関東経済産業局主催で、7月19日、瀧野川信用金庫取引企業と主に企業を退職した60歳以上の企業の課題解決に協力したい人(マネジメントメンター)の個別面談会が行われた。
事前に企業の課題を提示し、その課題解決に貢献できる人が企業との面談を希望する仕組みである。参加企業26社に対し、支援希望者が多く、面談3社希望に対し、1社の個別面談となった。企業にとっては、買い手市場で適任者を選びやすい。
2回の面談で、支援者が決定するようであるが、支援の成立がどの位なのか関心所である。参加企業への期待は、改善テーマを限定せずに、支援を多く受け入れて第三者の目と、経験を活用して欲しい。当然謝金はいただくことになるが、支払う謝金以上の成果を支援者には期待して欲しい。
さて、今、若者の就職難である。高齢者を再雇用すると就職の場を失うと言う発想をする。一面では妥当であろう。しかし、高齢者の再雇用で期待したいのは、事業を伸ばし、若者の雇用に結びつける経営改善の効果に期待する。
支援者は、自分だけの就労の場の確保に留まらず、雇用拡大に結びつく支援を心掛けなければならない。少なくとも現状維持を。
個別面談の結果は、あと1週間くらいで結果が届く。私が面談した企業には、9名の支援希望者がいた。支援するにも競争率が高い。楽しみに結果を待っている。
ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com http://www.mgein.com