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英国紳士の午後

メタルマンをこよなく愛すロックマン系管理人ブログ
メタルマンはメタルブレードで死ぬ

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017)

2017年04月11日 22時09分03秒 | 映画レビュー
そもそも俺は攻殻機動隊についてはあまり詳しくない。
高校生の頃に「イノセンス」が公開されたので見に行ったが、なんとこのとき「GHOST IN THE SHELL」を視聴したことがなかった。
なので、当然全く意味がわからなかったので面白いとは到底思えなかった。
そもそもあの頃の俺が見ても、あまり攻殻機動隊おもしれー!とはならなかったように思う。

攻殻機動隊について最も最初に触れたのはゲームだったように思う。
PS2で攻殻機動隊のゲームが出ていて、それを全クリした程度。
このゲームは、操作性があまりよくないように思うが、ゲームとしては結構面白い。
またプレイしたいのだが、どうやら売ってしまったようだ。
またSAC、2ndGIGも見たのは2、3年前でARISEについては未視聴のため攻殻機動隊についてはかなり素人だ。

さて映画について書こうと思う。

まず最初にスカーレット・ヨハンソンが主演であることについて、俺はかなり否定的であった。
草薙素子はクールなお姉さん、という印象がある。
それに対してスカーレット・ヨハンソンは、お姉さんというより小娘という印象だ。
「ルーシィ」の時も圧倒的な力を持ってはいたが、やはりお姉さんではない。
そういう理由からスカージョが素子を演じるのには違和感があった。

また少しずつ本編のあらすじが発表されていったが、主人公の名前は「草薙素子」ではなく「ミラ」だった。
やはりアニメの実写化は変なことになるなぁ、と感じた。
まぁつまりこの映画には全く期待していなかった。

実際に視聴してみると非常に面白かった。
確かに原作と話はかなり異なってはいるが面白かった。

建物、町の雰囲気などはGHOST IN THE SHELLのイメージをそれなりに再現出来ていた。
あのカオスな街並みの雰囲気を映画としてうまく再現出来ていると思う。

水の上でゴミ収集車のスタッフをボコボコにするシーンは結構原作と一緒ですごかった。
まぁ原作はゴミ収集車のスタッフをボコったわけではないが。

桃井かおりを起用したのも、個人的にはかなりいい人選だと感じた。
わかりやすいお涙頂戴であるが、そんなに話を難しくする必要もないのでいいと思う。

全体的に一つの映画としてみれば完成度は高い!
現代版ロボコップといった感じだろう。

このように褒めてきたが色々、欠点もある。
攻殻機動隊の実写!と考えるとやはりちょっと違うのである。
攻殻機動隊といえば、なんかよくわからんけど難解、押井守の趣味映画!という印象が強い。
実際、「GHOST IN THE SHELL」、「イノセンス」もなんだかよくわからんというか小難しい。
理解できないのでネットで解説しているページ等を見て理解している。
しかしそうやって理解出来てくると面白さが増してくる。
「あ、ここのシーンはこういうことだったのか!」という新たな発見が出てきて何度も視聴したくなってくる。
わかりにくい内容が逆に考察、想像を掻き立てるのである。
(エヴァも似たようなもんかもしれないけど、エヴァは明確な答えがないのでエヴァのほうが雰囲気アニメ感はある)

またキャストに文句を言ってもしょうがないが、バトーがあんまりバトーっぽくないんだよなぁ。
攻殻機動隊と言えば、やはりバトーは非常に重要なキャラである。
が、この映画は少佐(ミラ)に焦点を当てすぎてバトーさんがあんまり目立ってないように感じた。

あとスカージョはやっぱちょっと違ったかなぁと思う。
もっと細身の人を起用すべきだったろう。

攻殻機動隊マニアの方々は、色々思うこともあるだろうが、こういう攻殻の世界もアリだなぁ、と寛大な気持ちで見ればそれなりに楽しめるのではないだろうか。
なんというか「攻殻機動隊外伝」みたいな感じだと思えばいいんじゃないかな。

と色々書いてきたが、話はわかりやすく攻殻機動隊を見たことがない人でも楽しめる映画なので是非一度見て頂きたい。

血煙の石川五エ門(2017)

2017年02月10日 22時58分32秒 | 映画レビュー
今回、やっと覚えたんだけど「次元大介の墓標」とかこれは小池ルパンって言うらしい。
「峰不二子という女」は、キャラクターデザインをしたらしい。
覚えておこう。

「次元大介の墓標」もルパン三世作品としてはかなり良かった。
ヤエル奥崎もいいキャラしてたし、次元との対決も熱かったよね。
「次元大介の墓標」は2014年だったのであれから大体2年経ちました。

今回のお話は、ホークとかいうパワー系キャラが五エ門と対決する話。
このホークとかいうやつがとにかく強くてバイクで吹っ飛んでも生きてる、崖から落ちても生きてる!
まるでゾンビのよう。
豪華客船を揺らすことが出来るほどのパワー!
防御力も高く、銃で撃っても斧で弾き返してしまう!
そして特徴的な歯!なんか金属で出来てて恐そうだ。

劇中で次元が応戦するシーンがあるが、全く意に介さない様子だった。
ということはホーク>次元>ヤエル奥崎、ということか?
まぁあんまりそういうこと考えないほうがいいか。

