ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

Time Requiem

2006年03月16日 | Weblog
Time Requiem / Optical Illusion 2006 2月

オプティカル・イリュージョンズ

オフィシャルHP


試聴先


評価8/10

スウェ-デンの鍵盤奏者リチャ-ドアンダ-ソン率いるプログレッシブ風メロディックパワーメタルプロジェクトの3rd。

今作からボ-カルがヨラン・エドマンに変わった。前作まではすばらしい曲といまいちな曲の差が大きく、アルバム全体を聴いた時ののイメ-ジはあまり良くない。すばらしい才能があると思われるのに完成度不足で評価を落としている点が残念。

新作の前半曲はドラマティック系メロディックプログレメタルと化している。鍵盤奏者がリ-ダ-のアルバムだけあり、キ-ボ-ドサウンドは非常に魅力的。もちろんギタ-ソロの比率もかなり多く、キ-ボ-ドとギタ-の掛け合いがすばらしい!アルバム前半の楽曲がメロディアス劇的系でメリハリも強く、聴き応えがあるが、中盤が地味になってしまう…これは捨て曲かい?後半はいかにもありそうな感じの平凡な楽曲でつまらない。前半が良かっただけにかなり残念な仕上げ。参加メンバ-は皆優秀揃いなのだから、楽曲全体のレベルを上げれば神盤となるアルバム作成が可能だと思う。リチャ-ドアンダ-ソンはこのバンド一本に絞って秀作を作るべきだ。