中小企業診断士の資格確保の最後の関門である診断実務補習の2社目、報告会が昨日2月23日終了した。
大物の設備を保有する板金・製缶業A社を診断させていただいた。診断メンバーは、4月官報に掲載され、めでたく診断士として登録されるであろう、小牧、廣田、沖崎、斎藤、佐藤の5名である。
私は、A社にとって有効な診断となるよう指導員という立場で助言を行った。今回の診断報告会までの進め方として、ヒアリング前に、入手できた内部・外部情報からA社の課題を結果、原因と仮説を立て、ツリー状に整理し、ヒアリングで確認した。
報告会での、私の関心は、A社の経営幹部の報告に対する関心の度合いもさることながら、5名の報告の仕方が比較できることである。日頃の自分の仕事におけるプレゼンテーションの経験も影響しようが、説得力の面からすると、提案の内容に自身があるかないかで、声、態度、表情に差が現れてくる。一番感じ取れるのは本人であろうが。
何事も準備をしっかりやることであろう。
ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二
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