今作では「次元大介の墓標」の頃よりルパンと次元が親密になっており、時間の経過を感じさせてくれた。
不二子もほとんど活躍はしないもののうまく存在感を示していていい塩梅だった。
作品によってはルパンを裏切って、裏切ったくせに「たすけてルパァン」と言ってくるときもあるので今作のように主張し過ぎない活躍はベストだ。

「次元大介の墓標」には五エ門が出てこなかったが、今作の劇中で鉄毒組(やくざ)の人たちが百地三太夫の名前を出していた。(これは原作もそうだが)
また劇中で「ルパンは拙者の獲物」みたいなことを言ってたので第一期の時間軸に分類されるのだろうか?
まぁ深く考えなくていいか。

ホークと五エ門の戦いは凄いいいシーンだったが、ヤエル奥崎と次元のタイマンの方がなんとなく良かった気がする。
まぁまだ1回しか見てないので、何回か見たら意見も変わるかもしれないが。

今作で個人的に残念だったのはエンドロール後にマモーが出なかったことだ。
というか勝手に俺が期待してただけなんだけど。
この感じで不二子、銭形、ルパンvsマモーのリメイクみたいのをやってほしいなぁ!
ルパンは死んだはず、という展開はvs複製人間と一緒だし。
まぁあっちはクローンが死んだのに対し、こっちはヤエル奥崎さんが勝手にお墓を作ってくれたので大分意味合いが違うのだが。

ドクター・ストレンジ(2017)

2017年01月30日 03時41分20秒 | 映画レビュー
久々のマーベル映画。
今作は、制作がMARVEL→MARVEL STUDIOになってからの作品第一作目であったが、個人的には今後に不安を残す出来であった。
作品の出来栄えとしてはイマイチというのが正直な感想だ。
細かいあらすじについては、いろんなサイトで皆さん詳細に書いているのでここでは書かない。

まぁもともとドクターストレンジは、マブカプ3でこんなやついるんだ、って知ったぐらいなのでほぼ何も知らない。
さすがにエンシェントワンとかは知ってたけど。

映像、キャスティングなどは良かったが脚本があまり良くなかった。
あとドゥマムゥのイメージは、マブカプのイメージが強いのであんなでっかい顔のキャラなの?と思ってしまった。
それについては俺の勉強不足の可能性もあるので、あまりごちゃごちゃ言えない・・・
が、もし映画用にキャラのイメージを変えたのであればこれは改悪と言わざるを得ない。

以前、「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」だっけ?
まあFF4の2作目なんだけど、それにギャラクタスが出てきた。
ギャラクタスといえばあのでっかいおっさんのはずだが、この映画では何を考えたか謎のブラックホール?みたいな超巨大な霧状のものにされていた。
なんで原作イメージから変えてしまうのか?
これがギャラクタスかよ・・・ってなっちゃうだろ、ファンの人たちは。

まぁ今作のドゥマムゥが実際、改悪されてるのかはわかんねーけど。
つーかミッツマッケルセンがドルマムゥやれば良かったんじゃないのか。
折角、犯罪者顔の俳優がいるんだから彼をドルマムゥにすれば良かったろ。
なんか見ててスーパーマン2を思い出した。

ごちゃごちゃ書いたが今作で一番悪かったのは話の流れだ。
途中まではいい、修行しにきました!ってとこまではいい。
ちょっとしたギャグが多いのもいい。
問題は、ストレンジがまだ修行を終えてないところだ!
ストレンジ自身の戦闘能力が低いため、かっこよく敵を倒すシーンがないのだ。
時間の魔法を使ったところは、まぁなんか劇中でもウォンとかモルドが「そんなのよく出来るな」みたいなこと言ってたからマイノリティなんだとは思うが。
そうじゃない、敵をかっこよく倒すシーンがやはり必要だと思う。
特に今作は、1作めなんだからそういうヒーローとしての引き込みは重要だろう。

なんかyahoo映画の評価は、3.7とまぁまぁいいが本当にそれで大丈夫か?
マーベル映画だからって採点優しくしてないか?
俺の期待値が高かったといのもあるかもだけど。

The Boy(2016)

2017年01月17日 00時38分31秒 | 映画レビュー
霊が人形に取り付いて、人間をビックリさせる!って感じの映画。
かと思いきや、実は霊が取り付いたと思われていた人形を操っていたのはその家の引き篭もり胸毛おっさん(33)だった!という話。(超ネタバレ)

「アナベル」のアナベル人形は、いかにも気持ち悪いです!って感じの人形であった。
なんか薄汚れてるし、ニヤっとしててどうみても呪われた人形であることがわかる。

「ザ・ボーイ」のブラームスくんは、決して可愛いとは思えないが小奇麗な人形である。
まぁそれが逆に不気味さを出してるわけだが。

最後20分ぐらいで人形を裏で操っていた本物のブラームスおじさん(33)が出てくるわけだが、彼も人形の面を被っており気持ち悪い。
というかマイケル・マイヤーズそっくりだ。
声はなぜか可愛い子供の声のときもある。

