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中小製造業に対し、利益率向上、生産性向上、コスト改善、不良の再発防止、短納期実現、ISO、特許の有効活用など支援します。

中小企業の高齢者活用

2013年07月28日 07時32分10秒 | 契約

 関東経済産業局主催で、7月19日、瀧野川信用金庫取引企業と主に企業を退職した60歳以上の企業の課題解決に協力したい人(マネジメントメンター)の個別面談会が行われた。

 事前に企業の課題を提示し、その課題解決に貢献できる人が企業との面談を希望する仕組みである。参加企業26社に対し、支援希望者が多く、面談3社希望に対し、1社の個別面談となった。企業にとっては、買い手市場で適任者を選びやすい。

 2回の面談で、支援者が決定するようであるが、支援の成立がどの位なのか関心所である。参加企業への期待は、改善テーマを限定せずに、支援を多く受け入れて第三者の目と、経験を活用して欲しい。当然謝金はいただくことになるが、支払う謝金以上の成果を支援者には期待して欲しい。

 さて、今、若者の就職難である。高齢者を再雇用すると就職の場を失うと言う発想をする。一面では妥当であろう。しかし、高齢者の再雇用で期待したいのは、事業を伸ばし、若者の雇用に結びつける経営改善の効果に期待する。

 支援者は、自分だけの就労の場の確保に留まらず、雇用拡大に結びつく支援を心掛けなければならない。少なくとも現状維持を。

 個別面談の結果は、あと1週間くらいで結果が届く。私が面談した企業には、9名の支援希望者がいた。支援するにも競争率が高い。楽しみに結果を待っている。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com http://www.mgein.com


第2回ものづくり採用はペンディング

2009年10月15日 15時46分59秒 | 契約

 中小製造業経営者に高い関心があった「ものづくり技術開発補助金」は、第2回締め切りが終わり、その申請書の評価も終了している。
 第1回に引き続き、第2回申請書も33件評価をさせていただいた。申請企業は結果を楽しみに待っている時期と思う。

 ところが昨日10月14日頃から、第2回の評価結果の公表をペンディングにしているという情報が入ってきた。この支援制度は、本年度の補正予算で行われており、新政権の見直しの対象と言われる。

 高い関心を示された支援制度だけに、ペンディングとは残念なことである。こんな所まで、政権交代の影響がでているのかと改めて感じている次第である。申請書の評価の謝金はいただけるのであろうか。いずれにしても早い決定を期待したい。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com


韓国企業支援交渉結果

2008年05月24日 08時46分06秒 | 契約

 もう2ヶ月前くらいになるであろうか。韓日産業技術協力財団が主催された日本技術者招請の韓国企業経営者との面談が行われた。

 専門家の1人として、韓国M社の役員と面談し、両者支援の合意に近い状態で当日終了した。財団の審査の結果、M社にとっては、予想していた補助金をいただけず、私の提示した金額と大きな受け入れ希望額に違いが出てしまった。希望は、約半額であった。私の方が希望に応えるべく検討したが、M社との金額上の溝は埋まらなかった。

 

 結論は、担当役員が年末にかけて、日本語の勉強をし、通訳費用をかけず、その分希望額とのギャップに当てるという回答であった。

 私としては、まあ了解できる額の提示であったが、謝金は適正価格を維持し、成果で期待に応えることを信条としており、リスクをシェア(お互い分かち合う)すべきと思っている。今回その考えを踏襲した。

 

 今回の契約が成立できなかったのは費用面のみと言う。通訳不要になった来年早々依頼されることを期待している。ご参考に、今回の支援期間は、6ヶ月間、毎月週1回支援として両者了解されている。

 意見交換は、日本語を韓国語にまた反対に翻訳しメールのやりとりを行ったが、その過程で十分意思の疎通ができたかと言えば不十分といえる。

 

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二
tanaka@mgein.com

 

 


決意を見える形で示す

2006年08月09日 13時07分10秒 | 契約

孫が中学受験勉強で、3泊4日の合宿をして自信を着けた顔で帰ってきた。参加者全員の決意、感想などを書いた色紙を土産に。


 

この決意を見える形にすることは極めて重要な意義がある。親が見たとき安心するものである。と同時に決意し署名した本人は守らなければならなくなる。


 

