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Pianist 池田みどり

ピアニスト池田みどりの四苦八苦をまるごとお見せします。
http://www.hi-ho.ne.jp/~midopi/

健康と病気の間~予防医学について考える

2010-07-06 | 医療
 「自分は健康だ!」と言い切れる人はどれだけいるでしょうか?病院に行くほどじゃないけど、なんとなく疲れやすい、睡眠不足だなど、ひとつやふたつは悩みがあるのが、普通です。わかっちゃいるけど、そんなに睡眠時間は取れない・・・本音ですよね。そんなもんは、気力でもたせるさ!っていう頑張り屋さんもいます。

 病院にはなるべくお世話になりたくないし、こんな中途半端な状態じゃ、病院に行ってもお医者さんに相手にされないだろうし・・・。そんなとき、気軽に相談できる人がいるといいなぁって思います。医療ネットワークに関わるようになり、医療にかかる以前の予防医学について、もっとスポットが当てられていいのではないかと、考え至るようになりました。

 患者となる人が、自分で自分の健康を管理することは当たり前の話だとしても、さて、どうやって健康管理をしたらよいのかが、実ははっきりわかりません。『正しい食事、充分な睡眠、適度な運動』と言っても、三食を自分でコントロールして食べることは勤め人の場合、まず不可能です。ストレス満載の仕事から解放されて、友人達とのコミュニケーションをとるために美味しいお酒を飲む。これって何より楽しい時間ですが、そんなこんなするうちに、睡眠時間はすっかり削られちゃう。ましてや、仕事以外でもいろいろと活動する人も増えていますから、家に帰ってからのメールチェックや作業やらで、あっという間に真夜中になってしまいます。ジムに行ける時間やお金があるのは、ラッキーパーソン。家で軽い運動をする時間さえなかなか取れなかったりします。

 さて、どうすればいいんだろう。どんどん疲れが溜まっていってるのは、重々承知。実は、貴方の身体は貴方の無理に応えようと必死になってるんです。もっとも手軽なのが、不足しがちな栄養を補充し、体のシステムを正常に戻す手伝いをしてあげること。

 米国や海外では、病院で薬以前の栄養サプリメントの投与を薦めますが、今の日本の医療システムではサプリメントの指導はほとんどの病院ではできません。サプリメントのエビデンス(検査証明)は多くあるものの、医療レベルではありません。少なくとも、保険対応にはなりません。

 こうなると、自分に管理するしかありませんが、管理するためには、まず正しい知識を、信頼できるところから得ることだろうと思います。講習会やセミナーなど、案外無料で良心的なものもあります。少しずつ勉強しようって、私は思ってます。

チーム医療について考える

2010-07-04 | 医療
 今日、『かまくら乳がん甲状腺センター』の土井卓子先生をインタビューさせていただきました。土井先生はこのセンターでチーム医療を実践されています。このことについては、後日、インタビュー記事をご紹介します。 チーム医療とは、医師だけでなく看護師・薬剤師などが、それぞれの専門を活かしながら、患者さんを多方面からサポートをするシステムです。ここでは医師も看護師も薬剤師も同等の立場です。

 このチーム医療を積極的に推進しているのが、米国でNO.1がんセンターといわれるM.D.アンダーソンがんセンターです。ここでは多くの研修生を受け入れており、チーム医療の現場を体験できます。ここの腫瘍内科医であり教授である上野直人先生の「最高の治療を受けるための患者学」という著書は、先日ご紹介しました。上野先生は特にこのチーム医療の教育に力を入れておられます。

 M.D.アンダーソンがんセンターで、この研修を受けた慶應義塾大学医学部6年の村上 紘一さんのレポートを読ませていただきました。ここでのチーム医療がよくわかる内容です。ぜひご覧ください。
http://www.teamoncology.com/about/pdf/MDA_SpecialReport_Murakami_Koichi.pdf
 ツイッターでは、このレポートに対し、、「コミュニケーションの大切さを改めて知った」というコメントが寄せられました。

