気ままな豆やさん

仕事半分遊び半分の自由商人趣味多き(あきんど)です。

父の遺作

2014-10-20 09:25:19 | 忘れ得ぬその日
先日、我が出生の地、研屋町フェスタを投稿しました。その続編ですその折、町内にまつわる写真、記念品、等々を展示するコーナーがあり
中に実家が出品した父の作品がありました。昭和八年(縮緬)の生地に染色した作品名(重掛)です祖父の時代から工芸染色を営んでいて
明治の末か大正の初めに雨天でも反物の干場「ほしば」にと間口1間、高さ1間、奥行8間、の漆喰とコンクリートで築いた地下室「穴蔵
と呼んでいた」があり戦争中は防空壕として家財道具、染色に使うケヤキの板などをを入れて戦災にも耐えて戦前の貴重なものが助かりました
写真の作品はタンスの引き出しの底にあったそうで77歳にして初めて目にしたもので驚きました。尚、父は昭和27年3月私の中学の卒業
式の前日染色の仕事中に脳溢血で急逝してしまいました49歳の若さでした。