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secret boots

ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

〈装置〉としての実話 その3

2010-02-23 22:46:47 | 表現を考える
では、人は何によって感動を示すのだろうか。 これは新たな問いになる。 僕はここで、一つの考えを提出したい。 それは、「事実」ということばと、「真実」ということばの違いだ。 「事実」は言ってみれば、実際に起こったこと、客観的に(それもありえないと言えばありえないのだが)、とりだせるもの、ことを指す。 「真実」とは、それが人の心に映ったときの、もの、ことを指す。 つまり、人は「事実」を「真実」とし . . . 本文を読む

〈装置〉としての実話 その2

2010-02-23 22:44:23 | 表現を考える
では、「表現」である以上完全な「事実」でないということはどのようなことを示しているのだろうか。 それは、事実に基づく話でも、多かれ少なかれ「脚色」されている、ということである。 日本ではあまり問題にならないようだが、脚色は、シナリオや作品そのものに、大きな影響を与えている。 主人公の心理を中心に描きたいなら、とうぜん、そのようなシーンや描写が増えてくる。 逆に事実をまさにドキュメンタリータッチ . . . 本文を読む

〈装置〉としての実話 その1

2010-02-23 22:43:40 | 表現を考える
「この話は真実に基づいて作られています」 「この映画、実話だから感動できた」 ……よく、映画や本、マンガなどのメディアで、このような言葉をよく聞く。 彼らの話を聞くと、「真実」や「実話」であることが、最上のことであるかのように思っているように、感じる。 おそらく、日本人(だけかどうかはわからないが)にとって、「実話」であることは、感動を呼んだり、涙を誘ったりする代名詞とも言えるのではないか。 . . . 本文を読む

〈語りことば〉としての英語

2009-03-22 07:48:48 | 表現を考える
昔、高校の国語の授業で、古文とは昔の言葉だと教えられた記憶がある。 それを〈話しことば〉と先生が言ったのか、そこまでは覚えていない。 おそらく古文で習うことばは、当時(中古以前)の時代には〈話しことば〉ではなく〈語りことば〉だったはずだ。 「物語」とは「物」が「語る」話であり、「物」とは「物の怪」を指す。 つまり、物の怪がヒトの体に乗り移って、人間でない話を聴かせることが、「物語る」だったわけだ。 . . . 本文を読む