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ハレノヒ

日々の生活の、あわのようないろいろ。

GO!GO!7188解散

2012-02-10 23:02:49 | にちじょう
GO!GO!7188が解散を発表。

このバンドがデビューした頃、あまりにも「ロックとか好きだし、バンド
とかやってみたかったんです!」というような素人臭さがある気がして、
それが非常に気に入らないと思いつつも、でもどこか引っかかる音だった
のでなんとなく気になっていたのです。
しばらくして何かにつけて曲を聴くたびに、ああ、この子らは単純に凄いわ
と感心するようになって。
たとえば普通は、国内外問わずにいろいろな音楽を聴きまくって、知識とか
経験とかそういうものが積み重なって自分たちの音楽を作るのかもしれない
けど、彼女らはそういうものがあまりない感じがするのに(だから最初は
ものすごく浅はかでミーハーに見えた)、できてくるものが凄い。
天性のものがあったんだろうなぁと、素人ながら思ったものです。
大ファンてわけじゃないんですけどね。特に。
(1回だけ青山の学祭で見たっけな…POLYSICS、GROOVERS、あとなんだっけ…)

特にボーカルの子の声と歌い方が凄く好きで。
裏声にひっくりかえさないのにとんでもない伸び方をするあの声が。
間違いなく女性の声なのに、たまにあまりに無表情で少年みたいに聞こえるあの声が。
けど、ソロや他のバンドでの曲はあまりピンと来なかった。
あくまでこのバンドでの彼女の声が凄く好きだったのかも。
正直歌詞についてはあまり得意な方じゃなかったけど、「ドタン場でキャンセル」の

スカートの裾がほつれた 「あぁ もうだめだ」とぼやいた

という歌詞がなんかやけに好きだった。
基本的に同性である女性の書く詞で好きなものってあまりない。
愛だの恋だの会いたいだのなんていう歌詞は言うに及ばず、独特の湿っぽさが
凄く苦手なので。
(だから小島麻由美とか中山うりとかエゴラッピンの中納良恵くらいで、好きなのは)
だけどこの歌詞は女にしか書けないけどいやらしくなく、なんかずっと残ってる。

なんとなくだけど、このバンドはずっと続く気がしてた。
女性2人が同級生というのもあったからか、なんとなく。
そこまでバンドやメンバーに思い入れがないので、ものすごく残念てこともないけど
もうバンドとしての新しい音が聞けないというのは、素直に残念。


スピッツ会津風雅堂振替え公演

2012-02-02 20:30:00 | にちじょう
大雪の昨晩。
スピッツの会津風雅堂振り替え公演に行ってきました。
無事に開演、そして無事に終演してよかったなぁ。

わたしはスピッツ歴21年くらいになるけど、全然コアなファンでは
ないので、いろいろなことを知らないし、もし公演のチケットが
取れなくても、もちろん残念ではあるけど、まぁその程度。
だから指定席の会場で、こうワーッとなるでもなく、一歩引いた感じ
で見ているのが常。(楽しいんですよ、もちろん)

40代半ばを迎えた彼らは、いってみれば中年です、もう。
でも、若いんですよ。
ミュージシャンなんてのはかたぎじゃない商売だから、一般の人より
若く見えて当然なのかもしれないけど、見た目だけの話じゃなくて
なんというか…。
好きなことをやって、それで飯を食って20年とか25年とか経って
そういう姿には本当にあこがれるなぁというか。
別に自分が音楽をやりたいとかそういう話ではなくて、人間年を重ねる
と生活スタイルも好きなものも、いろいろと丸くなって妥協していく
ところってあると思うのです。
それは諦めというわけではなくて、年をとるということがそういうもの
というか。

自分がもっと若かった頃に想像していた今の自分の年齢くらいの大人
って、こんなんじゃなかった。
(まぁ単に自分がそこにいたらないだけなんだけど…)
服装ひとつとっても、もっと大人な格好をしてた。
自分は、そこには一生かかってもたどり着けない気がして。
でも、別にたどり着かなくてもいいのかなと。
そういう思いが強くなったのです。

