通常、参院選は中間試験の色合いが濃く、その結果で政権が入れ替わるということはない。
ただ、政権与党の敗北の度合いにより首相が交代するというのは何回か起きている。
ところは今回は、かなり様相が異なる。
衆院では自民・公明が過半数割れしており、参院でも敗れれば政界再編成の可能性が十分あるのだ。
今のところ、自民・公明はかなり苦戦しており過半数割れも十分あり得る状況だという。
そうなったときにどうなるかだが、今の段階では「神のみぞ知る」ということか。
野党がまとまれば政権交代が起きるのだが、野党は右から左まで主張が違うので実際まとまるのは難しい。
案外、少数与党の石破政権が細々と続くかもしれない。
あながちこのような状態が悪いとは思わない。
与野党が党利党略を離れて国民生活再建のために熟議の国会がなされる可能性もあるからだ。
自民・公明による利権政治に終止符を打ち、国民生活重視の政治がなされることを期待したい。