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中小製造業に対し、利益率向上、生産性向上、コスト改善、不良の再発防止、短納期実現、ISO、特許の有効活用など支援します。

書く、見える化の効用

2011年08月24日 09時57分51秒 | コミュニケーション

 朝日新聞の8月23日、24日に万年筆メーカのパイロットが広告を出した。万年筆を使う効用を述べている。改めて、自分自身も書くことの効用を再認識した。

 万年筆は、思いを見える化する一つの手段であるので、万年筆の効用はパイロットの広告文書に譲るとして、私は「見える化」の効用を示したい。

 「見える化」は製造業などで最近は大いにPRされている。組織活動における見える化はモチベーションの向上等に大いに役立つことはご承知の通り。

 今回提案したいのは、一つは、会議などにおける意見を板書する、あるいはパソコンから入力しプロジェクターで見える化する。この行為によって、重複して議論が空回りすることなどが防げ効率的に展開できる。
 お薦めの二つ目は、自分の頭の中の整理だ。誰でも悩みは多く持っている。悩みがいっぱいで混沌としている。その結果、憂鬱、いらいら、手が着けられない。このような状況は日常的に結構ある。私はこのような状況になった場合、メモ帳に整理する、あるいはパソコンで優先順位を付けて整理している。混沌としている各事項は、原因、結果や目的と手段で整理できることが多い。

 見えていないものを見える化することによって、整理が進み、気持ちも憂鬱さが晴れてくる。万年筆で整理するもよし、ボールペンもよし、パソコンもよし、とにかく見える化し整理することが大事である。

 万年筆は、細字、太字用、黒インク、青インク用など今まで結構愛用していた。しかし最近は、客先で赤を使う機会も多く、赤、黒、鉛筆がセットになったボールペンを使うことが多くなっている。95才になって耳が遠くなった母への情報伝達は、万年筆による手紙を使っている。

 パイロットさん、次はどのようが文書で効用を示してくれますか。楽しみです。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com


ボーリングで優勝

2009年12月12日 06時54分07秒 | コミュニケーション

 12月6日、中小企業診断協会神奈川県支部50周年の会員懇親会の一つとして、横浜ハマボールでボーリング大会が行われた。参加者は32名、30代から70代。2ゲームトータルでチーム対抗と個人戦が行われた。

 私は、40年前愛用したまたま捨てずに残していた15ポンドのボールとシューズで臨んだ。結果は、3連続ストライクのでた1回目、172と2回目159で優勝した。

 久しぶりであったが、昔の投球の方法を思いだし予想以上の成績を残せた。基本をしっかり守れがそれなりの成績が出せる。

 まず、ボールの曲がり具合を予測し、ボールの投げるところを特定する。△のマークのどの辺に投げるか。あとは、立つ位置と、投げるときの位置をずらさない、ばらつきなく安定させるには、投げるときの支える足は、体重を身体の中心で支えられるよう、身体の中心位置に置く。ボールを投げる方向は、狙うピンの方向に腕、指をフォロースルーする。
これらを守れば、100から150は常に出せるものと思う。

 久しぶりに楽しめた。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com


ものづくり支援助成金

2009年06月07日 08時35分20秒 | コミュニケーション

 「ものづくり中小企業製品開発等支援補助金」の説明会に参加した。認識しているだけで3カ所で説明会が行われている。どの会場も定員オーバーのの盛況である。製造業が苦境に立たされている中、的確な支援制度である。

 事業内容は、中小企業ものづくり基盤技術(20分野)を活用して行う試作品開発・販路開拓および実証試験などを補助するものである。今回は、この支援制度の内、試作品開発等支援について紹介する。この制度の審査に合格すると認められる経費の2/3が補助される。

 ここでのポイントは、試作品開発の内容である。その試作を行うに当たって技術的課題が存在することが前提となっている。そしてこの技術課題を解決するのに、特定ものづくり基盤技術(20分野)が活用される必要がある。

 この2件は必須条件であるが、この技術開発を成功させるための要件として、実現に向けての社内体制、場合によっては外部の支援者、試作開発計画、事業化面からは、経営資源の裏付け、市場ニーズ等、事業化に至までの計画の実現性などが求められる。

 日頃から問題意識を持たれている経営者には、当面の運転資金の課題が在ろうが、生産調整の段階から抜けきれない多くの中小企業にとって、人材を上手く活用できる絶好の機会である。

 横浜市鶴見区のN社から、当制度申請のための支援の要請が早速先日入った。申請の結果が採用されるよう助言する。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com

 


ゴルフが縁で旧友と交流

2009年05月19日 07時45分29秒 | コミュニケーション

趣味の庭いじり

 5月18日、晴天の東名御殿場ゴルフ倶楽部で、リコーのカメラ事業に在職中所属していたOBの定例ゴルフコンペが行われ参加させていただいた。

 株式会社リコーは、私が入社した当時、理研光学工業株式会社と言っていた。カメラ事業がメインの会社であった。私がカメラ関係に従事していたのは、今から45年くらい前。従ってゴルフコンペに参加しているメンバーとは45年くらい前におつきあいいただいた人たちだ。私は、早めに他の事業部に移った関係で、長くは彼らと一緒に仕事をしたわけではない。しかし不思議と別の関係で関わりがある人たちばかりである。