いや、彼らは才能があって選ばれた人間だから許されてるってこと
で、自分もその生き方が許されるってわけではないのはわかってるけど。

それと。
最近ちょっとどこかで目にした話。

ソースが確認できないので「某バンド」としておきますが、そこのボーカル
の人が「震災で歌うことができなくなったとか言ってるヤツは、歌手とか
ミュージシャンなんて名乗るのをやめてしまえ」というような発言をしたとか。
別に名指しはしてないけど、まぁなんとなくスピッツのことを思い浮かべた人
がいるのは事実のようで。

確かにプロとしてそれでお客からお金を取っている以上、公演をとばすという
のは許されないことだろうし、それがどんなに重大なことなのかは25年も
やってる本人たちが一番わかってることだろうから、「それで都合が付かなく
なって見に行けなくなったお客のことを云々」なんて、今更言われなくても
という話でしょうし。
「その道のプロである以上、どんな状況下でもその道を貫かなければいけない」
というのは、もちろん理想ではあるし、そう在るべきだとは思うけど、でも。

人間、そこまで完璧にはなれないんじゃないかなぁと思うし、絶対的にそうで
ある必要もないような気がします。
震災後に「エア被災」なんて言葉がはやったけど、そういう人達のことだって
非難ばかりできない気がして。
自分が決して強くはない人間だから余計にそう思う。
そしてそういう自分は、そういう他人を否定できない。
甘やかしとか馴れ合いとか、そういう風にとられても仕方ないことだけど。

まぁ別にスピッツを名指しされたわけじゃないので、こんなこと、ただの
わたしの超個人的意見なんだけど。

余談。
昨日の会津地方は高速が通行止めになるなど大荒れで、帰りが大変でした…。
車で1時間あれば帰れる道のりを、2時間かけて家に到着。
というのも、わたしの住む猪苗代町は地吹雪がひどくて有名なんですが、国道
から我が家のある集落に入る道が吹き溜まってて見事にスタック。
先日まで乗っていた旧型キューブ(四駆)だったらこんなことなかったんだ
けど、今の車はFFなのです。
吹き付ける猛吹雪で頭がガンガン痛む中、30分くらいかけてスコップで
雪かきをしてやっと脱出。
裏磐梯方面に通勤しなくなったからと、冬用の準備をいろいろ怠ってたのが
よくなかったなぁ…。
スノーヘルパーって言うのかな、あれ買いに行こう。






日々のこと030

2012-01-31 20:30:00 | にちじょう
昨日はずいぶんいい天気だったのに。





白鳥がものすごい数いた。



でも今日は大荒れ。
まぁテレビでニュースになってるような、新潟や長野の豪雪に比べたら
今年は本当に雪が少ないんだけど。
寒いのは寒いんです。毎日。部屋の窓のサッシも毎晩凍るし。
でも例年のようなドカ雪が、今シーズンはまだないから。


ところで最近母がよく甘酒を作ります。



冬といえば。
アルコールの入っていない方の甘酒が大好きなんですが、こんなに
手軽に自家製できるとは。
昔の人の知恵って凄いなと思うのが、砂糖が入っていないのに甘い。
市販のは結構甘味料が入ってるものなんだろう。べたっと甘い。
でも、麹と米と、それだけで作る自家製は十分甘いのにべたべたしない。
ちなみにこれは雑穀を入れて炊飯器で作ったもの。
見た目はちょっとアレですが、この季節に凄くおいしい。

こんなに荒れてるけど、明日はスピッツ会津風雅堂公演(延期分)。
1ヶ月以上待ったわけですが、(寒波が来るらしいし)何事もなく
幕が開きますように。



あたらしい車

2012-01-24 20:30:00 | にちじょう


車が新しくなりました。
(会津ナンバー…できれば避けたかった…)
あたらしいといっても中古だけど。
4代目の車は「日産CUBE」で、色は薄い水色。
PAO、ラシーン、CUBE(旧型)と日産車ばかりを乗り継いでます。
うちの両親ともども昔から日産車で、車に全く詳しくないので
お世話になってる人がいるところになっちゃうんですね、どうしても。

