先日の参議院予算委員会において、地方創生担当大臣の石破さんが、盛んに「PDCA」と答弁の中で言われていた。また、「KPI」という用語も表現されていた。
多くの方がご承知のように、「PDCA]は、計画、実行、チェック、改定の管理のサイクルを回すことである。「KPI]は、キーパフォーマンスインディケーターの略で、重要業績評価指標である。
国の重要政策実行において、KPIを設定し、定期的にチェックを行い、その過程で軌道修正し、目標を達成させる行為に大いに賛成する。
さて、今回PDCAを石破さんの答弁を例に挙げて説明したが、実は、我々は日常無意識に行っている行為である。例えば好きなこと、夢中になっていることを思い出してほしい。目標を立て、その実現に向けて計画し、実行し、チェックし、改定を行っている。結果をすぐチェックできるようにしておくことも、PDCAを回す重要な要因である。
好きなこと、例えばゴルフの好きな人は、このサイクルを無意識に行っている。経営状態の良い企業経営者もKPIを設定し、その実現に向けてPDCAを回している。
部下の動機づけにも、PDCAが回るよう、KPI設定の段階から支援、助言が必要な場合が多い。どうぞ、日常の活動に是非、意識的にPDCAを回す習慣をつけていただきたい。
ムゲン経営研究所 中小企業診断士/特級機械技能士
田中 義二 電話045-365-3020 tanakamgn@gmail.com