不況の最大要因をデフレと捉え、デフレ脱却を目指すべくインフレターゲットの導入を決定します




常磐橋から「日本橋三井タワー」を見上げて撮影しました。




これまで独立性が重視されてきた日銀に対して、日銀法の改正も視野に入れた上で2パーセントの物価目標を掲げるよう働きかけ、その目標が達成されるまでは無制限の量的緩和策をとることを決定しました。




常磐橋交差点から撮影した日本銀行本店の全景です。安倍首相が総理大臣になってからそろそろ1年目になりますが、確かに株価は上がり、円安によって輸出企業が息を吹き返してきました。この先はどうなっていくのでしょうか?




日本橋川に架橋されている「常磐橋」を渡って大手町地区へ向かいます。ここから中央区・日本橋本石町地区から、千代田区の大手町地区へ入っていきます。




前方には大手町地区の「大手町フィナンシャルシティ」のツインタワーが綺麗に見えました。




JR東北・上越新幹線、在来線の高架橋の下を通り抜けていきます。




ガード下をくぐり抜けると大手町地区の高層ビル街に到着しました。これで10月の日本橋の散策は終わりです。



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月の日本橋:「半沢直樹... | トップ | 開業後のオーテモリ:1次竣... »
最新の画像もっと見る

中央区全域・銀座」カテゴリの最新記事