前回の旧型CUBEは、ラシーンが事故で廃車にということで買い換えたので
とにかく時間がない中妥協に妥協を重ねて決めた車だったのです。
だから(好きで乗ってる人には申し訳ないけど)正直面白みのない車だと
思ったし、そんなに思い入れがなかったのです。
何しろ前の車が日産の歴史上に燦然と輝くパイクカーということで、それが
面白すぎたんですけどね。

今回は、まもなく走行距離が20万kmになるというのとエアコンの調子が
悪いというので、そろそろかなということで。
同じCUBEでも、この完全な箱型のCUBEは、今普通に入手できる車の中では
結構好きなデザインなので、まぁ満足してます。
CUBEはこのカタチの後から今に至るまで、個人的にどうにも好きになれない
滑らかな形になってしまってるから、ここから先のCUBEに乗ることはない
だろうな。
欲を言えば車体がちょっとだけ長くて7人乗れる(そんなに乗せることは
絶対ないと思うけど…)「CUBE CUBIC」がよかったのと、カーキ色の方が
尚よかったかなという感じはありますが、どっちも数があまりなくて
今すぐにというわけにはいかないとのことだったのであきらめました。

わたしはいつもだいたい10年落ちの車に乗ることが多いので、現在の
車にはあって当たり前の機能が予想外に嬉しかったりします。
今回の車のそれは、オートライトと間欠ワイパー。
間欠ワイパーはたしかラシーンにも付いてた気がして、それに慣れてたのに
旧型CUBEには付いてなかったのが残念で。
車の大きさ自体はあまり変わらないはずなのに車内が広い感じがとても
良いし、自分の視線や座高と窓の位置関係なんだろうけど、今までよりも
斜め後ろが見やすいのが気に入りました。(合流や駐車時)



そういえば去年までは雪のひどい地域に通勤していたので、冬はいつも
水と非常食を車に乗せてました。
いや皆がそうしてるってわけじゃなくて、そんな事してる人あんまり
いないだろうけど。
5~6年前のクリスマス前の豪雪の時に父が車の中に6時間くらい
缶詰になったことがあったのです。(通常なら15分程度の道のり)
もともと心臓がよくないので、長い時間水分を採れないという不安から
窓に付いた雪を食べたという話を聞いて以来の習慣です。
さらに去年の地震があって、何かと備える習慣は付いたような。
水は2ℓを2本と500mlを5本ほど。
冬だしチョコレートなんかでもいいんだろうけど、チョコだけだと
なんかしょっぱいもの食べたくなりそうだから…。(贅沢)

とはいえ、昨日までの車にもずいぶんとお世話になったのです。
遠くは黒部まで行ったし、近県なら数え切れないほど出かけたし。
さすがに20万kmなので下取りではなくて廃車です。
今までありがとう、お疲れ様。

日々のこと029

2012-01-05 20:30:00 | にちじょう
初買い。



何か買いたくて(こういう気持ちの時がたまにある)いろいろ探してたら
見つけたので購入。

スペインの靴ブランド「カンペール」のBAUSトートバッグ。(手提げサイズ)
ヒッコリーのワークパンツをそのまま小さなバッグに仕立てたような感じのもの。
もともとヒッコリー好きなのと、ポケットがいっぱいついてて機能的な感じが
良いかなと。赤いステッチがかわいい。
このシリーズの色柄違いのデニム地ショルダーもかわいいので欲しい。

どれだけ年をとっても、こういうものしか愛せない。
身の丈として手が出ないというのもあるけど、ご立派なかばんをいいと
思える日がいつまで経ってもこない。
せいぜいPORTERの2万円ごえの物を買うかどうか1週間くらい悩む程度。
年相応っていうのは若いなら若いなりに、若くないなら若くないなりに
あると思うんだけど、うーん。

