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日本の標準時を2時間早く・・・猪瀬知事が提案

2013-05-22 23:54:19 | 政治
「産業競争力強化法案(仮称)」に纏わる有識者として招かれた猪瀬知事が提案したようだ。世界で最初に開くマーケットにするのが目的だとか。読売新聞の記事はこちら

かつてシンガポールが標準時を早めた事例はあるらしいが、その狙いと効果はよく分からない。この目論見が効果的かどうかは、やってみないと分からないというところだろう。

私の意見はどうかといえば賛成である。理由は3つ。

長期低落傾向にある日本のマーケットを再び活性化させるには、他との差別化を図る分かりやすいメッセージが必要である。これ一つだけでは弱すぎるが、"世界で最初に開くマーケット"というメッセージは分かりやすい。日本の動向がその日1日の世界の動きをけん引するという認識が広がれば、日本のマーケットの(あくまで)一つのユニークネスに繋がるだろう。ユニークネスは存在意義につながる重要な要素だ。

2点目は、少しでも可能性を感じる施策は、まずはアクションするという積極性が大切と考えるからだ。私の目から見たここ20年の日本のイメージは、石橋を叩いて渡らず引き返す、後ろ向きなもので、それが長期低落傾向に歯止めをかけられなかった一因だと思うのだ。この傾向を打破するにはアグレッシブにチャレンジするというマインドだ。今まさに、アベノミクスの名のもとに、景気は気分次第ということを我々は体験しているところだ。ダメならやめればいい。人心を一新できるものならば一度試してみれば良いのだ。
標準時を2時間早めるというこの提案が季節限定のDaylight Saving Time(所謂サマータイム)導入となるのか、単純に標準時間を2時間シフトするのか分からない。ネットでは、コンピュータ・システム障害や残業時間長期化を懸念した声が大勢を占めるが、逆に言えばそこに新たなビジネス・チャンスが生まれる。また、定時に退社することが出来た日には、長い午後を楽しむことも出来るのだ。退社後、ゴルフのハーフやテニス、夕日を眺めながらのビール等アフター5の需要も喚起出来るだろう。

最後の理由は、アメリカ在住時にDaylight Saving Timeを経験して、非常に気に入ったからだ。夏季、Daylight Saving Time実施中の米国は、日本よりだいたい2時間弱早いイメージだ。私は朝8:30にオフィスに出社していたのだが、日本の感覚だと朝6:30にオフィスに着く感じである。その時間帯の街の雰囲気の新鮮なこと。真夏でも日光は柔らかく、空気は清々しく幾分冷涼で、気分よく仕事を始められる。そして退社してもおよそ20:30まで外は明るい。早く帰宅できた日にはゴルフにいったり、息子とキャッチボールやサイクリングを楽しむことが出来た。個人的な好みもあるだろうが、太陽が昇ったらなるべく早く活動を始めたほうが、健康的で、生活を楽しむことが出来るような気がするのである。

恐らく、反対論が強いのではないかと推察するのだが、一度やってみませんか?と申し上げたい。朝早くから活動始めるのは、なにしろ気持ちが良いですよ。


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