前半はポルターガイスト・人形ホラー系の静かな怖さが楽しめ、後半は無敵殺人鬼(マイケル・マイヤーズ、ジェイソン系)の動く怖さを楽しむことができる2度おいしい映画である。
と考えることも出来るが、前半、後半でノリが違いすぎて嫌いな人は嫌いだろう。
結構人を選ぶと思う。
だが映像がわりとキレイなのでB級感はあまり感じられず、それなりに面白かった。

この映画を見てふと、「モーテル」という映画を思い出した。
「モーテル」も似たような感じで
宿泊した田舎のモーテルで怪奇現象が起きるの、幽霊??→実は泊まった人から金品を奪って殺す殺人モーテルでした!
って感じの映画。田舎のモーテルにそんなお金持ちが泊まるかな?
「The Boy」も細かいこと考えたらツッコミどころ満載なんだけど、ホラー映画ってそんなもんだと思う。
なのであんまり真剣に「ここが変!」なんて言ってる人はちょっと細かすぎると思うけどなぁ。


あと最後のシーン、復元されたブラームスくん人形が不気味で良かった。

Don't Breathe(2016)

2016年12月06日 21時56分17秒 | 映画レビュー
ジャンパーを若干彷彿させるサイコスリラー映画。
あらすじは↓
①ドロンボー一味が盲目の退役軍人老人の家に泥棒に入る!
②予想外の盲目の老人が強くて、トンズラー死亡!
③色々あってボヤッキーも死亡。
④なんやかんやで1億円ゲット!ドロンジョ様だけなんとか逃げ出すことに成功!

という映画。
まぁそもそも盲目の老人の家に泥棒に入る、っていうコンセプトからしてあんまり気に入らない。
泥棒に入った家で襲われるのはしょうがないでしょう。
あともっと恐ろしい映画を想像してたためか、恐くはなかった。
というかむしろ盲目の退役軍人老人を若干応援してしまった。

OSCII前で凄い疲れてるからか適当な評論になってしまった。
まぁ思ったほどおもしろくはなかったので残念・・・

聲の形(2016)

2016年10月06日 21時48分47秒 | 映画レビュー
「君の名は。」と同時期に公開された高校生系アニメ映画ということもあってかよく比較されている。
が、「君の名は。」と「聲の形」は内容が全く異なるため、比較対象にはならない。

「君の名は。」が、わかりやすく言えばリア充系ジブリといった感じだろう。
恋愛にSFを混ぜた見やすいストーリー。
キレイな作画、かっこいい音楽。
あのRADWIMPSだから、そりゃいいに決まってる。
「君の名は。」は確実に中高生のハートにヒットするであろう内容だ。
俺が高校生だったら、確実にわけのわからない中二病行動をし始めるであろう。

「聲の形」もリア充と言っちゃリア充だが、まぁそこはどうでもいい。
結構、見る人を選ぶような気がするがどうなんだろうか。
色々なテーマが混ざってると言える。
親と子
健常者と障害者
いじめる側といじめられる側
さて小学校、中学校で自分がした行いは意外と印象強く残っているもので、俺はどちらかといえばいじめられる側だったがその頃されて嫌だったことは今でも鮮明に覚えている。
それを時折思い出して、なんとなく自分のカーストは下層である、と認識することがある。
とはいえ、俺自身が人が嫌がることをしていなかったかというとそんなことはなく、俺が何かしたからいじめられていたんだと思う。
まぁ今でも変わってる、とはよく言われるし自分でもどうすればいいのかはわからないがかなり変わってる人間だとは思う。

主人公の石田将也は、小学生の時に転校してきたろうあ者の西宮硝子をいじめる。
それがきっかけで硝子は転校してしまう。
クラスで問題となり、今度は将也がクラスでいじめられてしまう。
将也は、自分のしたことの重さを感じ罪を償うために生きる。
それが親が払った補聴器の代金を払うこと、自分が死ぬことだった。
このとき硝子に謝罪する、という選択肢はなかったんだなぁ。

けどちゃんと手話も覚えて、硝子に会いに行ってずっと悩んできて、人の顔もちゃんと見られなくなって。
将也はそのことについて悩んできたわけだ。
硝子はきっとそれをわかってくれてたんじゃないかなぁ、と思う。
だから好きだと言ってくれたんじゃないかなぁ。

まぁしかし実際、健常者と障害者の間には大きな壁がある。
大人でも障害者を差別する人もいる。
なんというかこういう言い方はよくないと思うが、健常者同士でもわかりあえないことはたくさんある。
それが健常者と障害者では余計にわからないはずだ。
障害者の気持ちは俺もわからない。
だからもし俺が障害者と接する機会があったら、過剰に優しく接してしまうだろう。
だが、それは上辺だけの話であり分かりあえているわけではない。

単純に「聲の形」は本当にいい話だと思ったが、もし自分だったらどうするのだろうか。
俺のような人間が単純に「いい話だったよ」と言っていいのかちょっと疑問に思ってしまう。

なお印象深かったシーンは、弓弦が部屋にたくさん貼った動物の死体の写真を剥がしながら
「こうすればねーちゃんが死にたいと思わないと思った。」
と言ったシーンだ。
あの写真は、弓弦の一生懸命の励ましだったのだ。
それが良かったのかどうかはわからないが、というか俺はあんまりよくないと思った。
だが、俺の家族には障害者がいないから、わからない。
もし家族に障害者がいたら、必死に何が出来るか考えて色々なことをするだろう。
その行為の1つに弓弦のような一風変わった、けど一生懸命頑張って考えたことをするかもしれない。
それが他人から見たら奇異な行為でも、本人は必死に頑張ってるわけだ。

人と人がわかりあうのは本当に難しい。

絶対一度は見るべき映画だと思う。

君の名は。(2016)

2016年10月06日 21時38分33秒 | 映画レビュー
中国ではすでにDVDが発売されているらしい。
なんて速いんだ!

