こんばんは。ブログをみていただき、ありがとうございます。新潟市の今朝は、今年一番の冷え込みとなり、秋の深まりを感じます。体調崩される方も多いと思いますので、お気をつけください。
昨日は、AALA (アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会)と日中友好協会準備会の主催で、満蒙開拓団について学習会を開催しました。
中国から仕事で日本にきている方や県立大学の先生など、会場いっぱいの参加者で、成功しました。
戦前、日本は中国侵略の拠点として満州国を建国し、日本人を大量に入植させ、中国の人々から土地を奪いました。
戦争末期、ソ連の進攻のなか、8万人もの犠牲者が出て、満州に取り残された残留孤児がうまれ、今でも、その家族が満州に住んでいます。
残留孤児の帰国を支援し日中交流にとりくまれてきた斎藤さんのお話では、元満州開拓団の90歳近い女性は、満州で逃げる途中、自分の赤ちゃんを置き去りにせざるをえなかったそうで、「今でもあのときの赤ちゃんがどうなっているか心配になる。」と悲痛な思い出を告白されたそうです。
斎藤さんは、戦後70年近くたって、残留孤児も家族も高齢化していること、日本語を忘れたり、話せない人も多く苦労していること、政府の保障も生活保護基準を下回らないことが決められているだけで、経済的にも厳しい状況にあることを告発されていました。熱のこもったお話に、ひきこまれました。
戦争は二度と起こしてはならないこと、改めて実感した学習会でした。
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