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緑の、東京ブログ

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

初夏の大阪:新緑眩しい御堂筋を散策する PART3

2013年06月01日 09時00分00秒 | 近畿地方の散策


大丸心斎橋店本館の南館と北館の間にある「御堂筋大丸前交差点」前にやってきました。この交差点の名前は、2009年10月までは「大丸そごう前交差点」という名前だったのですが、現在の名前に変更された経緯があります。




大丸心斎橋本店の道路を隔てた北側にはかつての「そごう心斎橋本店」の百貨店の建物が建っていたのです。20世紀末の株式会社そごうの経営破たんに伴って一度は閉店に追い込まれた経緯があります。




長らく親しまれていた「そごう大阪店」の建物は1935年に完成し、アールデコ様式で村野藤吾の設計によります。閉店後の2003年に解体されて、跡地には新しい建物が建設されました。




「そごう再生のシンボル」との位置づけで2005年9月にそごう心斎橋本店として新装開店したのですが、その後も客足は伸び悩み、最終的には大丸心斎橋店に売却されることになったのです。




御堂筋大丸前交差点周辺のイチョウ並木道も、綺麗な新緑に覆われていました。百貨店の開店時間の直前の時間帯だったのですが、そんなに人通りは多くはありませんでした。




御堂筋大丸前交差点の西側にはファッションビルの「OPA(オーパ)心斎橋」の建物が建っています。




2000年の12月末にそごう大阪店が閉店した後も「そごう大丸前」の名前はずっと変わらなかったのですが、大丸によってそごうが買収された後には、すぐに交差点の名称が変更になった経緯があります。




「御堂筋鰻谷交差点」を渡って行きます。前方に御堂筋と長堀通りが交差している「新橋交差点」が見えてきました。




クリスチャンディオールなどの海外の高級ブランドショップが多数入居している「エトワール心斎橋ビル」の脇を通り抜けていきます。この界隈には百貨店、専門店、高級ブランド店などが集積していて、東京で言えば銀座の街並みと雰囲気がものすごく似ています。




御堂筋と長堀通りが交差している新橋交差点の真下には大阪市営地下鉄御堂筋線や長堀鶴見緑地線の心斎橋駅が設置されています。地上周辺だけでなく、地下街「クリスタ長堀」にも多数の専門店街が形成されているのです。




元々この場所には「長堀川」という名前の都市河川が通っており、御堂筋の「新橋」という名前の橋が架橋されていました。新橋が架橋されたのは昭和以降なのです。




大阪市による都市計画に基づいた地下鉄一号線(現在の大阪市営地下鉄御堂筋線)の建設と淀屋橋筋(→御堂筋に名称変更)の大幅拡幅に合せ、昭和9年(1934年)にこの場所に橋が架橋されたのです。




新橋交差点を通る御堂筋や長堀通りはどちらも交通量が大変多く、交差点周辺は常に渋滞しているのです。




交差点から長堀通りを撮影してみました。昭和39年(1964年)に長堀川が埋め立てられ、橋は撤去されました。長堀川の跡に長堀通が整備され、新橋のあった場所は新橋交差点となったのです。




都市河川を埋め立てられた名残として、広大な道路幅を誇る長堀通りの真下には大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線のトンネルや心斎橋駅施設、そして単体地下街面積が日本一である「クリスタ長堀」が整備されています。



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