北山・京の鄙の里・田舎暮らし

北山、京の北に拡がる山々、その山里での生活を楽しんでいます。

ふるさと歴史漫歩~弓削の里~

2006-11-19 00:34:41 | 歴史・社寺・史跡など
「京北の文化財を守る会」が主催された「ふるさと歴史漫歩~弓削の里~」に参加させて貰いました.

郷土史家「山村安郎(やまむらやすお)」先生のガイドで、京北は弓削の上川地区にある紅葉真っ盛りの八幡宮社から漫歩がスタート.

奈良時代、貞観元年(859)宇佐八幡宮から勧進、弓削の庄一の宮とのこと.概要などは次のサイトをご覧下さい.
http://www.kamimoude.org/jinjya/kitakuwata-dist/keihoku-cho/kk-hachi-n/index.html
(このサイトはすごいの一言です.何しろ一社一社を訪れてレポートされています)
檜皮葺の葺き替えなった本殿前には、懸仏、鰐口、鏡板などの宝物を展示していただいていたのは貴重な体験.

続いて本殿裏側境内に残る縦穴住居跡の遺跡も見学できました.

弓削川対岸にある八幡宮の神宮寺たる中道寺へ移動.ここも大きな本堂裏にそびえるイチョウの大木がきれいに黄葉した姿を楓の横に見せてくれました.本寺も奈良時代(752)孝謙天皇の勅願による創建との事.今回は黄葉、春は桃の花がきれいです(5月5日の記事に写真を載せています).



収蔵庫に安置されている平安時代の作と伝えられる重要文化財「木造増長天立像」を拝観させて貰えました.本堂に移り、それぞれ京都市重要文化財に指定されている室町時代の作といわれる木造の、阿弥陀如来座像・薬師如来座像・十一面観音座像を拝観.

なおこれらの仏様は八幡宮社の本地仏として八幡宮社に祀られていたが、廃仏毀釈により本寺に移されたとのこと.しかし八幡宮でみた懸仏、これが神社に?と思わされましたが、まさに神仏習合そのものでありました.

ご住職のお話などを聞かせて貰ったあと、山村先生による<地名>についての話を聞かせていただきましたが、これは項をあらためます.なかなか興味ワクワクのひとときでありました\(^o^)/

とまあ、型どおりの報告です( ^_')

こんな企画が月例であればいいのに、と思ってしまうけど、いろいろ準備も大変だろうなあと想像します.幹事役の大平先生やその他関係者の方々に感謝感謝であります.


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