日経新聞7月21日の記事に、横浜市が改善したノウハウなどを行政、学術関係者に有料化したところ昨年度300件視察があったものが、4か月弱で12件、単純に3倍すると約40件と13%程度に落ち込む。
視察料金は、1人1.5時間で5000円、調査などへの回答は1件3000円となっているようです。この金額が理由でこれほど差がつくのであろうかと疑問に思ったりしてしまう。
一般に経営資源を使って相手に役立つものを提供する場合、対価を頂くのが当然であり、その対価で更によいサービスを提供して行く。組織、企業の存続には不可欠です。
私も、セミナーが有料の場合、金額に関わらず参加を躊躇しがち。お金を払って役に立つか疑問に思ったり、時間も消費するとなると参加しないことが結構多い。金額に関わらず本当に役立つか聞いたり使ってみないと分からない。
そこで、提案。
料金は、お客様の判断に任せては如何でしょうか。実際実現するには難しいことがあると思われるが、やってみる価値はあると思います。まず、お客にはじめの不安を除いてあげることからスタートする。
私は、中小企業診断士の診断実務の能力向上のため、親しくしていただいている企業経営者に、診断の場の提供を頂いている。この場合、お願いして診断の場をご提供いただいているが、経営者の判断で、役に立ったと感じて頂いたら相応の謝金を頂いています。
お互いリスクを分かち合うことが、両者ハッピーになれると思うがいかがでしょうか。
ムゲン(MGEIN)経営研究所 田中 義二
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