映画館で予告をやっていて、「は、俺はオタクだぞ~?こんなの絶対見ねーよ。」と思っていたが結局2回見た。
俺は、新海誠監督の映画は1つも見たことなくて、これが初めてだった。
にわかですいません。

実際、評判がいいだけあって凄い面白かった。
しかし意外と書くことがないな。

最初のシーンですでにバスタ新宿が描かれていることに驚いた。
このアニメ作るのに多分2、3年かかってるんじゃないかと思う。
バスタ新宿は今年の5月ぐらいに開業したので、半年立たない内にアニメにしたことになるが・・・?

まぁ内容は、女の子が頑張る映画。

色々な批評があり、中には批判するものもあるが俺は素直に楽しめた。
元々、期待していなかったこともあって余計によく感じた。

まぁあらすじとかは皆さん見てると思うし、007のル・シフルさんみたいにわけのわからんことしてるわけでもないので割愛する。

俺が一番好きなシーンは、山の上で瀧くんとみつはちゃんが会ったときのシーンだ。
みつはちゃん「瀧くん、瀧君がおる!!」
とぼろぼろ涙を流しながら言うシーンである。
なんて可愛いんだ!

こうストーリーがわかりやすい映画は、凄い良かった!ぐらいしか書くことがないなぁ。
ダニエル・クレイグの007ぐらいわかりにくい方が書く気になる。

スーサイド・スクワッド(2016)

2016年09月20日 20時53分12秒 | 映画レビュー
スーサイド・スクワッドを見てきたよ!
個々のキャラがどんな人物かはほぼ書かれずに、突然みんなで集まって悪い魔女を倒せ!って話。
流石にハーレクインは知ってたけど、他の連中は全く知らん。
多分、駄作だろうという気持ちで見に行ってたので、特に残念な気持ちもない。
予想通り、大した事のない映画でした。

Whiplash(邦題:セッション)(2014)

2016年08月05日 15時08分08秒 | 映画レビュー
すげー最高の映画。
スパイダーマンのジェイ・ジョナジェイムスンが音楽学校のすげー怒りっぽい教師になって、主人公のドラマーをいじめる話。
登場人物は、ほぼ主人公とジェイ・ジョナジェイムスンの2人みたいなもん。
一応、親父とか出てくるけど。

まぁこのジェイジョナ先生は、厳しくすることで天才を育てる!体罰で育てる!
という体罰推奨主義者なんよね。
映画としては、こういうのも受け入れられるけど現実だったら変なおっさんだよなぁ。

大体の人はそうだろうけど、一番いいシーンは最後のJVC(ニューポート・ジャズ・フェスティバル)のシーン。
全然知らない曲を突然やられてポカーン。
その後にジェイムスンにやり返すシーンがかっこ良すぎる。
今のところ今年最高の映画だと言える。
まぁ見るの遅かったけど。

アイアムアヒーロー (2016)

2016年05月16日 11時01分44秒 | 映画レビュー
久々に邦画を見た。
邦画を観たのは、大地真央の「八日目の蝉」以来だったように思う。
この映画は、ある会社で一緒に働いていた別会社の人が勧めてくれ見たのだが、どうも昔からこういう難しい映画は好きになれない。
小池栄子の演技がうまいなぁ、と思ったがそれぐらい。

さて「アイアムアヒーロー」だが、今回見に行くにあたって漫画も最新の20巻まで読んだ。
ゾンビ漫画は、意外にほぼ読んだことがなかったので結構面白かった。
他に読んでるゾンビ漫画といったら「マーベルゾンビーズ」ぐらいである。
これはゾンビ漫画とは言えないかも。

映画の「アイアムアヒーロー」は、漫画版をテンポよくすっきり纏めたという印象だった。
例えば漫画では、元カノ?のてっこがコロリの漫画を褒めてて、それに嫉妬する英雄の心境、妄想など漫画家としてのプライドが1巻では多く書かれていたが、映画ではほぼない。
鈴木の心理描写は少なく感じた。

あと当然であるが、性関係の言葉は少なくなっている。
井浦が「セックスしよう」とか言ってくるぐらい。

全体的に、うまく原作を生かしつつ実写化しました、といった感じだろうか。

個人的に残念だったところもいくつかある。
富士山麓で、避難している人達のなかにZQNが出てきて混乱が起きるシーンはカット。

アウトレットモールが、御殿場プレミアムアウトレットじゃない。たまたま行ってきたばかりだということもあり残念。

最後、前後からZQNに挟み撃ちになったときに英雄が散弾銃で100体相手に無双。さすがに強くなり過ぎだろ。

とはいえ、アウトレットモールのシーンは結構面白かった。

以下作成中

仮面ライダー1号 (2016)