ちなみに初めて「ロコンド」で買ったら、あまりにすばやい発送でびっくりした。
代引きにしたくなかったのでコンビニ決済(先払い)にしたのだけど、夜注文して
翌朝入金、午後には発送されて3日目には届きました。

・送料無料・返品も無料(事前連絡の必要が無くて凄く楽)
・返品用の送り状が同梱されているので手間がかからない
・コンビニ決済用のバーコード付払込票が発行できる
 (店頭で口頭で払込番号を伝えて…ってなんか苦手なので)
・14時までの入金でその日に発送してくれた
 (普通先払いの場合は店舗側での在庫確認後の入金になるけど、ここは即入金
  できるのでタイムロスが無い)
・ネット通販では少数派のヤマト運輸での配送

この辺が凄くありがたい。
ネット通販が皆こうだったらすばらしいけど、どうやって儲けてるんだろう、ここ。

特にクロネコヤマトで来るのは本当に嬉しい。
単純に震災後に「荷物一個につき10円寄付」というのをやってるので、ぜひ積極的に
利用しようと思ってもいたけど、わたしの住むエリアは佐川が本当にダメなので…。
いや、佐川がダメというわけではなくて、下請けの運送屋さんがダメなんです。
時間指定できないし、不在票が入ってたからと16時ごろに連絡したら「今日は
もうそっちに行かないから無理です」…。
いまどきはネットで荷物を追跡できるから「今日届くな」ってわかるのに、一度も
来ないで勝手に持ち帰る…。
まぁ昔に比べたら物の流通は劇的に変化していて、それに慣れてしまってありがたみ
を忘れてはいけないんだろうけど。
でもそういうことでストレス感じていらいらするのもいやなので、なるべくクロネコ
ヤマトを使うようにしてるんですが、ヤマト対応のところが少なくて。

ちなみにその後別件で「コンシェルジュサービス」というのを利用したら、返信の
メールもすばやい。
靴やかばんが欲しくなったらまた利用しよう。ぜひ。



年またぎのNHK教育「Eテレ2355」を見ていたら、「たなくじ」というのを
やっていた。
爆笑問題田中が、おみくじに見立てたいろいろな運勢が書いてあるカード
を持っていて、そのカードがくるくる変わるというもの。
ケータイのカメラで撮影すると、その一瞬を捉えて運勢が写るということ
でやってみたらこんなのが出た。
これは多分「大吉」みたいな物。



「ブレた?」と思ってもう1回シャッター切ったら、こんなのも出た。
おいおい、今年年女のわたしの運勢、もしかして凄くいいのか?
期待してもいいのか?
いろいろな意味で、しあわせになりたいのです。


「I love you & I need you ふくしま」

2012-01-01 20:30:00 | にちじょう


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今年の年賀状には「おめでとうございます」という類の言葉を
使っていいものかと悩む人が多かったと聞きます。
個人的には無事に年を越せたのだから「おめでとう」でいい
じゃないかと思うのです。
そりゃあ家族や大切な人を亡くした人にはそういうわけには
いかないけど、そうでないならば、いろいろあったけどとりあえず
新しい年を迎えられたことに対しての「おめでとう」。

さて。

大晦日は何年ぶりかでNHKの紅白を最後まで見ました。
目的は、猪苗代湖ズ。

彼らのせいというのではなく、あの大舞台で「福島!福島!」と叫ぶ
ということがなんとなく浮いているようには感じました、正直。
前にも書きましたが、宮城や岩手だって被災していて、津波の被害
で言ったらそちらの方が大きいわけですから。
(そんなことで競うことに意味は無いと思うけど)
なんというかこう、場違いとでもいうか…「福島県民(全県民では
ないにしても)だけ盛り上がっちゃって…」というか。