 現在の日本の医療崩壊については、懸念されるところです。日本の医師は過剰労働を強いられています。36時間体制というシフトさえ当たり前のように行われているようです。そんな状態でも、医師はすべてを判断し、看護師や薬剤師に指示を与えなければならず、そしてミスも許されない。あまりにも過酷な条件を私たちは医師に求めていないでしょうか?チーム医療は、医師の負担を軽減する上でも、さらにそれぞれの分野の知識を結集し、お互いにそれを吸収しあう上でも、ひじょうに有効だと、私は思っています。その上で、患者と医師、医療チームとのコミュニケーションは、根幹を成すものでしょう。

 素人としての意見ではありますが、このチーム医療、そして患者自身の患者力・・・それがこれからの医療にもっとも必要な形のように思います。

 ※このレポートについてはご本人の許可を得た上で、ご紹介しています。
 ※『患者さん中心のがんチーム医療のために:チームオンコロジー.Com』
http://www.teamoncology.com/ 

【第2回乳がんシンポジウム@横浜】お申し込み方法

2010-06-22 | 医療
  7月10日(土)に開催の【BCネットワーク 2回乳がん シンポジウム@横浜】ですが、おかげさまで好評なようです。チラシを配っていても、多くの方が乳がんを経験するお友達やご家族がいるのに、びっくりです。 ひとごとではない、乳がんについて、正しい知識を身につけるためにも、ぜひ専門家から直接、話を聞いていただきたいと思います。

【BCネット「第2回乳がんシンポジウム@横浜」開催のお知らせ】
乳がんを通して患者力を高めよう~NYから講師を迎えて

米国在住日本人乳がん患者の非営利団体である BCネットワークが、インタラクティブな乳がんシンポジウムを提供いたします。
ニューヨーク大学 乳腺外科部長のシュナベル先生(Dr.Freya Schnabel)の基調講演、 パネルディスカッションでは日本での患者と医師のより良い関係の構築、患者力を高める方法について討論していただきます。
※Dr.Freya Schnabel:ニューヨー ク・コロンビア大学病院乳腺外科部長。患者さんと協力して大学内に患者啓発非営利団体(Woman at risk) を創設された功績を持つ。

●開催日 : 2010年.7月10日(土)
●場所 :はまぎんホール ”ヴィアマーレ”JR・横浜市営地下鉄線 桜木町駅下車 動く歩道利用5分みなとみらい線 みなとみらい駅下車「クイーンズスクエア連絡口」「けやき通り 口」より 徒歩7分
●時間 : 13:00 ~17:00
●参加費用 : 1000円(ぜひご予約ください)
●主催団体 : BCネットワーク(Young Japanese Breast Cancer Network)
●共催団体 : 湘南記念病院 乳がん甲状腺センター.ジャムズネット東京
●司会 : 関根 友実 (元朝日放送所属アナウンサー & 医療を支える関西オカンの会代表)

【プログラム】
●ごあいさつ:土井 卓子先生(湘南記念病院 乳がん甲状腺センター長)
●仲本 光一先生:(外務省医務官、ジャムズネット東京代表 )
● 基調講演 : Dr. Freya Schnabel (NYU Cancer Institute-NYU Clinical Cancer Center)(乳腺外科部長 & ニューヨーク大学外科教授)
●パネルディスカッション:司会福田 護先生(聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンター院長、聖マリアンナ医科大学外科学特任教授 乳腺・内分泌外科)石川 孝先生(横浜市立大学付属市民総合医療センター乳腺甲状腺外科部長石山 暁先生( 横浜市立病院 がん検診センター診断担当部長 乳腺外科長 )
●テイラーメイドの乳がん治療:山内 英子先生(聖路加国際病院ブレストセンター 乳腺外科医長)
●乳がん患者さんへの代替/統合医療からのサポート提案::白田 正樹氏((株)サン•メディカ創立者/代表)
●ワークショップ1)がん術後のリハビリエクササイズ:大木 麻梨子氏(乳がんサバイバー、リンパ浮腫対策委員会代表)
ワークショップ2)乳がん治療時の化粧法:山崎 多賀子氏(乳がんサバイバー、 美容ジャーナリスト)
●演奏会/懇親会●しこり入りのブレストモデル模型体験コーナー
●詳細はBCネットワークジャパンをご覧ください。http://bcnetworkjapan.org/
●お申し込みはこちらからどうぞ
ネット予約http://bcnetworkjapan.org/cn16/pg123.html
メールでの予約LinkIconpost@bcnetwork.org
お電話での予約LinkIcon050-5806-7496
メール・お電話ともに、お名前、お電話番号とお住まいの県と市をお知らせください。当日満席となりましたら,入場をお断りする事もございます。

