ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

カオティックヘビィネスバンド Sikth

2006年06月08日 | Weblog
Sikth / Death of a Dead Day 2006/6/6

デス・オブ・ア・デッド・デイ

レコ社(試聴できます)

MYSPACE

ロンドン出身の6人組カオティックヘビィネスバンド2nd。

宣伝文句

狂気と感情と創造力に突き動かされた混沌の世界へようこそ。
デビュー作「THE TREES ARE DEAD & DRIED OUT, WAIT FOR SOMETHING WILD」が大絶賛を受けた英国発クリエイティビティ集団=SikTh(シクス)、2ndアルバム完成!


前作1stの衝撃は凄かった。ツインボ-カルの片割れがキチガイじみた絶叫含むボ-カルで、展開予測不可能な変拍子の雨アラレなのにメロディアスだという離れ業を見せてくれた貴重なバンド。本国イギリスではかなり評判になったらしいが、日本ではいまいちパッとしなかったのは残念。私はこの変態変拍子メロディアキチガイサウンドを高く評価した(謎)。

新作は何故か6月6日にリリ-ス。話題作りのためなのか?先行で試聴できた曲が1stのイメ-ジではなく、かなり微妙な曲で新作を聴くのが怖い。

と言いつつ新作を聴いてみる。前作1stよりもメロディアス加減がかなり薄く、USAメタルコア寄りの音に変拍子を入れたような感じになっている。私が期待した1stアルバムの音は中盤以降も聴かせてくれない。彼らはUSAメタルコア市場を意識しているのか?

しかし!後半2曲には彼ららしい変態変拍子メロディアスキチガイサウンドがある。絶叫加減も抜群で、気が変になりそうな所が嬉しいではないか!特に12曲目の
AS THE EARTH SPINS ROUNDは新作の中では最強!でもこの1曲を聴くためにアルバム全部を聴くのは酷だ。見事に期待を裏切ってくれたので

評価5/10

変態変拍子メロディアキチガイサウンドの1stはこちら
ザ・トゥリーズ・アー・デッド&ドライド・アウト、ウェイト・フォー・サムシング・ワイルド