
晴海客船ターミナルから東京駅行きの路線バスに乗っていたのですが、急に月島周辺を歩いてみたくなり、路線バスを降りてみました。10年ほど前と比較すると高層タワーマンションや中層マンションが増えていて、景色が激変しつつある勝どきや月島地区を散策してみたいと思います。平坦な地形がどこまでも続いている市街地の散策は久しぶりです。

「晴海アイランドトリトンスクエア」前の晴海通りに架かっている歩道橋の上から勝どき方向を撮影してみました。2000年代初頭に東京都営地下鉄大江戸線が全通し、勝どき駅が開業してからマンションの建設ラッシュが始まったのです。

晴海の埋立地と、勝どきの埋立地をつないでいる晴海通りの「黎明橋」です。黎明橋の下には「朝潮運河」という名前の都市運河が流れています。晴海通りは、現在は豊洲方面までつながっているので交通量が非常に多かったです。

晴海通りをしばらく歩いていると前方に2棟の高層タワーマンションが見えてきました。左側が平成22年(2010年)に竣工した「勝どきビュータワー」、右側が平成23年(2011年)に竣工した「アパートメントタワー勝どき」です。

晴海通りと清澄通りが交差している「勝どき駅前交差点」です。この交差点の真下に東京都営地下鉄大江戸線の勝どき駅の施設があります。この交差点周辺を中心に勝どき地区は発展しています。

勝どき駅前交差点から清澄通りを月島方向を向いて撮影してみました。この後、勝鬨橋を見に行ったあとに清澄通りを北へ向かって歩き、月島へ向かいます。清澄通りも晴海通りと同様に交通量が非常に多かったです。

高さ193メートルを誇る「勝どきビュータワー」のタワーマンションを見上げて撮影しました。都営大江戸線勝どき駅の目の前に位置し、東銀座まで歩いて15分ほどで行ける場所に建っています。

しばらく歩いていると前方に勝どき橋が見えてきました。この橋を渡れば勝どき地区から築地地区へ向かうことができます。

勝どき橋は数多くの船舶が航行している墨田川に架橋されています。そのため勝鬨橋の橋桁は水面から高い場所に設置されていて、晴海通りも勝鬨橋の手前で緩やかな上り坂になっているのがわかります。

勝どき橋の左岸側に到着しました。この橋は可動橋として設計されているなど見所が多いのですが、渡る前に隅田川の川岸の遊歩道へ寄ってみたいと思います。

左岸側から撮影した隅田川ですが、この日は比較的風が強かったので水面全体が波打っていました。たまに水上バスなどが航行していきますが、そのたびに岸壁に波が打ち上げられていきます。対岸に見えるのは「東京都中央卸売市場築地市場」の広大な敷地と、汐留シオサイトの高層ビル群です。

築地市場の敷地の隅田川側には岸壁が整備されているのですね。背後の汐留シオサイトの高層ビル群も、この日は空気が非常に綺麗だったため綺麗に撮影することができました。

築地市場の南側に広がっている浜離宮庭園の奥には東京タワーも綺麗に写っていました。

左岸側から撮影した勝どき橋の可動部分です。船の往来に合わせて、可動部分が上方に上がる構造になっているのですが、船舶輸送からトラックなどの陸上輸送へとモーダルシフトが起こった高度経済成長期に動くことはなくなったのです。

離れた場所から見てみると、二つのアーチ橋と可動部分の橋桁で構成されている非常に美しい外観の橋となっています。橋の名前の由来は明治38年(1905)の日露戦争の旅順陥落を祝って有志が「かちどきの渡し」という渡し船の施設を作ったのが由来です。

建設当時は隅田川を航行する船舶が多かったのです。このため陸運よりも水運を優先させるべく、3000トン級の船舶が航行することを視野に入れた可動橋として設計され、跳開により大型船舶の通航を可能としました。高架橋とする案もあったが建設費が安く済むため、可動橋案が選定されました。

早速勝どき橋を渡ってみたいと思います!!!

晴海通りと清澄通りが交差している勝どき駅前交差点が地図の中心点となっています。都営大江戸線が開通する以前は鉄道が通っていなかったのですが、開通後は便利になったので一気に開発が進みました。