JNN(TBS系)の世論調査によると岸田内閣の支持率が前月比7ポイント上がって29.8%になった。
自民党にとって喜ばしいことだと思うが、議員たちの反応は真逆だ。
自民党関係者「そんなはずはない」。
別の関係者「困るんだよ、どうするんだ解散したら」
岸田首相は「疫病神」のような扱いだが、本人は「やる気満々」だという。
岸田下ろしが起こって良いと思うのだがそんな動きも無い。
9月に総裁選があるからあわてることは無い、ということだろう。
自民党議員大多数のシナリオは9月の総裁選で別の表紙を選んで10月解散だろう。
3年前は不人気な菅首相を事実上退陣に追い込んで、岸田文雄の顔で即解散し勝利した。
「柳の下にどじょう」は、いるかどうか?
石破、河野、小泉はかなり使い古したカードだ。
初の女性首相と目される高市早苗や上川陽子も今一つ。
自民保守派議員は高市グループと城内実グループで分裂気味とか。
上川陽子も島根1区補選の応援に入ったが応援弁士の力量に疑問符がついたという。
「真面目過ぎて熱量が足りない」ということだろう。
要するに自民党は人材枯渇の様相だ。
9月には立憲民主党も代表選がある。
今の泉健太代表も衆院補選で3勝したが盤石ではない。
他の野党とどのように連携を取っていくか、さらには連合との関係をどうするか?
政権選択選挙に堪えうる代表を選ぶ道もあるだろう。
こびりついた垢をどうするか、
次の解散総選挙は「政権選択選挙」であるべきだ。