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中小製造業に対し、利益率向上、生産性向上、コスト改善、不良の再発防止、短納期実現、ISO、特許の有効活用など支援します。

魅力(強み)発信レポート作成

2010年03月26日 12時56分43秒 | 経営

 支援した企業2社(神奈川県と長野県の製造業各1社)の魅力発信レポートがHP上で公開された。魅力発信レポートとは、人材や技術、会社の仕組み、文化など数値化しにくい自社の強みを第三者にわかりやすくまとめたものである。

 このレポートは、強みを顕在化し発信することで新規顧客開拓、就職希望者、金融機関などに利用いただけると共に、社内の意思統一、事業承継等にも活用できる。

 国内だけで企業を継続して行くには、国内の競合企業に勝たなければならない。そのためには、今まで蓄積された強み、即ちこれからの展開に活かせる差別化された経営資源を外部に開示することが不可欠である。狭い地域にはパンフレットとして、また広域にはホームページで公開できる。

 今回公開された企業はまだ半分の約100社、全部で全国199社という。今回のレポートの活用目的は、就職希望者を主な対象につくられたが、その他利害対象者にも利用いただけるものである。

 中小企業にとってはまだ厳しい経営環境が続くと予測できるが、この際自社を現状分析し、課題の改善と共に蓄積されている強みに気付き、積極的にその強みを武器に攻めの経営をお勧めする。

魅力発信レポート(知的資産経営報告書)作成を希望される場合はご一報下さい。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com


お詫びの果物

2010年03月22日 10時21分28秒 | 顧客満足度向上

お詫びの果物

 3/19,20(土)、妻と霧島温泉に行ってきた。霧島Kホテルに1泊した。2食ついて1万円。値段の割に設備、温泉も立派で安い価格設定に満足した。最近皇太子殿下が利用されたと庭に記されていた。

 本日の紹介は夕食に関連する出来事である。妻の料理の中に髪の毛が入っていたという。そっと近くの係りの人に伝え引き取ってもらった。すると、別の25歳位の責任者らしい女性が謝罪に来た。

 その場はそれで終わりになり、部屋に引き上げた1時間後。先ほどの女性と副支配人が果物を持って謝罪に訪れた。
 妻は、まさかこれまでして謝罪されなくてもと驚いた様子であった。大変感激し、娘などに電話していた。

 米国で40年ほど前、顧客満足度のアンケートからグッドマンの法則を導いている。満足した顧客の再利用率は、60%に対し、不満を訴えその不満に迅速に対応された顧客の最購入率は、80%である。人間の行為には、時に失敗もある。その失敗に対し、誠意を持って顧客に接すればその失敗はプラスに還元できる。

 今回の出来事は、少なくとも妻にとってマイナスでなくプラスイメージになったと思われる。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com


ものづくり製品開発補助金3次募集

2010年03月18日 17時47分10秒 | 経営戦略

 全国中小企業団体中央会から3月12日、ものづくり製品開発等支援補助金制度募集が公開されました。申込期間は、3/23(火)から30日(火)です。相変わらず公開から締め切り期間が短いです。

 この補助金制度は、第1回、2回とも補助金額が大きいだけに採用率は低い状況でした。第3回目に当たる今回は、更に評価内容が高度化しております。

 申請書作成にじっくり時間をかけるわけにはいかないと思いますが、顕在化している課題解決に当制度を活用されることを祈念申し上げます。

詳細は、下記URLを参照下さい。

http://www2.chuokai.or.jp/hotinfo/mo_koubo_220312.html

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田中 義二 tanaka@mgein.com


経営診断実務補習修了

2010年03月17日 08時31分56秒 | 経営診断

 約1ヶ月半かけて3社の経営診断をした中小企業診断士の最後の登竜門である、経営診断実務補習が3月15日修了した。

 今回私の指導のもと研修された37班メンバーは6名。年齢32歳から65歳。メーカー、証券会社、IT企業、社会人教育企業など異業種経験者の参加であった。今回珍しく、金融関係からの参加者はいなかった。

 1社目が、自社製品を開発製造しているメーカー、2社目は独立ミニスーパー、3社目は水のトラブルに対応する企業と、業種が大きく異なる企業の協力をいただいた。

 今回の診断の場をご提供いただいた企業に対しては、研修生に診断の実務を経験させ、診断士の登録条件を満たすことを目的としているので無料で診断させていただいた。
 診断の質の面では、診断企業と業種の違いはあっても、研修生は、実務経験と知識は備えている。診断の経験不足を指導員が補い、診断企業の課題の顕在化、重点思考、具体的な改善提案の質を高めている。

 この事業の難しい点として、経営診断にご協力いただける企業を見つけることにある。費用は無料でも、決算書を拝借することになるし、ヒアリングで診断企業の課題を確認する作業がある。業績が良くても悪くても見せたくないと言うのが人常であろう。

 人間ドックを考えてみても、しっかり自分の健康の大切さ、病気になった際の影響度を認識していないと、人間ドックをついつい後回しに受けなくなってします。つい、少しの痛みなら自覚症状があっても我慢してしまい、たまらなくなって診断を受けるということは良く経験することである。

 自分の健康でさえ、つい後回しにしてしまうくらいであるから、相当しっかり経営を意識していないと、診断を打診されても断ることになる。

 企業は人間と同じ生き物である。健康診断に相当する経営診断を定期的に受けられることを期待する。

 私は、今回修了した実務補習による経営診断の他に、グループによる診断を年間不定期に企業のご希望により開催している。プロコンサルタント養成塾と称しているが、30万円以下で経営者に提案内容を評価いただき診断報酬をいただいている。

 神奈川県、周辺の企業からの申込を常時受けつけている。お問い合わせ歓迎します。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com


経営診断実務補習2社目終了

2010年03月03日 08時14分09秒 | 経営診断

 中小企業診断士登録の最後の挑戦である、経営診断の実務の2社目が終了した。6名の診断士登録候補者である研修生6名で今回は川崎市営団地内にあるミニスーパーのご協力をいただいた。

 多くの小売業が、厳しい経営を強いられているが、当社も団地住民の高齢化、人口減少、近場に大手スーパーの進出等で、ご苦労されていた。

 このところ、機会をいただくたびに製造業に関わらず、経営者には、顧客に自社の強みを積極的に開示することをお奨めしている。
 製造業の場合は、材料に企業の強みを反映し、付加価値を付け、高品質、低価格を実現できるが、小売業、サービス業などは、この機能がない。従って人に関わる見えにくいところで競争することになる。より一層、見えない強み・差別化要因を顧客に示さなければならない。

 多くの小売業が、価格を全面に出しているが、もっと、自社の工夫している差別化の所、顧客にみえにくい所をポスターなどにしてみえるようにすることが大切である。以前支援した「レストランハセガワ」の例を添付する。

 当診断企業にもこの点は協調して報告会を終了した。診断の機会をいただいた当該企業に感謝申し上げます。

ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com