
芸術的だなあ、と思う盛り付けに2通りある。値段がものをいうほどの皿を使い、繊細さが際だつ空間や細工を重視した高級料亭やレストランの料理と、心の赴くままに情熱こそが爆発だといわんばかりの食堂ランチである。たぶん、盛り付け終わった後に、一緒の鍋に入っている具とスープをドバッとかけたからだと思われるが、それにしても前衛芸術として一級品である。プラス100円追加で件の如く自家製チャーシューをトッピングしてもらったものの、チャーシューもドシャ降りの雨に濡れたようだ。不定期的に登場するこの冷やし担々麺は、定番の冷やし中華を脅かすほどの人気メニューなのだが、見た目のシュールさに常連客以外、その旨さに気づいていないらしい。今度はいつお目にかかれるのだろう。
それにしても、すごいルックスだ。