 同じ職場の先輩、スピードスケート部のメンバー、専門学校の後輩、同期入社、郷里が同じと不思議と何らかの関係がある。

 私は2年程前から参加させていただいているが、もう20年くらい前から冬の1,2月を除く毎月行われている。長続きの要因は、一つに、安い参加費が挙げられる。ニアピン賞に1人400円出し合えばそれで終わり。交通費は乗り合いで節約している。マイペースでプレーできるのも魅力かも知れない。

 プレーの合間、昔話をたまにははさみ、富士山もたまには眺め、毎月のプレーを楽しんでいる。健康を維持しつつ、いつまでも仲間に入れていただきプレーさせていただく。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二
tanaka@mgein.com

 


本年の目標

2009年01月10日 08時05分28秒 | コミュニケーション

田舎のお宮。真上を観るとそばらしい光景が見られます。

 

 若い頃から継続している新年の習慣として、好きな書道を活かし、色紙に5年ごとの家庭の計画、1年ごとの計画を書いて、実行を心がけています。本年は、時代背景を反映し、我が家の計画を以下3つ掲げました。

 

1.節約すること。電気、ガス、水道、車(ガソリン)
2.使わないものは早く捨てる
3.使ったものは早く元に戻す

 

 我が家は孫も同居していて、家族全員になかなか徹底されません。言葉で言う方も言われる方も良い気分ではありません。本年は、日頃言っていることを見える化しました。

 ただ、これだけでは残念ながら徹底しにくいと思います。そこで、毎月実績をグラフに示し、楽しみながら実行しようと思っています。目標値は、前年の実績を示し、昨年以下くらいにして進めて行くつもりです。

 

 顧客企業に対して、いつも助言していることを家庭で本年は実行して行きます。

 

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二
tanaka@mgein.com


ダイレクトに聴く魅力

2008年12月11日 18時57分01秒 | コミュニケーション

 12月10日、横浜みなとみらい大ホールで、チェコ・フィル合奏団のコンサートを楽しんだ。バイオリン4名、コントラバス1名、チェロ1名、ビオラ2名、それにバイオリンのソリスト、イージー・ホスピーハル、ソプラノ歌手で構成されていた。

 

 開演の初めの頃は耳が慣れず小さい音が聞き取りにくかったが、耳をそばだてて聴く感じで、少しして弦の繊細な音、ハーモニー、高音、低音が伝わってきた。

 早速彼らの演奏したCDを買ってきて再現を期待したが、CDからの音は私の期待を裏切った。音のイメージが違う。このCDと脳裏に焼きつている生の音の違いがはっきり認識できた。改めて生演奏の魅力を感じた次第である。

 

 ホールはなぜマイクを使い、スピーカーから聞き易く音を大きく再現しないのか。その答えは明快である。恥ずかしながらCDと比較して気が付いた。

 

生の音を拡大する、再生する過程でいくつもの機器が介在する。これらの機器は生を忠実に再現して欲しいが、性能によりそれは現実的には難しい。従って、わざわざ時間と安くない費用をかけてまで生演奏を聴く価値が出てくるのである。

 

 さて、最後に仕事に関連して触れたい。企業の中では、経営者が思いを社員に伝え、その思いを共感し協力し合うことが求められる。中小企業場合、社員が少ないから社長が一同を前にして肉声で思いを述べることは可能である。

 視線を合わせながら、肉声で思いを是非伝えて欲しい。この厳しい経営環境では、社長のこれからの前向きな姿勢が社員を安心させる。

 

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二
tanaka@mgein.com


愛は辛抱、耐え忍ぶ

2008年12月07日 11時21分34秒 | コミュニケーション

 12月6日、仲人をした両親の次女、裕美さんの結婚式に参加した。

 教会での結婚式に牧師は新郎新婦に言った。「愛は辛抱と耐え忍ぶこと」。結婚して42年になる私もその言葉を実感した。

 

 さて、経営者も社員に日常的に特に中小企業は家族と見なし愛を捧げているが、この辛抱と耐え忍ぶだけでは、愛を持続することは不可能である。愛を大きくするには変革が必要である。

 

 そのためには、特に経営環境が厳しい今日、経営者は将来の志、即ち経営理念を示し、社員に良く伝達し理解してもらい、継続した改善をしてもらわなければならない。早稲田大学の遠藤功先生の言葉を借りれば、改善を継続するねばちっこい経営をしなければならない。それには、社長の志を社員と共有し、共にこの厳しい環境を打破する危機感を持ってもらうことが必要である。

今は、変革し愛を大きく強化するベストな時期である。経営者の積極的は行動を期待する。

 