●参加できないという方には7月10日以降、ネットで見ることができます。
生中継(リアルタイム)  http://www.ustream.tv/channel/yokohama-tv
録画(オンデマンド) http://eyevio.jp/channel_movies/bookmark_290128

【BCネットワークジャパン 第2回乳がんシンポジウム@横浜】

2010-06-09 | 医療
 事務局をつとめる医療ネットワーク『ジャムズネット東京』の2回目の協力イベントをお知らせします。主催の『BCネットワーク』代表の山本眞基子さんのご指示のもと、どのように医療イベントを開催していくかを勉強させていただいております。
 イベント内容がいいこともあってか、チラシがあっという間に足りなくなってしまうほどです。これだけのメンバーはなかなか集まらないのではないかと思います。

【BCネットワークジャパン 第2回乳がんシンポジウム@横浜】
乳がんを通して患者力を高めよう~NY から講師を迎えて

米国在住日本人乳がん患者の非営利団体である BC ネットワークが、インタラクティブな乳がんシンポジウムを提供いたします。ニューヨーク大学 乳腺外科部長のシュナベル先生の基調講演、 パネルディスカッションでは日本での患者と医師のより良い関係の構築、患者力を高める方法について討論していただきます。
※Dr.Freya Schnabel:ニューヨー ク・コロンビア大学病院乳腺外科部長。
患者さんと協力して大学内に患者啓発非営利団体(Woman at risk) を創設された功績を持つ。

●開催日 :2010 年7 月10 日(土)
●場所 :はまぎんホール ”ヴィアマーレ”
JR・横浜市営地下鉄線 桜木町駅下車 動く歩道利用5分
みなとみらい線 みなとみらい駅下車「クイーンズスクエア連絡口」「けやき通り口」より 徒歩7分
●時間 :13:00 ~17:00
●主催団体 :BC ネットワーク(Young Japanese Breast Cancer Network)
●共催団体 :湘南記念病院 乳がん甲状腺センター.ジャムズネット東京
●司会 :関根 友実 (元朝日放送所属アナウンサー & 医療を支える関西オカンの会代表)

【プログラム】
●ごあいさつ:土井 卓子先生(湘南記念病院 乳がん甲状腺センター長)
●ごあいさつ:仲本 光一先生(外務省医務官、ジャムズネット東京代表 )
● 基調講演 : Dr. Freya Schnabel
(NYU Cancer Institute-NYU Clinical Cancer Center)(乳腺外科部長 & ニューヨーク大学外科教授)
●パネルディスカッション:
福田 護先生(聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンター院長、聖マリアンナ医科大学
外科学特任教授 乳腺・内分泌外科)
石川 孝先生(横浜市立大学付属市民総合医療センター乳腺甲状腺外科部長)
石山 暁先生(横浜市立病院 がん検診センター診断担当部長 乳腺外科長)
●テイラーメイドの乳がん治療:
山内 英子先生(聖路加国際病院ブレストセンター 乳腺外科医長)
●乳がん患者さんへの代替/統合医療からのサポート提案:
白田 正樹氏(株)サン•メディカ創立者/代表)
●ワークショップ
1)がん術後のリハビリエクササイズ:
大木 麻梨子氏(乳がんサバイバー、リンパ浮腫対策委員会代表)
2)乳がん治療時の化粧法:
山崎 多賀子氏(乳がんサバイバー、 美容ジャーナリスト)
●演奏会(森美紀子・池田みどり)/懇親会
●しこり入りのブレストモデル模型体験コーナー

※ 詳細はBC ネットワークジャパンをご覧ください。
http://bcnetworkjapan.org/
お申し込みもホームページからどうぞ!
http://bcnetworkjapan.org/cn16/pg123.html

「ノードフ・ロビンズ音楽療法 50年の軌跡」

2010-03-17 | 医療
 洗足学園音楽大学で開催されたこの研修講座は、ノードフ・ロビンス音楽療法の創始者である、クライブ・ロビンス博士による講演。この音楽療法の50年の歴史と、数々の症例の紹介、そして最後には実際のグループ音楽の体験を通して、音楽療法のエッジを伝えるものでした。