大晦日、福島中央テレビでは夕方に9月のイベントの様子を特番として
放送していました。(もちろん視聴&録画)
たまたま見ていたわたしの父が「福島福島叫ぶのもいいけど、現実的に
解決しなければいけない問題がたくさんある。こういう行動で引っ張って
いく人がいるのはいいことだけど…」というようなことを言っていました。
一応町の復興にかかわる仕事をしている人なので、その意見はもっともだと
思います。(原発でも震災でも直接の被害は無かったものの、観光や農業
の被害は県内全域で同じように抱えてることなので)
同じように、多分「福島が好きだとか嫌いだとかそういう問題ではない」
とか「あんなふうに叫んでたって何も解決しない」という意見もあるんでしょう。
今福島県や県民に対してそういう風当たりの強さがあるのは知っているし
現実問題として本当にまだ「何も終わってはいない」んだから。

だけど。
彼らは別に原発や放射能の専門家ではない。
農業や観光の専門家でもない。
原発の存在意義や放射能のこと、県民がそれぞれの立場で抱えている解決
しきれない問題のこと。
そういうことをどうにかしようなんて、またどうにかできるなんて思って
はいないんだろうし、そんなことまで望むべきではないんだろうから。

音楽という手段を使うことができる人達だったから、それで少しでも
人の「気持ち」に働きかけることができるなら、それでいいじゃないか。
なぜあの1曲や彼らの行動にそこまで求めるのか。
確かにひとつの曲としてはそんなにすばらしいものではないかもしれない。
歌詞だってメロディだって凝ったものではないし、単純だし。
「あんなの誰だって作れる」かもしれない。
だけど、あの曲を誰でも歌えるわけじゃない。
あの曲をあの場所で歌うって、偽善や売名でできることではない。
覚悟が必要なことだから。
そして、あの曲を聴いた福島県民が思い思いに受け取って消化するための
「あそび」の部分が、あのシンプルな1曲の中にあるってことが大切だと
思うのです。

わたしはツイッターってやらないんだけど、そこで「彼らはただうるさい
だけだった」「音楽性を感じない」ということをつぶやいた人がいるんだって。
音楽なんて所詮主観だし、いいんだ、好き嫌いは当然だから。
だけど、じゃああなたは何をしたのか?

福島県に縁もゆかりもなくて、福島県がどうなろうと知ったこっちゃ無い。
自分は福島や福島県民のために何かしてやる義務なんて無い。
そういう人もいるでしょう。それはそれでいいです。
だけど、原発に、電力に無関係な人っていないでしょう。
この先の未来のこういう問題に、かかわらなくていい人っていないでしょう。
別に「東京の電気を作るために福島が犠牲になったんだ」とかいうつもりは
全く無いけど、(言い方は悪いけど)せっかくこういう機会なんだから。
今いろいろ考えて見直さなくていつ考えるのか?ということだと思うのです。

「震災や原発事故が無かったら紅白なんか出られなかったし、一発屋の典型」
そういうことを言う人もいるでしょうね。
そんなことは彼ら自身も、また彼らを応援している人達もよくわかってると
思います。
それぞれのバンドは凄く評価されているけど、紅白出場を目指しているような
タイプではないし。
ただ単純に、福島のことを忘れないでもらいたい。
散り散りになってしまった県民が、年の瀬のこの時間だけでも同じ時間を共有
できればいい。
そして紅白を見た人が、全収益を福島県に送っているこの曲を、ひとりでも
ふたりでもいいから購入してくれればいい。
そういう思いだったんだろうなと。
そのためだったらなんといわれようとも、一発屋でも売名でも上等だ!と。

年が明けてからのTOKYO FMでの番組も聞きました。(なにせ明け方まで4時間
くらいの生放送だったので途中で眠ってしまいましたが…全部聞きたかったな…)
猪苗代湖ズはもちろん、高橋優、怒髪天、サンボマスターなど勢ぞろいで
福島県出身者はなまり丸出しで、親戚の集まりみたいな凄く良い雰囲気の番組でした。
(友達だと思うと腹が立つこともあるから、親戚という感じだ、とのこと)
「祝!紅白出場」ということで花を贈ってきた県知事に「こんなことじゃなく
もっと他に金を使え!」と箭内さんは言ってました。
この曲を歌う時はいつも泣きそうになるし、今回もそうだったとサンボマスター
山口さんは言ってました。