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二
tanaka@mgein.com


利害関係者へ職場見学を

2008年09月07日 08時25分20秒 | コミュニケーション

 マツダ、全部署で「家族参観日」という記事が、9月1日、日経新聞に紹介された。休暇制度も見直し、人材確保を目指すとまとめていた。

 毎日の仕事を支えてくれている家族に、親があるいは自分がどのような職場で、どのような仕事をしているのか理解してもらうことは、大変有意義なことである。私は、入社間もない頃、郷里の長野県飯田市(昔は、下伊那郡上久堅村)から父を招き、私が案内し工場を観てもらった。

 

 私は、中小企業の主に製造業を支援しているが、日頃機会を見つけては、経営者に家族や、顧客を会社に招き、工場見学をしてもらいましょうと言っている。家族には、職場、仕事の内容を理解してもらい、社会に貢献している様を見てもらう。顧客には、製品・サーブスを提供する背景を見てもらい安心していただく。その時、目には見えなし自社の強み(知的資産)を説明することは欠かせない。

 

 工場を観てもらうためには、日頃から、整理整頓など5Sを欠かせない。また、改善の進行状況を見える化しておくことも望ましい。家にお客様を招く場合も、きれいにして招く。

 5Sが徹底できない企業は、家族に職場を開放する、顧客に工場見学をしていただく。この戦略は5S徹底に効果的である。

 利害関係者に工場見学を是非お奨めする。

 

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二
tanaka@mgein.com


外注先(下請け)の意見を聞くこと

2007年12月21日 11時51分53秒 | コミュニケーション

 発注企業は、受注企業のニーズ、不満を時々聞いているのだろうか。

 顧客満足と言う言葉は今や良く聞かれる言葉になっている。中小企業でもISO9001を取得すると要求事項の中に、顧客満足を監視することが求められている。

 ところがなぜか、発注企業から見た供給者の満足度を監視する要求事項はない。購入品の品質を見る点からの監視はあるが。

 

 今日、発注企業は、顧客に製品・サービスを提供する場合に、外注の協力は不可欠である。外注とは、ISO9001の表現では供給者である。顧客満足を提供する発注企業にとっては、ビジネスパートナーである。協力して、顧客満足をはならなければならないまさにパートナーという位置づけである。

 

 ところが、多くの企業では、外注のニーズ、要望、不満を積極的に聞こうとする姿勢が不足しているように感ずる。外注企業を言葉を換えて表現すると下請け企業となる。買い手市場である発注企業の力が強い。従って、外注企業はあまり希望、意見を言いにくい立場にある。

 例えば、発注企業は、納期1週間と言いながら納期が来ても取りに来ないとか、支給部品が決められた期日に届かない、など厳しい納期を示しておきながら発注企業が、約束を守ってくれない。

 あるいは、仕様が不十分のまま仕事を押しつける、問い合わせに対し担当者が捕まらない、回答が遅いなど改善して欲しいところは多い。発注企業の発注の品質が悪いのをそのままにしておき、要求ばかり厳しいのは、周り回って発注企業の顧客に迷惑をかけることになる。

 

 発注企業は、積極的に受注企業のニーズ、不満、希望などを聞いていただきたい。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二tanaka@mgein.com

 


職場の人間関係

2007年12月08日 10時45分17秒 | コミュニケーション

 経営課題解決の支援をしていると、途中から社員同士の、また社長と社員の人間的関係が課題として表面化してくる。この問題は、経営者から相談されることが多い。

 社員同士の争いが耐えない、冷戦関係でコミュニケーションが取れないとか、社長との関係では、離職率が高いなどと言った現象として現れる。

 

 人間は、相手の言葉、態度などによってすぐ感情的に反応してします。この感情的な反応がだんだんエスカレートしていってします。相手の言っていることをひとまず受け入れ、一呼吸おいて対応するくらいの余裕が欲しい。

 

サトウサンペイさんの新聞の連載漫画に「フジ三太郎」があった。いつ頃の記事かメモしていないが、5年から7年くらい前のものであろう。コピーを取ってあった。5コマ書かれている内容を紹介する。

1.悪口言われる 本人:言い返す
2.悪口言われる 本人:忍耐する
3.悪口言われる 本人:ナントモ思わなくなる
4.悪口言われる 本人:健康を祈ってあげる

 人とのコミュニケーションは、初対面の内は適当に制御するから良いが、なれてくると関係が悪化しやすい。この漫画記事のように、カットならず、冷静になって対応する事が肝要である。

 

1955年夏にグループ活動のおける対人関係の改善に米国心理学者ジョセフ・フルトとハリー・インガムが発表した、後に「ジョハリの窓」と呼ばれるようになった図を参考にすると、本人の知らないことが相手に悪い結果をもたらすことが、人間関係の悪化要因として考えられる。

 

冷静にお互い、気になることを言い合うことは良いものである。某社I営業所で早速本人の知らない「盲目の窓」を広げる作業をやってみる。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二
tanaka@mgein.com