石破茂も高市早苗も「酒を飲んでの会談」は嫌いのようだ。
そんな暇があれば家に帰って本を読むらしい。
私は評価したいのだが。
しかし政治家はそれでは駄目のようだ。
政治評論家の田崎史郎(スシローとも呼ばれるようだが)の持論だ。
だから高市は「女・石破」と呼ばれている。
また、こちらの批判は当たっているかもしれないが、支持議員への言葉でのお礼をろくにしないようだ。
しかしそれでも、
今回二人が決選投票に残ったことは何を意味するのだろうか?
小沢一郎と野田佳彦の8年ぶりの会談は緊迫感のあるものだったようだ。
(3万人のための情報誌選択)
会食は二人きりで二時間近く行われたが、決裂した場合に備え、控えの間には側近が待機していたほど会場は緊張感にあふれていた。
だが、話し合いは和気あいあいとしたものとなり、小沢は「野田さんは代表選に出ないんですか」と単刀直入に切り込んだ。野田は言葉を濁したが「ノー」ではなかった。
二人はその後6回会談し「第二次野田政権をつくろう」とがっちり握手したという。
恩讐をこえて政権奪取に向かう二人の政治家の執念がこの国を変えられるか?
今月中に決着がつくか、あるいは最終戦は来年の参院選になるか、目が離せない。
多くの人は動物や植物の性質を学ぶことに時間を費やしている。
それよりも人間の性質を学ぶことの方がどれだけ重要であることか。生きるときも死ぬときも、われわれが一緒にいるのは人間なのだから。
17世紀の思想家バルタサル・グラシアン