今回は、ヨルダンの首都アンマンと考古学博物館等をご紹介します。


これは、ヘラクレスの神殿と博物館などがある丘の上から見たアンマンです。

ホテルの部屋から見た風景。バスターミナルと市場があります。モスクの左手に教会が見えます。ヨルダン人の約8%がキリスト教徒です。

泊まったホテルのフロアです。アブダラー国王の写真が見えます。アブダラーとは、「神の僕」という意味の名です。国王の写真は街のいたるところにあります。因みに、「王室」をからかったり、批判することは絶対のタブーです。

今、アンマンは建設ラッシュ。金持ちのイラク人難民が住宅やビルを建設しています。金持ちのみならず、その数200万人以上とか。何かあると、難民を受け入れるのはヨルダンです。

東京と同じ、いつも渋滞です。皆、クラクションを鳴らすので賑やかこの上なし。

接触事故発生!警官がすぐに対応します。皆意外と冷静でした。このような事故は日常茶飯事。これでまた渋滞ではありますが。


神殿の丘に戻ります。これが「ヘラクレス神殿」、2世紀にマルクス・アウレリウス皇帝が建てた物です。無論、ローマが来る前からここは聖地でした。近くには、ビザンチンの教会跡もあります。

これが、神殿の「ご神体」である「聖なる岩」、エルサレムの「岩のドーム」の中にもこのような岩がご神体として祀られています。日本の「イワクラ」に通じるものではないでしょうか。岡山の「イワクラ」を想い出しました。

考古学博物館等に入ります。これは、世界最古の「人形」です。8000年前の物です。ペアというのがおもしろいですね。最古の人形は、「ひとり」ではない。


素朴で美しい古代の宝石です。瑪瑙やトルコ石が見えます。青いのはペルシャのガラスではないでしょうか。この青いガラスは、シルクロードを渡って天平時代の日本にも渡来しました。私は以前、シュトゥットガルトに住んでいるとき、庭の土中から、この青いガラスのビーズを見つけたことがあります。今でも大事にとってあります。ドイツのペルシャガラスは、ケルト人がもたらした物でしょう。

このガラス容器は、涙を入れて墓に納める為の物です。珍しい副葬品です。

白蛇の描かれた石棺。アラブでは、蛇は聖なる動物として大切にされています。死後人間が最初に出逢うのが、この蛇だそうです。そして、この蛇が、死者を善人か悪人か判断するのだそうです。ユダヤのモーゼの役割を、アラブでは蛇がするのです。

これはビザンチン時代のモザイクです。上にギリシャ語で、「・・・エオールギアセオドール・・・」と読めます。「ゲオルギア」と「セオドール」のことでしょう。ゲオルグ・テオドールという名の聖人でしょうか?下に描かれた、二つの「卍」が興味深いです。左巻きと右巻きの「まんじ」が凄く珍しいですね。光と闇の象徴でしょうか。
以上、アンマンでした。繁華街などの写真はありませんが、少し首都の雰囲気が伝わったでしょうか。夜散歩をして見ましたが、治安は良く、ヨルダン人は外国人を「客人」として迎えてくれるので、どこへ行っても安心です。むしろ池袋の夜の方が危険です。アラブ人は、声が大きく、喧嘩をするように話しますが、元来皆平和を愛する人々です。アメリカが世界にばらまいている、アラブ人に対する悪いイメージに惑わされず、アラブ文化を理解して欲しいですね。
ガザで苦しむ人々を思いつつ。