では、続きの画像をご覧下さい。
向こうに見える丘が、預言者エリアの生まれた場所です。ヨルダンの北部にあるとても緑の多い美しいところです。今、立っている場所に、ビザンチン時代に建てられた「エリア教会」の遺跡があります。
ここがエリア教会跡、美しいモザイクが床にたくさん描かれていましたが、昔祭壇のあった所に木が生えています。この木の枝をよーく見て下さい。何か「おみくじ」のようなものがたくさんありますね。これは、願い事を書いた紙を枝に巻き付けたものです。中東は、もうアジアなので、宗教は「神道」化していきます。
ここは、やはり北部にある、「デカポリス」のひとつ、「ゲラサ」です。まだまだ発掘中の大きな町の遺跡です。ゲラサと聞いて、何千匹もの豚を思い浮かべる方は、かなりの「聖書通」ですね。
大きな円形劇場では、バグパイプの演奏を聴くことが出来ました。実は、このバグパイプ、発祥の地はアラビアなのだそうです。スコットランドへ昔誰かが持って行ったとのこと。このゲラサには、凄い「アルテミスの神殿」があるのですが、ここで私のデジカメのバッテリーが切れてしまい、撮影できませんでした。予備のバッテリーをホテルに忘れてくるとは・・・
やはり、「デカポリス」のひとつ「ガダバ」から見た「ゴラン高原」です。
向こう側は、イスラエルです。「ガリラヤ湖」が見えますか。山の間に少し見えます。
ガダバの遺跡にいた「ニャンスケ」、メスでしたから「ニャンコ」か。アラブ人は犬嫌いですが、猫は好きです。
所変わって、ここは「ネボ山」の頂上です。40年間イスラエルの民を導いたモーゼがこの山に立って、「約束の地カナン」を見下ろした場所です。モーゼは折角、苦労して民をここまで連れてきたのに、自分は約束の地に入ることを許されず、この後すぐに死んでしまいました。
ここは、ヨルダンのあるキリスト教会が運営している、障碍者の「工房」です。ここでは、ヨルダンの伝統工芸品が作られています。この女性は、「モザイク」を作っています。
モザイクの工芸品です。
これは絨毯。かなり良いものが、安価で買えます。他の店だと倍以上はするでしょう。
私は奮発して「螺鈿(らでん)細工」の美しい、小さなテーブル兼物入れを買いました。障碍者の方が、大変に長い時間をかけて作られた物です。本当に綺麗ですよ。
ヨルダン最南端で紅海に面した町、「アカバ」です。世界で一番高いポールにヨルダンの国旗が掲揚されています。
ホテル専属のビーチです。アカバでは、さすがに疲れが出たのか体調を壊し、三日の滞在のほとんどをベットの中で過ごしました。水に当たったようで大変でした。ペットボトルの水は安全ですが、飲み残しを翌日に飲んだのが良くなかったようです。何せ気温は40℃以上、飲み残しの水は飲んではいけません。果物などは大丈夫です。ご安心を。
さようなら、アカバ。最後の日の朝に撮影。この後、一般の人と一緒のバスで約4時間かけてアンマンに戻りました。
「ロイヤルジョーダン」航空で、2008年8月13日、フランクフルトへ向けて飛びました。約4時間の快適な旅です。
ずーっと向こうに、ノアの方舟が漂着したとされる山、「アララト山」が見えました。見えるかなあ。肉眼ではよく見えたのですが。
ここで陸地は終わり地中海上空に入ります。飛行機の上から見たギリシャの島々は本当に美しかった。
これで連載は終了します。「クイズ」の回答は後日改めて。クイズ、覚えていますか?
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るるん
小林直生
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