行雲流水の如くに

世の指導者は動物の世界を見習うべきだ。

チンパンジーの群れが集団で移動するとき、先頭に立つのはナンバーツーのオスだという。

辺りを偵察し大丈夫とわかると、まず自分が「先陣」を切って進む。

その後を赤ん坊を抱いたメスや子供が続く。

そして「しんがり」を務めるのがナンバーワン。

リーダーが体を張って仲間を守っているのだ。

 

動物の世界は厳しい。

このへんでキタキツネは強い方に属するが雪の中を彷徨う。

 

織田信長が唯一負け戦になって逃げかえるはめになった時、全軍の殿(しんがり)を務めたのは秀吉だ。

秀吉が天下を取ったのは、うなづける。

最近の自民党の派閥の領袖を見ていると、リスクを取る勇気も胆力もなさそうだ。

 

北海道新聞カレンダーより  エゾユキウサギ

ウサギの特技は「逃げるが勝ち」


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コメント一覧

megii123
kenちゃん、こんばんは。
まさに有言実行ですね。
素晴らしい。
こんなことを言うと叱られるかもしれませんが、ナンバーツーが先頭に立ち(攻め)ナンバーワンが殿(しんがり)を引き受けたということでチンパンジーの集団行動に似ています。
組織の在り方としては上手なやり方です。
25歳でこのような発想と行動が生まれたということは、勇気と胆力に裏打ちされていたわけですね。
knsw0805
行雲さん、こんばんは。
猿の群れのことは分かりませんが退却戦は難しいですよ。実は私は父から退却戦の仕事ばかりさせられました。ある意味では私が言いだしたのか分かりません。私が家業に戻った時、当時(昭和47年頃)の金で1億5千万程度の負債があったのです。それで私は父に提案しました。半分ずつにしてお互いに競争しようと、そしてそれに負けたら潔く身を引く(お互いに辞任)か会社を清算しようと、私は父が最も難しかった別系列の部門を引き受け、父にその部門を会社にしてもらいました。まさに殿戦です。そしてその部門のトップ、会社では社長ですが、まだ25歳位で余りにも若かったので父が社長で代表取締役常務になりました。とにかくそこの新しい会社は全ての部門、営業所で赤字だったのです。途中の道程はともかく昭和47年から始まったスタートで昭和49年12月末に7000万円を完済しました。父も喜びましたね。もっと凄いことは本体の父も1年遅れましたが7000万円を完済しました。さすが私の父と思いました。あの「金ヶ崎の退き口」は日本歴史上最も有名な殿戦ですが、私も今夜はそれに思いを馳せました。「リスクを取る勇気も胆力もない」どの時代でも勇気と胆力こそが時代を切り開くキワードです。
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