オーディオでも楽器でも、音声回路に真空管を使用している機材なら、多かれ少なかれ使用している真空管によって音が違ってきます。そんなわけで、同じ規格の真空管でもメーカーや内部構造、製造年代等の違う真空管を差し替えてみると音が色々と変化します。自分にとって良い音、好みの音、の真空管を探し求めて、色々なメーカーや年代の真空管を差し替えて試してみる方も多いです。しかし、多くの場合、音が良いとされる真空管は入手が困難で高価です。それならば、取り合えず安い中古真空管で音の傾向を調べてみよう!いえいえ、そもそもそんなに凝ってないので、ちゃんと音が出ればいいので、とにかくやすい物!等々、中古真空管に求められる思いは色々です。いくら中古で安いといっても使えない物はダメなので、販売するには一個一個手間をかけて測定しなければなりません。これが本当に時間が掛かります。暫く使っていなかった真空管の中には測定値が安定するまで10回以上測定するものも多々あります。今回は手持ちの12AX7シリーズを測定しました。ボックスプレートのムラードCV4004からチャイナ製のお安いものまで、更には測定値もオーバー100%から涙の50%アンダー(使えるの?)まで、色々あります。

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