 「ノードフ・ロビンス」は二人の名前から取っています。ジュリアード音楽院などを経て、コンサートピアニストから作曲家に転向し、数々の授賞歴を持つポール・ノードフ博士。人文科学博士、名誉医学博士などの肩書きを持つ、音楽療法研究のパイオニアである、クライブ・ロビンス博士。このふたりが出会うことで、音楽療法は新しい視野を広げました。今回は、1977年に亡くなったノードフ博士の生誕100年を記念したイベントでもあります。

 会場は音大生など音楽療法士を目指す若い女性だけでなく、ベテランの音楽療法士たちも席を連ね、盛況でした。壇上には通訳をする音楽療法士が3 人。映像に加え、実際にピアノでの演奏も聞くことができ、バラエティに富んだ内容で、あっという間の3時間半でした。

 クライブ・ロビンス博士は、ポール・ノードフ博士がどのようにクライアント(患者)と向き合ってきたかを、実際の音声や写真を交えて紹介していきます。また、最近の事例から、それぞれの療法士がどのようにクライアントに注視しているかも、分析していきます。重要な実例などは、彼の著書「音楽する人間」で、DVDの映像とともに、垣間見ることができますが、ここではそれ以外の実例も取り上げられました。

 音楽療法士は二つの側面を持ちます。音楽性と臨床性です。音楽的な経験や、表現の自発性、創造性に加え、臨床上の責任、経験、探究心をもった直感も必要です。これらのバランスが、瞬間・瞬間に緊張感をもって、実行されるときに、彼の説く「クリニカル(医療的な)ミュージシャンシップ/臨床における音楽的手腕」が、ふるわれることになります。

 博士はこの後、京都での講演を経て、ノルウェイ、ロンドンを含めた世界数カ国の講演ツアーをする予定です。

※ノードフ・ロビンス音楽療法センター
http://steinhardt.nyu.edu/music/nordoff/

『産科・小児科医療とメディエーション』

2010-03-08 | 医療
 メディエーション…あまり聞きなれない言葉だと思いますが、もめごとの両当事者が、第三者(メディエーター)の助けを借りながらお互いに満足いく解決方法を見つけ出し、解決案を一緒に創っていく「話し合いの手法」です。
 医療メディエーターは、医療側と患者さんとの間に入って、当事者同士が向き合って対話ができるように支援をします。
 さらに広義のメディエーションは、学校や職場での人間関係にも使われ、日常的な問題克服のモデルを指します。

 日本医療メディエーター協会(JAHM)の第3回のシンポジウムは、産科小児科メディエーション協議会(略してPOEM)が設立されたことを受けて、以下の5名の演者による講演とパネルディスカッションが行われました。
 ●和田仁孝氏(早稲田大学大学院法務研究科教授・JAHM理事):医療におけるピアメディエーションとは、医療者だけではなく、患者・市民も主体者として医療を作っていくものである。
 ●橋井康二氏(ハシイ産婦人科):乳幼児の虐待・マタニティブルー・更年期障害などの原因として、家族間・社会での対話不足がある。メディエーションによって、相互理解を築きたい。
 ●平田貴美子氏(「知ろう!小児医療、守ろう!こども達」の会):母親は子どもの病気について習う機会がなく、不安を抱えている。そのため、講座の開催、相談案内、自治体への働きかけなど活動している。
 ●関根友実氏(医療を支える関西オカンの会…時々、オトン):医療者のうつは50%にのぼる。患者と医療側の対話の促進を支援できるような活動を続けていく。
 ●楠木重範氏(国立病院機構大阪医療センター小児科・NPO法人チャイルドケモハウス理事長):小児がん医療の現場を取り上げ、家族の現状、小児がん特有のコンフリクトなどを紹介。小児がん患者・家族と医療者のための専門病院の設立を目指す。

 メディエーションは、コミュニケーションの支援とも言えます。家族や社会とつながり良好な関係を保つためにも、さらに注目される手法になることでしょう。

※日本医療メディエーター協会
http://jahm.org/