2016年04月10日 23時31分30秒 | 映画レビュー
久々に映画の最中に寝てしまおうと思った。
今までに寝ようと思った映画はレッドクリフ2、ワンピースの劇場版(どれか忘れた)。
であったが、仮面ライダー映画で寝そうになったのは初めてだ。
まぁそれぐらい面白くない映画だった。

今作は題名通り、仮面ライダー1号、本郷猛が主人公だ。
公開前から1号のデザインが発表されていたが、今まではバッタの怪人だったのがゴリラの怪人になったのかと勘違いするぐらい体型が変わっている。
マニアの方々は、次郎さんが入ってるから!とか、藤岡弘が着るから!とかあるかもしれないが、それは言い訳にしかならない。
去年の映画では、普通の体型だったことから考えるとこの1年で改造手術を受けたのだろうか??
昔のデザインのほうがカッコイイと思うが。

今作は、まぁ要約すると仮面ライダー1号が死んだ!けど生き返った!強い敵をやっつけた!ありがとう1号!おわりという話。

いいシーンはあったのだが、突っ込みどころ満載映画だった。

冒頭、タイのバンコクで本郷猛がチンピラに絡まれるのだが、それを撃退するところから話が始まる。
チンピラ撃退するのはいいけどなんでタイに行ってたの?その説明はなし。

今作のヒロインであるまゆちゃんには、アレキサンダー大王の霊?が乗り移ってる。
立花さんの孫らしいんだけど、アレキサンダー大王関係あるのか?
それについても説明も当然ない。

地獄大使は死んでたらしい、けど生き返った。
なんで死んでたの?生き返らせたのは誰だったの??
これも説明はない。

まゆちゃんが本郷のことを「たけし」と呼ぶ。
女子高生が70歳のおじいちゃんを呼び捨てにするのは違和感しかない。
おそらく本郷は歳をとらない、みたいにしたかったんだと思うんだけど違和感しかない。
これやるなら本郷猛の役は藤岡弘じゃなくてもっと若い子にするしかない。

まゆちゃんの学校で本郷猛が「生命がうんぬん」とか言い出すシーン。
うーん、恥ずかしいね。

ノバショッカーは何がしたかったの?
日本のエネルギーを奪って、実質的に日本支配出来たのに結局日本の核施設を過剰のエネルギーによって破壊してしまった。
日本の全エネルギーを奪っただけでも十分過ぎる企業?だよ。

とまぁ色々ある。
上映時間は90分だが、最後の20分ぐらいをちゃんと見ておけばいい。

最後の20分ぐらいは本当にカッコいいシーンが多くて、見どころはある。
ネオサイクロンで颯爽とかけつけるシーンは、かなり感動した!
ネオサイクロンの音もカッコいい。
写真で見た時は微妙だと思ったが、動くとやっぱりイメージが変わる。
また1号がめっちゃ強くて、動き、パンチ、キックに重厚感があってカッコ良かった。
さすがゴリラモチーフライダー。

まぁそういう見どころもあるが映画としては駄作である。
これが面白いといえるのは、当時リアルタイムで初代仮面ライダーを視聴していた人たちぐらいだろう。

アイアンマン3 (2013)

2016年03月30日 00時03分14秒 | 映画レビュー
あのマーベル・シネマティック・ユニバース(以後MCU)でもかなりの人気のアイアンマンの映画、3作目だ。
MCUの今の人気は、アイアンマンの映画によるものである、と言っても過言ではないだろう。
MCUの1作めはインクレディブル・ハルクなのだが、これは見てる人少ないかも。
1作めは、アイアンマンの誕生!
2作めは、トニー・スタークに恨みを持つイワン・ヴァンコの開発したドローン達との戦い!
といった内容だった。

今日は、アイアンマン3についてレビューしたいと思う。
この映画のいいところはないです。

と書いていたが、実際いいところはない。
多くの人がそうであるようにMCUは、アイアンマンからハマった。
インクレディブルハルクも視聴していたが、外見的にあまりハルクには興味が出なかった。
アイアンマン1、2は見ててわくわくさせてくれる映画であるが3はいつまでたっても盛り上がらない映画だ。
yahoo映画などで評価を見ると、アイアンマン3のほうが点数が高くて今でも理解が出来ない。

アイアンマン3の予告は2012年の12月頃にインターネットで見た気がする。
あのアイアンマンの続編!ということで、予告が出るのを楽しみにしていたのだが予告はあんまり盛り上がらないように感じた。
トニーの家にヘリコプターからミサイルが発射されるシーンが予告であるのだが、違和感。
アイアンマンはメカ描写が楽しい映画であるが、そんな映画にヘリコプターからのミサイルはチープに感じたのだ。
そして今作の敵だと思われていたマンダリンの活躍するシーンもない。
敵とがっつり闘うシーンが予告ではほとんどなかった。
それが余計に盛り上がりを感じられなかったのだと思う。
なので、予告のシーンでなんとなく期待出来なかった。

