マグリットの空と雲

旅,空,猫,馬,Champagne&美酒,美食,art,色,海&船…時にsurrealな、好きなもの写真雑記帳。

ゲキ×シネ 薔薇とサムライ

2011-06-30 | Movie/映画
ふらりと寄ったプリンスシネマで「薔薇とサムライ 」を鑑賞。

古田新太×天海祐希、劇団☆新感線の舞台をスクリーン用に編集した「ゲキ×シネ」
人気でなかなか取れない劇団☆新感線の舞台を、映画館で楽しめるお得な企画♪

客演天海祐希扮する女海賊アンヌと看板古田新太扮する用心棒・石川五右衛門。
海賊として育ったアンヌが、実は亡き国王の残された娘だったことがわかり、大宰相が牛耳る国を救うため、国王に即位。国王として、かつて自分の育てた海賊たちを討伐しなければならなくなるのだが……。
新感線のお芝居なので、荒唐無稽!?抱腹絶倒?!のストーリー。
ふつうのお芝居にしても長い3時間16分。この超大作をスクリーンで見せるため、映画館なのに幕間15分の休憩あり。

女海賊から女王即位までの物語を迫力ある歌とダンス、大道具の演出で息もつかせずに一気に見せ、前編終了。
15分の休憩を挟んで後編へ。

後編は、女王アンヌ率いる国軍 VS 五右衛門率いる古巣の海賊たち
陰謀うずめく城の中、誰が敵で誰が見方なのか。物語は二転三転し、クライマックスへ。

とにかく、天海祐希、かっこよすぎーー!
誰よりも男前で、惚れ惚れします♪
BOSSのイメージが定着しつつあるこのごろですが、この方、やはり宝塚の大スターだけありますね!
スラッと長身に端正なマスク、切れのあるダンス、舞台が映えるのなんの!!

海賊アンヌ・ザ・トルネードから女王アンヌ・デ・アルワイダ、海軍率いるへと七変化する衣裳だけでも愉しめますが……、
いや、正直コルセットばりばりの女王姿はコスプレチックですww
が、途中海軍率いる姿は、“オスカル”そのもの、ヅカファンでなくてもしびれます~~♪
男装の麗人、美しすぎてうっとりしました~~^^
※天海さんは、オスカル演ったことはないんですって。
2番手時代、91年のベルばらではオスカルは涼風真世、相手役のアンドレ、そしてフェルゼンだとか!


五右衛門・古田新太、このひとも、でーんと存在感ありますね。(幅が・・という意味ではなく)
要所要所で笑いを取るけど、とり過ぎないところが安心して観られますw 
義理と友情に厚く、剣の使い手であっぱれ!また別の意味でかっこよかったー^^

ほんと、大マジメな顔して、大掛かりにおバカなことをしてくれる、さすが新感線のひとたち、熱くてサイコー☆<<<

海賊と悪党ばっかりの登場人物の中でただひとり“乙女”なポニー役、神田沙也加、かわいかったです。
華の役だけに、意識してるのでしょうけれど、アイドルっぽい歌い方がママそっくりでびっくりしました。
歌唱力もさることながら、こんなに舞台映えするとは驚きました!

女は薔薇、男はサムライ~~~♪
GOGOGO五右衛門ロックー サムライ魂~~~♪

3時間の長丁場を飽きさせず、ひきつける勢い、すごいです!
ゲキシネは、あらかじめゲキシネ撮影を前提に舞台を制作しているそうで、そういう意味ではスクリーン向き。
舞台だと、袖のほうが見切れたり、小さかったり、席の向きによっては見逃してしまうような細かい動作も、
ゲキシネでは、演者のクローズアップ、切り替え、ダイナミックな編集があって、生で観る舞台とは違う楽しみがあります。

でも、これだけエネルギッシュなお芝居は、やはり生の舞台で観たかったな~。
再演しないかなぁ。。

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