
クリスマスのイベントが実施されている「SACAS広場」前から一度引き返して赤坂の繁華街寄りの地点へ一度戻ろうと思います。アネックス1のTBSショップの行列とも合わせて、この日の赤坂サカスの敷地内はいつもより人が多い気がしました。

クリスマスイルミネーションの装飾が施されている目抜き通りを歩いて赤坂の繁華街方向へ戻ることにします。夕刻の時間帯になると、一体どんなイルミネーションが光り輝くのか気になりますね。

かつてこの場所には赤坂メディアビルという名前の建物が1961年から2003年まで立地していました。TBS(当時の株式会社東京放送)が所有していたビルで、1994年以降同ビルに対して使用されていた名称です。1994年までは通称「TBS本館」と呼ばれ、本社オフィス・ラジオスタジオ・TBSホールなどを擁していたのです。

赤坂Bizタワーのオフィス専用エントランス前に戻ってきました。これからBizタワー北側に伸びている「さくら坂」を散策していきます。東京地下鉄千代田線の赤坂駅と直結した場所なので人通りが多かったです。

オフィス専用エントランス脇に建っているのが「赤坂Bizタワーアネックス2」です。こちらもアネックス1と同様に飲食店などが数多く入居しています。

赤坂Bizタワーアネックス2の脇から丘陵地帯の高台方向に伸びている「さくら坂」を散策していきます。こちらのさくら坂も桜並木が坂上まで続いているのですが、12月の現在は枯れ木の散策道となっています。

桜坂は実際に散策してみるとかなりの急坂となっていて、この坂の存在が山の手の住宅密集地と、低地の繁華街の境目となっていることがわかります。

12月の中旬であるのに、まだ紅葉が続いている木々が残っていることに少し驚きました。この坂は一日を通して赤坂Bizタワーの高層ビルの影に隠れていて、日照が少ない場所であることが原因なのでしょうか。

六本木ヒルズや東京ミッドタウンなど、港区内の再開発地域は坂の斜面に街が形成されている場合が多いと思います。

4月の散策だと満開の桜のトンネルとなっているのですが、枯れ木の散策道もなかなか風情がありますね。

斜面の上に形成されている赤坂サカスの山の手の箇所にはTBS放送センターと、住居区間である「赤坂 ザ レジデンス」のタワーマンションが建っています。

赤坂Bizタワーに隣接して設置されている結婚式場の「赤坂アプローズスクエア」です。桜並木の坂道に面した結婚式場というのもなかなかいいですね。この日は業者の人たちによって改装工事が行われていました。

振り返って赤坂の繁華街方向を撮影してみました。赤坂サカスの敷地の北側は閑静な住宅街となっていました。

さくら坂の坂下周辺の散策道には河津桜、アーコレード、山桜などの種類の桜の木々が植えられています。4月の上旬の時期にもう一度ここへ来てみたくなりました。

坂下周辺に植えられている河津桜などは3月の上旬くらいから咲き始めるそうです。

次回の記事では再びサカス坂の桜並木道を坂上から歩いていきます。

赤坂の繁華街と、山の手の閑静な住宅密集地の間に位置するのが「さくら坂」なのです。