また新しいスーツであるMK42のデザインも微妙だ。
試作段階であるためか、ゴールドの部分が多いデザインだったのだがあまりかっこいいとは思えなかった。

公開は2013年の5月ぐらいだったと記憶するが、封切り日に一人で見に行った。
期待と不安が入り混じった気持ちだった。

冒頭のシーンは2000年、昔の話から始まるのだが最初に変なラップが流れ始める。
アイアンマン2のようにACDCの"shoot the thrill"がノリノリで流れるようなシーンはない。
で、その科学者の会議みたいのでアルドリッチ・キリアンはトニーに約束をすっぽかされてしまう。
それが悔しくてトニーを見返すためにエクストリミスという新物質を作りだして、ヒューマントーチになってトニーに復讐!
という話だ。
復讐の動機付けが弱いと思うが、アイアンマン2のヴァンコフもトニーへの動機は不明瞭なためそこはしょうがないかもしれない。
が、今作の敵は非常にかっこ良くないし、思い入れが出来ない!

ヒーロー映画はヒーローをかっこ良く描くのは当然であるが、敵について描くのも非常に重要だと思う。
アイアンマン2では、
ヴァンコフが最初レース場でトニーを襲うが失敗し刑務所に収監される。
そこをジャスティン・ハマーに助けられ、ハマーの元でドローンを作りあげスタークエキスポを襲う。
最終的には自らスーツを着て、トニーと対峙する。
といったちゃんとした理由付けがあって彼自身のキャラクターの重みが増している。
途中で警備員を首吊にして殺しているシーンも印象的だ。
最後のウィップラッシュスーツはちょっと突然過ぎた気もするが・・・
そこだけがアイアンマン2の残念なシーンだね><

アイアンマン3では、
アルドリッチ・キリアンは、自分以外にもヒューマントーチをたくさんつくり出しました。
これでトニーをやっつけます。

と、非常に薄い。

しかもこのヒューマントーチ、めちゃめちゃ強い。
アイアンマンは、アベンジャーズで神であるソートと闘うシーンがあるが、この勝負はわりと拮抗していた。
まぁあのまま続けたらソーが勝つと思うが。
このヒューマントーチは、アイアンマンのスーツを軽く捻り潰すだけでなく、触るだけで倒すことも出来てしまう。
MCUの中でも最強の敵だ。
もしこいつらが相手では、今までの敵も全然勝てないと思う。

あとヒューマントーチって書いてるのは皮肉で書いているだけで、ヒューマントーチと違うことぐらいはわかっている。

冒頭からクソシーンだが、その後もあまり魅力的なシーンはない。
MK42の装着をテストするシーンで失敗。
科学好きの子供が出てくるが、家でコンセント借りるだけ。ってかどうやって充電してんだ。
アイアンマンはコンセントで充電出来るのかよ。
エクストリミスに手を握られるだけでぶっ倒れるアイアンパトリオット。
飛行機の中でわざわざ拳銃を撃つアイアンパトリオット。
マンダリンは、ただの役者でした。
最後の戦いで飛んできてこけてバラバラになるMK42。
最後はアイアンマンスーツの花火でおしゃれ!
ペッパーがヒューマントーチになって、キリアンを粉砕!
しかも手術で治りました!良かった!

また今作最大の見せ場であるアイアンレギオンの部分も非常に描写が薄い。
アイアンレギオンは、まぁMK42まであるわけだから多分MK8~41ぐらいまでいるんだとは思うがそれぞれの描写がほとんどない。
例えばワッパーだったらガレキをどかすシーンを入れるとか、それぞれのアーマーの特徴を活かしたシーンがない。
せいぜいイゴールは力持ち!っていうシーンがあるぐらいだ。
スケルトンがバラバラになって敵と闘うシーンもあるが、ほぼ一瞬だ。

いいシーンは、
ペッパーにアーマーを飛ばして着せる。
テレビの中継車の中でトニーのファンだというスタッフが出てくるがちょっとゲイっぽい。
それぐらいだろう、うわぁ、終わってる。

今作のトニーは、アベンジャーズの戦いでPTSDに悩まされているという設定で、それによってスーツをたくさん作ったらしい。
まぁそれはいいし、自分がアイアンマンだからスーツに頼らなくてよくなりました、っていうのもわからなくないがイマイチしっくりこない。

今作はMCUの中でも最悪の映画だと断言出来る。
次点は、俺的には1作めのソーだがこれもそんなにつまらないわけじゃない。
アイアンマン3に比べたら良作だ。

というかもう俺自身がこの映画にとらわれている。
この映画からそろそろ3年も経過するのに、未だに弟とアイアンマン3がいかにつまらないか、どうすれば良かった、の話を頻繁にしている。
トニーはPTSDが治ってよかったが、今度は俺がPTSDだ。

最後にもう一度書く、アイアンマン3は超クソ映画だ。
これ見るならまだヴィレッジの方が面白いと思う。
もし面白いと思う人がいたら徹底的に私にここが面白い!ってことを教えてほしい。

batman v superman dawn of justice (2016)

2016年03月26日 20時45分45秒 | 映画レビュー
邦題は「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」。
うーん、ジャスティスの誕生、カッコイイね。

一番面白かったのは、シアターに入る前に入場者特典としてもらえたクリアファイルが後ろの席に捨ててあったことだった。
弟と一緒に行ったのだが、俺らはもらっても困ると思い入場の時点でもらわなかった。

