経営革新を応援します

中小製造業に対し、利益率向上、生産性向上、コスト改善、不良の再発防止、短納期実現、ISO、特許の有効活用など支援します。

合宿セミナーでは早めにリラックスさせる

2006年07月31日 10時38分02秒 | 人材育成

研修会場から富士山を望む

 

8月まだ残暑の時期、ログハウスの研修設備としては日本一と言われている株式会社アマダの研修施設朝霧スクエアで2泊3日の合宿研修講師を依頼されている。夏は涼しく、眼前に大きく富士山を眺めることができ、毎年当会場おける研修は、楽しみにしている。

 

この研修は、株式会社アマダのお客様企業を対象にサービスの一環として毎年定期的に当地で実施されているセミナーであり、施設、サービスの良さ、それに研修の中身で好評を頂いている。参考に、セミナーテーマは、「現場の生産性向上による社会への貢献と、自己成長」である。


受講者は、主に中小製造業の役職者であり、外部のセミナーへの参加は比較的少ない人達である。初対面のメンバーと3日間グループ活動も含め、研修することになる。
圧倒されそうな施設からも、はじめは相当緊張気味に感じられる。


 

そこで今回は、新しい試みを考えている。はじめに2名がペアになり自己紹介し合い、皆に相手を紹介すること。富士山に向かって大声で発声練習をすること。
これによってスタート時点から、リラックスして研修を楽しんでもらいたい。


 

ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二


うるさいネコの争い声

2006年07月30日 14時26分33秒 | プライベイト
今朝、4時前、向かいの車庫前でネコが2匹争いを起こしていた。窓を明けて寝たためその騒々しい鳴き声で目を覚ました。しばらく立っても争いが収まらない。近所の家からはネコを追い払うことをしていない。たまりかねて、さあどう追い払うか考えた。
石、声を出す、その他に?
思った通り効果があったのは、洗面器に水を一杯入れ、それをネコめがけて散水した。水ならその家にも迷惑にならないし音も立てないで済む。

今日は、仕事に関わる記事を書けない。

よっちゃんより

芝生が元気ない

2006年07月30日 14時14分45秒 | プライベイト
昨年春、20年振りに芝生を専門家に張り替えてもらった。
昨年もまた本年も芝の元気がない。専門家に今年の春植木の選定に来てもらったとき尋ねても、明快な回答をもらえなかった。芝が悪かったのか。素人考えでは、多分植え替えに使った黒土が悪いのではないか。水はけが悪い感じ。雑草はこまめに取っている私にとっては、いつも憂鬱になってしまう。
日当たりはよいのに、苔が生えたり、土の表面が堅くなる。

ガーデニングが好きなよっちゃん

中小企業診断士は永久資格でなし

2006年07月29日 09時14分52秒 | 品質保証
本日は半日かけて、中小企業診断協会神奈川県支部の主催する中小企業診断士の資格更新要件である理論政策を勉強する研修の日である。

中小企業診断士は、資格を取っても一定の品質保証を顧客に行うため、理論政策研修と、実務能力を維持するための診断を一定の回数義務づけられている。

本日のセミナーテーマは、下記の3テーマが行われる。
1,新しい中小企業政策
2.新会社法
3.当社の経営戦略と題し、企業経営者の事例研究

ようやく晴れた休日、時間と受講料を払って新しい知識を吸収してくる。

ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二

アイデア発想には現物はじゃまをする

2006年07月28日 16時56分11秒 | アイデア発想

ばらつきを押さえて不良率の改善をするなどの場合、製造業ではよく現物、現場、現実という三現主義が尊重される。机上の空想では問題の解決は図れないのである。

 

ところが、新しいことを考える際のアイデア発想では、この三現主義は発想の芽を摘んでしまう。例えば今の製品のコストダウンを大幅に行おうとする場合は、その現物から目を離さなければならない。

 

すなわち、そのものの機能(働き)に注目して、今に変わるその機能を果たす物を思い出すのである。例えば画面を示す差し棒は、機能として見せたい「ポイントを指し示す」と言うことになる。

今は、伸縮する差し棒に替わって、レーザ光線を使ったポインターがよく使われるようになった。差し棒を見て、このポインターを思いつく人はそう多くないであろう。

 

ここに紹介している方法は、米国のGEで開発されたVA(Value Analysis:価値分析)の手法である。すなわち、改善を図ろうとする対象に対し機能を表現し、その機能を実現できるアイデアを出す方法である。

 

しばらく前、アイデア発想法のNM法を紹介した。機能に注目してアイデアを出す今回の方法の方が現実的なアイデアが浮かぶことであろう。

 

ムゲン経営研究所 田中義二


企業ドックのお奨め

2006年07月26日 11時55分47秒 | 経営診断

この頃は健康診断に少し検査項目を追加した人間ドックが企業に勤めている人、リタイヤした人でも多く受けられるようになってきました。企業にとっては、人材の長期欠勤は困るし、家庭でも家族が困ってします。大病になる前の早期治療で改善されます。

この人間ドックを企業に当てはめれば、企業ドックと言うことになります。人間ドックも意識的に健康管理をしていないとつい、忙しかったり何か悪い症状が自覚されないと医者にかかるのが億劫になってしまいます。その結果、場合によっては取り返しがつかなくなってしまう場合も起きます。