ほんとうにいろいろな思いがあって、年が暮れて、年が明けました。

新年早々なんか鬱陶しい感じの主張をしてしまいましたが、今年も、その先も
わたしは猪苗代湖ズやその周辺の活動を応援し続けますよ。
だって、やってることとかその心意気がかっこいいと思うから。
応援しないわけにはいかないでしょう。









大晦日

2011-12-31 20:45:00 | にちじょう


クリスマスが終わって、そこから大晦日まで。
雪が降って、いかにも年越しが近づいてる感じがして
意味も無く慌しい気持ちになって。



今年は本当にいろいろなことがあって、いろいろなことを考えた
一年でした。
年末になって一年を締めくくろうと、震災以降のことを扱った
特番なんかがテレビで放送されましたが、見るにつけなんて一年
だったんだと切なくなります。
悲しかったことやつらい思いをしたことをわざとらしくドラマチックに
飾ることはないけど、いろいろな人のいろいろな思いは現実にそこにあって、
何も解決しないまま一年が終わる事だってあって。

だったらせめて、明日は、来年は、少しだけでもいいことがありますように。
悲しい気持ちが少しだけでも薄まるような、そういう時間が1分でも増えますように。

みなさま、よいお年を。

日々のこと028

2011-12-18 20:30:00 | にちじょう


本格的な冬到来。
自分の中で去年までと季節の進み方が違うので、なんだかいつになっても
冬にならないなぁという感じがしてた。
ここ2~3日雪が降っていて、部屋の外の廊下のサッシも結露が凍る。

いや、去年までは毎日雪山に出かけていかなくてはならなくて、それが
もう本当にいやで。
真冬はもちろん、4月頃に里では春になってるのに山はいつまでも冬な
感じとか、長すぎる冬が苦痛だったのです。
しんしんと降る雪が、こんなにも静かできれいなものだったとは。



冬の寝具、防寒対策。
マイクロファイバーの敷パッドと毛布。
これがもう、熱源が無いのにもかかわらず非常に暖かで、今のところ
電気毛布なんかの類はまだいらないかも。
もっともこもこした羊みたいなのもよく見るけど、あれは結局へたっちゃう
し、汚れ(ごみ?)が絡まる感じがどうにも苦手。
マイクロファイバーはひと冬使ってもへたらない。
スーパーでもホームセンターでも、ここ数年のプライベートブランド商品の
質の向上はすばらしくて、これもそれぞれ798円とかそのくらい。
しかも、安価なものにありがちな変な柄とかファンシーな色使いではなくて
ちょっとくすんだ黄緑とブルーグレー。
これに挟まって寝ると、朝まで暖かい。本当に。



でもそうは言っても、もう少ししたら湯たんぽも必須。
わたしのはお湯を入れるんではなくて、中に入ったジェルを電気で温める
やつ。
本体は幼稚な柄でカバーもよくないので、無印の湯たんぽカバーを購入。
わかりづらいけどブラックウォッチ柄です。紐がロープみたいでかわいい。

それと最近布団を買った。
軽い布団が好きなのです。
今まで使ってたのがもうずいぶん…もちろん干したり洗濯したりはしてるけど。
これも、最近はホームセンターのプライベートブランドとかニトリなんかで
ずいぶん安く売ってるし。いい時代だ。



あと、結構前から気になりつつも買うのを迷ってた「NIMES」のブランドムック。

(こういうブランドムックって、気になってしまう。
「正規の商品を買えないから持ってるって感じがして、貧乏くさい」という
意見もある様子。
うーん、物によってはいいと思うんだけどな。
こういうのはバッグなんかが多いけど、別にメインとして持つわけではないし)