結構楽しみにしてた映画だったが、見終わった時の気持ちはイマイチ盛り上がらなかったなぁ、といったところだ。
まずこの映画は、マン・オブ・スティールを見ていたほうがいい映画である。
俺は結構、話を忘れてしまっていたのでヒロインの名前と設定を忘れていた。
そういや今作ではロイスは、クラークの正体を知っているのだった。
ゾッド将軍とかは覚えてたんだが。

まず今作のバットマンは、スーパーマンを非常に憎んでいる。
これは前作、マン・オブ・スティールにてスーパーマンとゾッド将軍の戦いでバットマンの会社が物理的被害にあってしまった。そのため、社員の中には、死者、後遺症に悩まされる人が出てきたのだ。
まぁスーパーマンが街を守ってくれたわけだから、多少の被害はしょうがないっちゃしょうがないが、そもそもスーパーマンが来なければ地球はそういう危機に陥らなかったかもしれないし、陥ったかもしれない。
そんなわけでバットマンは、スーパーマンを殺したいと思っているのだ。

で色々あってバットマンはスーパーマンを殺す一歩手前まで来たのだが、殺すギリギリのところでロイスが来て、この人のお母さんはマーサっていうの、マーサが悪者に捕まってるって聞いて、バットマンは「あぁ、こいつも人間として生きてきたんだ」と悟って急にスーパーマンの仲間になってしまう、あっさり。
ここはちょっとあっさりすぎでしょ。

なんやかんやあってスーパーマンは、ドゥームズデイを倒すのと引き換えに死んでしまう><;
けどそれによってバットマンが、ヒーローチーム作ろうぜ!とか言い出して終わり。

バットマンが、マーサを助けに行くシーンはカッコ良かった。

あんまり面白くなかったから書けることがない・・・
さすがにアイアンマン3と比べれば面白い。
アイアンマン3は不快感を残す映画だったが、この映画はまぁ不快感があるわけじゃなく、ちょっと残念な映画って感じ。
あぁ、最近の映画では007が一番おもしろかったなぁ。

映画プリキュアオールスターズ 2016 みんなで歌う♪奇跡の魔法! (2016)

2016年03月22日 16時01分43秒 | 映画レビュー
プリキュアの映画はNewStage3以来なので2年ぶりであった。
プリキュアも今年で12作目となるが、俺が見てるのは下記のとおりである。

作品       視聴済     年代 評価
初代       ○       2004 イイ
MH        ○       2005 ルミナスは戦わない
SS        △       2006 パクリって言ったらおじさんたちは怒るかな?
                    未だに満と薫がどうのって言ってるのはちょっと恐いよ。。。
5         ○       2007 イイ
5GoGo!      ○       2008 いいけど、最高なのは映画
フレッシュ    ×       2009 変身が好きじゃない
ハートキャッチ  ×       2010 なんかダメだった、キャラデザがどうも・・・
スイート     ×       2011 なんか舞台設定がどうも好きになれなかった、主人公のデザインも好みじゃない
スマイル     ○       2012 イイ、話がわかりやすいがオタク向けっぽいかも
ドキドキ     ×       2013 主人公がなんでも出来る人過ぎて好きになれなかった、プリキュアのデザインも×
ハピネスチャージ ○       2014 主人公の影が薄い、いい話もあるが・・・ヒメは俺は好き
プリンセス    ×       2015 頭身が高い
魔法使い     今のところは○ 2016 今のところイイ、フォームチェンジがいいね、モフルンがかわいいモフね

今作の魔法使いプリキュアは、かなり初代を意識している気がして今のところは結構好感が持てる。
フレッシュから見なくなったのは、フレッシュで頭身が上がったことにかなり違和感を感じたからだと思う。
だが、ちょうど社会人になった頃だったのでそれが原因かも?
まぁどっちでもいいか。

ハピネスチャージを見ていたのは、プリキュア10週年で番組の最初に今までのプリキュアの挨拶があったからといえる。
キュアホワイトが見られるのか!という気持ちでずっと見ていた。
ハピネスチャージは、かなり評価が低いようだが、まぁ変なところも多い。
世界中にプリキュアがいるのに、そのネタを全然うまく使えてない。
いおながちょっときつ過ぎる、主人公の影が薄い、ヒメがうざい(俺は好きだけど)。
などの理由はあるし、何よりブルーはクズ野郎だとも思うけど。
見てる時はあんまり気にしなかったなぁ、上に書いたのもどっかの批評サイトで書かれてることを大体まとめただけで俺自身はそれなりに楽しく見ていた。とはいえ、ちょっとプリキュアの中では影が薄い感じもする。
昭和の仮面ライダーでいうとスカイライダーって感じだろうか。

ところでハピネスチャージで特に見ておかなければならないのは43話である。
この回のミラージュとラブリーの戦いが凄い熱いのは間違いないのだが、この回で一番いいのはミラージュ様だ。
ミラージュ様(國府田マリ)の演技もかなり力が入っており見応えがある。
また、ミラージュ様が嫉妬の炎に焼かれ、泣きながら戦うシーンはこちらも泣いてしまう。

