外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

2013年1月のマドリードへの旅(3)モスク、市場、その他のお店編~

2021-10-07 17:37:48 | スペイン

 

(村上春樹の「螢・納屋を焼く・その他の短編」風のタイトルになった・・・)

 

 

また間が空いてしまったが、今回はスペイン旅行記の3回目(前回の話)。マドリードのモスクや通りかかった市場、商店などがテーマだ。マドリードで撮った写真の残りを寄せ集めた感じで、まとまりはないが、まあいいよね・・・

 

 

まずはモスクから。

 

 

過去の記事を読んでいただいた方はご存じだと思うが、私は外国を旅する時、その土地のモスクを訪れるのが好きである。非イスラム圏の国のモスクは特に興味深く、味わい深いことが多い。

 

 

「マドリード中央モスク」 

 

 

 

 

 

このモスクはテトゥアン地区にあって、宿の近くの駅からメトロに乗って行った。大きくて立派なモスクなのだが、ネット上の情報は乏しく、外観も地味で、ひっそりした佇まいだった。明らかに観光客が行く場所ではない。

 

 

ちょっと腰が引けたが、入り口が開いていたので、中にいた男性に声をかけ、見学していいかと尋ねると、「もちろんどうぞ、ご自由に」と快く言ってくれたので、その言葉に甘えてゆっくり見学させてもらった。礼拝の時間ではなかったせいか、他には誰もいなかった。

 

 

シリアの人々ための募金キャンペーンの張り紙(アラビア語)。写真が印象的だった。

 

 

売店もあって、美味しそうなアラブ菓子が売られていた。シリア人が作っているとのことだった。

 

 

これを買って帰ってワインのつまみにした。(ハラームな・・・)

 

 

 

話題を変えて、次はメルカード(市場)やお店などについて。

 

 

日曜日に「El Rastro エル・ラストロ=蚤の市」と呼ばれる青空マーケットが開かれていると知って行ってみたら、かなり広い範囲に店がたくさん出ていて、地元住民らしき人々で混雑していた。寒い日だったので、周りに立ち並んでいた飲食店の中の、魚介料理を出すバル兼レストランで熱いカルド(Caldo =煮汁、スープ)を飲んで休憩したりしながら回った。

 

 

スープの写真を撮り損ねたので、ネットから拝借。こんな感じだった。

 

 

魚の出汁のスープ、安くて体が温まった。店の入口に「Hay Caldo(スープあります)」という張り紙があった。冬季限定のようだ。

 

 

蚤の市のTシャツ屋さん。なんか懐かしい絵が・・・

 

 

微妙な感じの犬猫の革バッグ

 

 

古着屋さん

 

 

鍵屋さん

 

 

周辺では何人ものストリートミュージシャンが演奏していた。概して演奏のレベルが高く、周りには人だかりが出来ていた。スペインには音楽好きな人が多そうだ。

 

 

 

 

 

 

蚤の市の写真はこれだけ。もっと撮ればよかった・・・

 

 

これはマヨール広場かその付近(覚えてない)で開かれていたコイン市

 

 

 

けっこう盛況だった。スペインにはこういうもののコレクターが多いのかもしれない。蚤の市でも、「こんなもの買ってどうするの・・・?」といぶかしく思うような壊れかけの食器や家具などを真剣に眺めているお客が少なくなかった。特に安くもなかったのに、スペインは経済危機の最中だったのに、謎である。

 

 

「金、買います」という看板が出ている店

 

 

経済危機のせいか、こういう質屋をよく見かけた。

 

 

建物の中に入っていた市場の魚屋さん

 

 

氷まみれ

 

 

売り手も客も渋いおじ様100%で、カッコよかった。

 

 

こちらは別の市場の魚屋さん ちょっとコワい顔・・・

 

 

夢に出てきそう。

 

 

サンミゲル市場のチーズ屋さん

 

 

バレエ(?)の衣装のお店

 

 

宿の近くのオニツカタイガーの支店

 

 

久しぶりに日本語を見かけて、マジで「あ!あ!」ってなった。

 

 

ついでに、宿で飲んだスペインビールの写真

 

 

妙な泡立ち。冷えてなかったせいか。

 

 

味はよく覚えていないが、どれもそこそこ美味しかった気がする。バルで観察した限りでは、スペインにはイタリアよりもずっとビール好きが多いようだ。イタリアでは、若者はビールをよく飲むが、年配の人はピザを食べる時しか飲まないケースが多い気がする。ちなみに、フィレンツェ人の友達は、「イタリア人は食べることを重視するが、スペイン人は酒を飲むことを重視する」と言っていた。そうなのかな?

 

 

 

 

というわけで、スペイン旅行記のマドリードに関する部分はこれで終わり。次回と次々回は、マドリードから日帰りで行ったアランフェスとセゴビアを取り上げる。インシャーアッラー・・・

 

 

(参考)

マドリードのモスク:スペインの多文化遺産の名所に浸る(自動翻訳丸出しの日本語だが)

https://jpn.vivit-tours.com/mosques-madrid-soak-sights-multicultural-spanish-heritage-742818

 

マドリード中央モスク、日本語の情報少なすぎないか・・・

 

マドリード穴場観光 ラストロ(蚤の市)

https://spainzatsugaku.com/visit-rastro/

 

スペイン・マドリードの人気グルメ8選!おすすめレストランもご紹介♩

https://tabinaka.co.jp/magazine/articles/71999

 

日本ではあまり知られていないスペインのおいしい郷土料理

https://tabicoffret.com/article/34751/index.html

 

サンミゲル市場(マドリッド)で食べ歩き|Mercado de San Miguel

https://aoitrip.jp/mercado-de-san-miguel

 

ヨーロッパで人気の「オニツカタイガー」 スペイン初の直営店をマドリードにオープン

https://corp.asics.com/jp/press/article/2010-09-24-1

 

 

(続く)

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3 コメント

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Zhenさんへ (ウンム・キタト・ミチ)
2021-10-10 15:57:18
羊肉の串焼きとビール、最高ですよね~

私もそろそろ外国に旅したいです。でもまだハードルが高いですね・・・

ネウロズの頃にはどうなってるかな~ Zhenさんも「東京クルド」、ご覧になったんですね。あれは在日クルド人の若者が直面している現実が見事に描かれた、いい映画だと思いました~私はだいぶ前に蕨駅近くのココシバ書店のイベントに参加して観て、監督の話も聞きましたよ~ ココシバはクルド人の子供たちが来る「寺子屋」など、クルド人関係のイベントをよくやってますよね~
https://cocoshiba.com/?page_id=12
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ウンム・キタト・ミチさんへ (Zhen)
2021-10-08 22:40:22
こんばんわ

アラブ菓子をワインのつまみににするなんて、罰あたりな、と言えた身分ではないZhenです。
ウイグルの羊肉串とビールは、最高に合うと思っています。(笑)

ともかくミチさんのブログを読んでいると、異国の街をフラフラしたい衝動に駆られます。

スマホでなく、PCで見るとなお一層です。

このままコロナが終息し、来春には、ネウロズを祝いたいものです。

では、また。
返信する
ウンム・キタト・ミチさんへ (Zhen)
2021-10-08 22:39:36
こんばんわ

アラブ菓子をワインのつまみににするなんて、罰あたりな、と言えた身分ではないZhenです。
ウイグルの羊肉串とビールは、最高に合うと思っています。(笑)

ともかくミチさんのブログを読んでいると、異国の街をフラフラしたい衝動に駆られます。

スマホでなく、PCで見るとなお一層です。

このままコロナが終息し、来春には、ネウロズを祝いたいものです。

では、また。
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