この行為は、会社では、経営方針、経営目標設定であり、社長の決意を示すものである。
ISO9001では、経営者の責任として、経営者のコミットメント(Commitment)を求めている。このコミットメントとは、約束でなく公約、決意と言ったより強い約束事と理解している。紙に書くなどして、意思表明をし、本人も守らざるを得ないようにすることが求められる。


 

8月末、2泊3日の合宿研修の講師をさせていただく機会がある。研修の雰囲気を盛り上げ、最終日、研修に送り出された経営者に、研修の土産として本人の決意を書いたものを持って帰っていただきたい。

ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二


受注はいつかは切れる

2006年08月04日 12時22分01秒 | 契約

私のコンサルティングの契約は、一般的には年間契約を結びます。過去平均的には2年から3年です。長年継続しているとマンネリ化、改善効果も成熟化し限界が残念ながら見えてきます。職業柄成果が上がらないサービスは悪であり、倫理的にもこちらから継続を辞退したこともありました。

今回は、契約更新月を2ヶ月後に控え、経営者から3年目の継続を行わない連絡を受けました。やや残念な気持ちはありますが、経営者の意思を尊重しました。

受注は、早いか長く続くかはあるものの何時かは切れます。その場になってあわてずに、日頃から対処しておくことが必要になります。1社の取引が大きければ大きいほど危機管理が欠かせません。

最近、経営者によく発信していることに、「今、不況に負けない経営体質を創りましょう」と。

今回は、予想していなかった契約更新ができなかった私の事例で改めて危機管理が日頃大切である再認識をしました。本日は自戒の意味を込めて発信します。

 

ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二


お客に値段を決めてもらう

2006年07月21日 15時52分37秒 | 契約

日経新聞7月21日の記事に、横浜市が改善したノウハウなどを行政、学術関係者に有料化したところ昨年度300件視察があったものが、4か月弱で12件、単純に3倍すると約40件と13%程度に落ち込む。

 

視察料金は、1人1.5時間で5000円、調査などへの回答は1件3000円となっているようです。この金額が理由でこれほど差がつくのであろうかと疑問に思ったりしてしまう。

 

一般に経営資源を使って相手に役立つものを提供する場合、対価を頂くのが当然であり、その対価で更によいサービスを提供して行く。組織、企業の存続には不可欠です。

 

私も、セミナーが有料の場合、金額に関わらず参加を躊躇しがち。お金を払って役に立つか疑問に思ったり、時間も消費するとなると参加しないことが結構多い。金額に関わらず本当に役立つか聞いたり使ってみないと分からない。

 

そこで、提案。
料金は、お客様の判断に任せては如何でしょうか。実際実現するには難しいことがあると思われるが、やってみる価値はあると思います。まず、お客にはじめの不安を除いてあげることからスタートする。

 

私は、中小企業診断士の診断実務の能力向上のため、親しくしていただいている企業経営者に、診断の場の提供を頂いている。この場合、お願いして診断の場をご提供いただいているが、経営者の判断で、役に立ったと感じて頂いたら相応の謝金を頂いています。

 

お互いリスクを分かち合うことが、両者ハッピーになれると思うがいかがでしょうか。

ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二


付き合いの少ない人との約束は壊れやすい

2006年06月29日 10時20分07秒 | 契約
日頃の付き合いの深い人とは多少の感情のもつれも、言い訳や説明で回復しやすい。

一方、付き合いの少ない人とは、相手の勘違い、誤解による悪い感情の蓄積が在ると、さらに何かの要因で加速され約束が壊れやすい。
その結果、言い訳もできない、聞いて貰えない。その結果、約束事がだめになる。

付き合いが少ない人との約束を成功させるには、相手の立場や環境を十分推察し、対応をとる必要がある。今日改めてこの点に対し失敗から学んだ。

失敗事例
2日前、当事者の主催する工場見学が行われる時お会いした。当事者は私が参加すると思い、待っていたという。その際、あることをお願いし、良いよと言う言葉を頂いた。
本日、その件に関し、訪問の都合を明日はいかが、土日はいかがですかと訪ねた。
その結果、月末、初めは忙しい。こちらの事情を無視するような相手とはつきあえないと言うような趣旨で、約束がだめになった。