北山・京の鄙の里・田舎暮らし

北山、京の北に拡がる山々、その山里での生活を楽しんでいます。

知的刺激、アナログ

2008-02-22 04:47:18 | 随想・近況
大阪でnifty時代の外国語フォーラムFLで知り合った仲間と久しぶりに合い昼飯をいただきながら話がはずんだ。お会いした人は外国語の先生、翻訳家、エンジニアでありながら外国語に造詣の深く、声楽と西洋文明について深い人である。また小生を除いて皆さん西洋音楽に関しては合唱団に参加し、楽器も実践されている。

オフラインミーティングはやはり楽しい。情報交換はオンラインでのやり取りでも出来るが、またテレビ会議でも出来るけれど、杯を交わしながらの交歓にはかなわない。皆さんのそれぞれの生活の楽しみ方、知的探求心に直接触れることが出来たのは幸せそのものである。

皆さんと別れた後、本屋さんで久しぶりの立ち読みを楽しんだ。ところ狭しと並べられた本をまず眺めるのが楽しい。派手に宣伝してるなあとか、お~こんな切り口の本がある、京北には本屋さんが無いので久しぶりに本屋さんの雰囲気を楽しんだ。地方ではかなり大きい本屋さんでも中途半端な雰囲気を感じるのだが、さすが大手本屋さんの品揃えは都会でのみ味わえる醍醐味である。テーマを絞り込んで購入するのは、オンライン書店が強みを発揮するが、実際に立ち読みしながらの本漁りを楽しんだ。結局購入したのは日本文化を紹介した英語による本2冊だけ。

大阪で一泊し、翌日は大阪城に友人を案内した。快晴である。気温は15℃位に成っているのであろうか、もう春だ。梅林ではウグイスも見かけた。梅の香りがすごいと友人は言うが花の感受性に乏しく、そう言われてから、なる程と納得。もう1週間もすればもっと花が開くであろうが、それでもかなり咲きほこった様々な梅の花を見て大阪城を一周した。

先月訪れた姫路城が昔の姿で魅せてくれるのに対して、大阪城はその規模で想像を掻き立たせてくれる。石垣は新しい石で修復されているので、そのままでは歴史を感じられないので、読んだ歴史小説の内容をいろいろ思い出しながら眺めざるをえない。その存在が想像力を掻き立たせてくれる様に感じた。

奈良へ移動したが、第二阪奈ではなく阪奈を通った。大阪市内で一部渋滞に巻き込まれたが半時間程度のロスはどうってことのないスケジュールでもあり、同じ走るなら味気なき高速道を走るより大阪平野、奈良盆地を眺められる道の方が楽しいルートである。奈良から京都へも新しいルートをとった為24号線で帰った。木津川を眺めながらのルートも河床の風景を観察できてよかったと思っている。

高速移動はありがたいし遠い目的地に向かうにはその恩恵を最大限に利用したいし、デジタルの便利さはどんどん利用したい。特に検索機能は有り難くおもっている。しかし今回はアナログの楽しさを体感した二日間の休みでありました。


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4 コメント

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東京でアナログ (道草)
2009-01-12 10:13:34
多分ご存じないでしようが「Home made家族」の武道館公演へ出掛けて来ました。メンバーのKURO君が次女のかつての友人で、我が家と長女一家を招待してくれたからです。会場は若い者ばかりで、ずっと立ったまま大騒ぎをしていました。これぞ、まさにアナログの世界です。私はほとんど寝ており、同行者の顰蹙を買いましたが。あれ程のむ大音響でも、一定のリズムが続くと寝られるものです。新発見です。招待席の近くにKURO君が来てくれて、久し振りの交流(目と手だけですが)も出来ました。
神田の古本街へも行き、買い逃していた初版本や詩集やら何冊かを買いました。この街は古本屋を巡るだけでも楽しくて、しばしアナログの世界に浸れました。3日間とも素晴らしい快晴で雨も満開の所があります。私が晴れ女やからや、と家内が威張っております。
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誤字あり。 (道草)
2009-01-12 10:15:15
雨→梅
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Unknown (道草)
2009-01-12 15:03:34
この画面は昔の記事でした。開いたら出て来たので日付を確認せずにコメントを書いてしまいました。謝々。
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古本屋巡り羨ましいですね (mfujino)
2009-01-14 05:05:42
Home made家族、KURO君は存じ上げません。かくいう私めは、キムタクと道ですれ違っても分からないというと、藤野さんって「化石みたいな人ですね」と評される程でございますものですから。でも道草さまも公演中、眠っておられたとのことですので、もしかしたら同類なのでしょうか( ^_')

古本屋街へいかれたそうで羨ましい。それだけの為にも訪れてみたい街です。京都の古本屋も楽しいものですが、最近はインターネットで検索して求める機会が増えました。オンライン書店でその利便性を享受するのがデジタルの世界とすれば、古本屋を渡り歩き、書棚をなめるように眺め、手にとって中身を見る、これぞアナログの醍醐味でございます。それと心通い合う人達と一献傾けるとき。
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