ラバーの湯たんぽ+カバーセットと、使い捨てカイロを入れるポケットつきの
ひざ掛け。(どこでもこたつと書いてあった。)
湯たんぽカバーは三種類あって、でもこのボーダーがどうにもかわいすぎて。
中の湯たんぽも、アイボリーでクラシカルで凄くかわいいヤツ。(水枕にもなる)
凄く小さいんだけど、電気蓄熱式の湯たんぽ以外にも、いざという時の為に
ひとつ持ってたら安心かなとか言い訳しながら購入。

だってかわいいから。
ひざ掛けだって何枚も持ってるし、ほんとに使うのかどうかという部分で
悩んだんだけど、かわいいんだもの、しょうがない。





SPITZとげまる2011@會津風雅堂

2011-12-08 21:07:20 | にちじょう


震災の影響で3月末に予定されていた郡山公演が中止になり、その後
スピッツなりの支援として他の県と合わせて、この会津公演が追加
されたのです。

ですが。
始まって30分ほどでしょうか。
マサムネののどの調子が悪いらしく、公演中止に…。

会津としては10年ぶりの公演だったし、3月からの今までの経緯とか、
今この時期に福島県ということとか、やる方も見る方もそれなりに
思うところはあったはず。
その無念さとか悔しさとかは、相当なものであったでしょう。
(いまやとても大きなバンドだから、中止という決断もきっと大変
なんだろうなぁと思うし。)
でも今日のマサムネの声は、たいした耳を持ち合わせていないわたし
でもはっきりわかるくらいに辛そうだったので、これはもう仕方ない
んだろうなと。
振り替え公演が行われるとのことで、個人的には「お大事に」という
気持ちだけです。残念ではありますが。
(実は3月の郡山のチケットが取れなくて、今回ぎりぎり2階席を
取ることができたので、楽しみにしてたんですよ。10年前の会津公演
にも行った、同行の母と共に。)

こういうことって結構めずらしいことだと思うけど、そういえばわたし
の人生では2回目だ。
昔、今からさかのぼること21年前、中学2年の時に見に行った初めての
ライブであるレピッシュの郡山公演で、同じように中断、中止、振替公演
という経験をしたのです。なつかしい。

スピッツはもう20年以上聞き続けているので、曲によって浮かんでくる
自分の今までの過去がたくさんある。
今日の冒頭部分で「ロビンソン」をやったときも、昔のことを思い出した。
16年前、高校を卒業して上京したての春にこの曲がはやったのです。
テレビの音楽番組に急に出るようになったり、それまでのスピッツの
知名度からは考えられないくらいに一気にメジャーになったよなぁ。
あの頃の、初めて生活する都会の空気のにおいとか、そういうことを
思い出す。

ついでにサポートキーボーディストのクジヒロコさん。
スピッツのサポートとして名前を知った時に、ここで彼女の名前を目に
することになるとは!と驚きました。
dipというバンドのヤマジのソロ作品(これも中学生くらいの頃に聞いてた
ものだけど、今でもものすごく好き)に参加してたのです。
今もたまに一緒にやってるみたいですが、全くジャンルの違う二つのバンド
がなんかこの人でつながったという感じが不思議な感じ。

わたしの中の20年選手は、スピッツ以外にもフィッシュマンズ、ピロウズ、
エレカシなんかがあって、なんかそれぞれにいろいろ思い出す。
気づくと自分の人生の半分以上聞き続けてるわけだけど、たぶんこうなったら
一生聞いていくんだろうと思う。

今日も小学生くらいの子供連れのお母さんもいたし、わたしの母だって62歳。
見た感じもうちょっと上のお客さんもいた。
母は「わたしみたいなおばさんは笑われるかなー」と言ってたけど、最近、
特に9月の「風とロック」のイベント以来強く思うけど、そういう風にお客さん
の層が広いライブって、それでこそだと思う。
まぁ若者たちであふれてるようなものだってそれはそれでいいんだけど、自分の
親世代の人が好んで聞いてくれてるなんて、自分がやってるわけでもないのに
なんとなく嬉しい感じがする。