企業の状態も同じと思います。当然経営状態を気にしない経営者はいないわけですが、人間の身体と違って自覚症状は掴みにくいでしょう。売上げが下がっている、資金繰りが悪化してきたという現象はつかめるでしょうが。

その原因は、どこにあるか、どのように改善したらよいか。この辺は是非専門家である中小企業診断士の診断を受けられてはいかがでしょうか。

日常的に、会社を良くしようと常に会社の健康状態を気にされている経営者は、進んで企業ドックを受けられるのに対し、言葉が適切ではありませんが、漫然と経営されている経営者は、進んでは診断を受けられないように感じます。
是非、人間ドックを受けるつもりで企業ドックに入ってみてはいかがですか。守秘義務を果たします。


ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二


韓国は日本の2.5ヶ月余分に働く

2006年07月24日 13時02分53秒 | 経営

韓国の実質労働時間は、1人あたり年間平均2351時間である。

日本は1802時間。ちなみに世界で一番労働時間が少ない国はオランダで1322時間。

隣の韓国と日本を比較すると韓国は年間549時間余分に働いている計算になる。1日10時間とすると約年間2.5ヶ月余分に働いていることになる。

2年ほど前まで、年間2社、4週間韓国の中小企業の改善活動を支援してきた。表面的には日本の中小企業とさほど差は感じられないが、中に入ってみると品質意識に日本とはまだまだ大きな差を感じた。

人件費は、2年前日本の半額程度、この差に年間2.5ヶ月余分に働かれては、やはり製品に差が出るものを日本企業は造らないと、競争には勝てないであろう。

上記データは、モーニングコリア7月24日記事から引用した。

ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二


失敗を許す環境が改善を活発にする

2006年07月23日 12時22分14秒 | アイデア発想

変化が早く、企業競争の激しい今日、今までと違う何かを取り入れていかないと企業の生き残りは保証されない。

その変化をさせる人間は、生まれながらにして、目新しいものを求める探求心があるという。

この探求心を発揮させるためには、過保護にならない範囲で、実行に伴う失敗が許される許容範囲を設けることが必要とされる。

精神的な安全地帯が必要と言うことである。失敗が許されないとなると、目新しいことに興味を持つ人間の本能を抑制してしまう。

参考資料 茂木健一郎著 脳の中の人生 97ページ

ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二


お客に値段を決めてもらう

2006年07月21日 15時52分37秒 | 契約

日経新聞7月21日の記事に、横浜市が改善したノウハウなどを行政、学術関係者に有料化したところ昨年度300件視察があったものが、4か月弱で12件、単純に3倍すると約40件と13%程度に落ち込む。

 

視察料金は、1人1.5時間で5000円、調査などへの回答は1件3000円となっているようです。この金額が理由でこれほど差がつくのであろうかと疑問に思ったりしてしまう。

 

一般に経営資源を使って相手に役立つものを提供する場合、対価を頂くのが当然であり、その対価で更によいサービスを提供して行く。組織、企業の存続には不可欠です。

 

私も、セミナーが有料の場合、金額に関わらず参加を躊躇しがち。お金を払って役に立つか疑問に思ったり、時間も消費するとなると参加しないことが結構多い。金額に関わらず本当に役立つか聞いたり使ってみないと分からない。

 

そこで、提案。
料金は、お客様の判断に任せては如何でしょうか。実際実現するには難しいことがあると思われるが、やってみる価値はあると思います。まず、お客にはじめの不安を除いてあげることからスタートする。

 

私は、中小企業診断士の診断実務の能力向上のため、親しくしていただいている企業経営者に、診断の場の提供を頂いている。この場合、お願いして診断の場をご提供いただいているが、経営者の判断で、役に立ったと感じて頂いたら相応の謝金を頂いています。

 

お互いリスクを分かち合うことが、両者ハッピーになれると思うがいかがでしょうか。

ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二


再発防止はみんなで考える

2006年07月20日 08時45分19秒 | 品質保証

新聞、テレビ等マスコミに報道される大きな社会問題は、経営資源の豊富な大企業の製品に発生する。それだけ市場への影響が高いためだ。

 

今回のパロマの湯沸かし器の人身事故は、はじめに発生してから長い年月と不幸に合われた方が大勢いる。何故、もっと早く再発防止がなされなかったかとこのようの事故が起こるたびに、気になるところである。

 

残念ながら、情報を持っている責任者は責任逃れで隠そうとするのか、問題を問題と認識することができないのか、残念なことである。

 

さて、中小製造業にこのテーマを当てはめてみると、当事者レベルでは、なるべくなら隠し通したい、問題を開示したくないと思う心がどうしても起きやすいと思う。不具合がお客様に流れると、決められた期限までに再発防止策を文書で報告しなければならない。不具合を発生させた当事者に再発防止策を考えさせたり、責任をとらさせられることが現実には多いと推察する。

 

再発防止策は、人の注意に頼る方法では、再発防止は完全とは言えない。それだけに、再発防止は難しく不具合を起こした当事者だけに考えさせるのは適切ではない。

 

当事者の責任は、不具合を発生させてしまった真の原因を報告することが一番の責任として行うことである。起こってしまった現象を何故何故と真の原因に近いところまで報告しなければならない。再発防止策は、その報告書を基に全社をあげてみんなで考えなければならないものである。

 

経営者としては、まず不具合を隠さず報告させる仕組み、文化を創らなければならない。

ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二