そういうわけですので、待ってます。
万全の状態で、ぜひまた会津の地を訪れてください。

AIR JAM2011を見て思う

2011-12-03 20:30:00 | にちじょう



なぜ今頃になってAIR JAMの話を書くかというと、スペースシャワーで
今年のイベントの様子が放送されて、それを見たのが今だから。

思い起こせば1998。AIR JAM98。
13年前の豊洲に、当時高校生の弟と一緒に行ったのです。
そんな弟も、今はもう30歳。わたしもまだ20代前半で若かった…。
(ちなみにGARLIC BOYS、RUDE BONES、SCAFULL KINGとか好きでした)

スペシャの特番でインタビューされてた若者は「リアルタイムで
ハイスタを見てないので、絶対見たいと思っていた」というような
ことを言ってた。
出演したバンドの一組は、最後のAIR JAMが開催された11年前頃に結成
されて、もろにそのあたりの影響を受けてきたと言った。
…自分も年取るはずだよな…と、なんか空恐ろしくなってしまった。

この手の話のときにいつも思うけど、たとえば今25歳の人が「10年前は…」
と思っても、10年前の15歳の頃のことって「子供の頃」の範囲だという
気がする。(まだ物心がついたりついてなかったり)
でも、わたしの10年前は25歳で、既に大人だった。(とっくに物心がついてた)
さらに、20年前までさかのぼってやっと中学生。
もちろんこれが80歳になったら60年前でも既に大人なんだけど、ある程度
の年齢以降、その感覚が怖い。
「自分が若い頃はなぁ~」みたいな話をしたいわけじゃなくて、ある種の
恐怖なのです。この感覚は。

今回の話と全然関係ないけど、大好きなフィッシュマンズの歌詞に
「20年前に 見てたような 何もない世界が見えた」というのがあって、
その曲をリアルタイムで聴いてた当時は年齢から20を引けない年だった
から、歌詞そのものは凄く引っかかってたけど意味が理解できなかった。
それがわかるくらいの年齢になってからの感覚。


もともとハイスタの音楽は好きだけど、思想というかまぁ歌詞が苦手
だった。
なんというか結局のところ、そうありたいという理想はあっても
そうなれない自分がいて、うらやましかったんだな。
ハイスタ自身もそうだけど、そのまわりにたくさんいた若い「キッズ」
たちが輝いてる感じが。
わたしはひねくれた人間だから、たとえばライブに行ってもモッシュの輪
に入るのはなんとなくためらったし、好きだけどまぶしくて見てらんない
感じだったんだと思う。
でも当時は自分も若いから、そういうのは認められなかった。
それが30を大幅に越えた今、イベントの様子を見たりしてふと思う。

幸せなんだよな、こういう方が、結局は。

ハイスタの面々はわたしよりもひと世代上。
もう40を越えたというのに、全くぶれてない。

昔から理想だとか自由だとか、あるいは世の中にあるいろいろな問題
だとかに真剣に立ち向かう人達ではあったけど、そういうものも当時の
わたしにはちょっとわからなかった。
そして2000年以降ハイスタが活動休止して、それぞれがそれぞれの活動を
していく中、他の二人の活動は自分の中で好感持てたけど、難波章浩だけは
ちょっと受け付けなかった。
宗教的というか精神世界というか…とにかく「あ、そっち行っちゃうのかぁ…」
というような残念な思いが、個人的にはあった。

でもやっぱり。変わらないのかも、基本的には。

なんでもそうなんだけど、本当だったらごちゃごちゃ言う前にまず一歩
踏み出した方がいいんだよなぁ。
そうした方が生きる上で、たぶん楽しいんだろうと思う。
そして、あの頃に「STAY GOLD」って曲そのままに輝いてた「キッズ」たち
みたいに、そういうことに若いうちに気づけた人は、幸せなんだと思う。
時間がかかりすぎてしまったよ。わたしは。

今回のイベントは、特に東日本大震災を受けての開催で、来年には東北での
開催も約束してくれている。

そういうことを、できる人は凄い。

生きてる以上「もう遅い」なんてことはあんまりないのかもしれない。