この後、ミラージュ様はイノセントプリフィケーションで浄化されるが、このシーンも最高だ。
ハピネスチャージのメンバーそれぞれがハグしたり、ほほにキスしたり、手を繋いだりされた後、光の向こうへふっとばされる。
このときのミラージュ様の表情がなにより凄い!
最初、ちょっと唖然としたようなボーっとしたような顔をした後、ちょっと悔しそうな顔をした後、ハッとした顔をしてふっとばされていく。こう何か「今まで私は間違っていたんだ・・・・」と悟ったような感じを受ける。
このシーンは、言葉じゃ中々伝わらないと思うので是非とも視聴して頂きたい。

この後、ブルー様とミラージュ様がハグしてるところで、ラブリーが「よかった、本当によかった・・・」っていうんだけどここの喋り方が「よかったけど、私の気持ちは・・・」っていうのが凄い感じられる喋り方で声優さんは凄いなぁと感心するシーン。
イノセントフォームも好きなんだけどルージュぬる必要はないよなぁ・・・
スマプリのプリンセスフォームのほうがいいね、髪も伸びるし☆

映画のレビューを書くつもりが、ハピネスチャージの紹介になってしまった。

去年の映画からなんか歌?ミュージカル主体になったとは聞いていて、それって面白いのか?と思ったが、めっちゃ面白かった!!!
まぁ話としては大体いつもどおり、
①謎の敵が現れて
②昔のプリキュアが助けに来て
③一回くじけそうになるけど諦めない!頑張る!
④うおー、必殺技をくらえー!
それにちょっと捻りを入れてみました、って感じね。

残念な点は
①MH組はそんなに出番ない、俺は原理主義者なのでそれじゃ困ります。
②最後のとどめの時「うおー」って言うけど、キュアミラクルのアップにならず魔法使い二人で武器を構えて「うおー」って言ってるだけであっさりやっつけるのが残念。
オールスターズDXとかの頃は、最新のピンクプリキュアのアップでとどめだった。ここのシーンがめっちゃカッコ良かったのだが><
最近はこんな感じなのかな??
③変身シーンは、昔の人たちはありません。というかプリプリと魔法使いのみ。まぁいいけど。

しかしアニメ映画としては非常に楽しめる映画だった。
今作はかなり歌にこだわっている。
「魔女の子守唄~歌は魔法~」は劇中でも戦いと一緒に使われるため、かなり印象に残った。
プリキュアの映画で、ここまで劇中歌にハマったのは初めて。
途中で転調する前の「うーたーはまほー」の部分がいいね、前半と後半で曲調が違うのも楽しめる。

劇中でちょいちょい挟まれるミュージカルも、最初はちょっと違和感があったが、ずーっとミュージカルというわけではないのでちょうどいいぐらいの量で楽しめた。
いや、けど本当にもう1回見に行きたい!と久々に思えるプリキュア映画だった。

007 Casino Royale (2006)

2016年02月22日 05時42分22秒 | 映画レビュー
というわけで、早速"007 Casino Royale"を見直した。
もう10年近く前の映画なんだよなぁ~。
やはりジェームズ・ボンド=ピアース・ブロスナンという意識が非常に強かったためか、当時の自分にはダニエル・クレイグが受け入れられなかったのだと感じた。
しかも秘密兵器もほとんど出ない、話もわかりにくい、と大学生の自分にはつまらなかっただろうと思う。
あれから9年も経つとわりと面白かった。

だが、この映画のストーリーはちょっとおかしい。
今回の悪役であるル・シフルは、非常に悪いやつだ。
こいつはまず
①テロリストからお金を借ります。
②ある飛行機会社の株をテロリストのお金で空売りします。(ようは売りで入ること)
③飛行機会社の新しい飛行機にテロを起こします。
④株価は暴落、空売りしていたのでお金がたくさん儲かります。
というやつだ。

頭がいいのか悪いのかよくわからん。
ネットで調べると9.11のときに、同じ手法で儲けた人たちがいたらしくそれをネタにしたのではないか、という意見があった。
そう考えるとわりと的を得ている、と言えなくもない。
実際、テロリストにテロをさせることでお金を儲けている悪い人たちもいるのかもなぁ。

まぁしかし上記の目論見は、ボンドくんの必死の抵抗によって阻止されるのでした。
この飛行機テロを阻止するときに、爆弾をテロリストのズボンにこっそり付けておくシーンはカッコいい。
このシーンのアクションは結構見応えもあり、ハラハラさせられた。

さてその後、空売りに失敗しちゃったル・シフルくんはお金を取り戻すために得意のポーカーをやることにします。
そのポーカー大会にボンドくんも参加することに。
うーん、いくらポーカーが得意だからってそういうお金の取り戻し方は良くないんじゃないかなぁ。
実際、映画の最初でお金を投資してくれたテロリストの人に殺されそうになってたし。
これにはル・シフルくんもビックリ。けどボンドくんがこっそり殺してくれててラッキー☆
けど俺でも投資した相手がポーカーとかで金使ってたらムカつくなぁ。

ポーカー大会は、ボンドくんがお金全部すっちゃうんですけど、CIAの諜報部員(フェリックス)がお金を貸してくれて、そのお金でポーカーに勝ってラッキー!見事、ポーカー大会はボンドくんが優勝しました。
しかし勝ったからさようなら、とはならずル・シフルくん達に監禁されてお金の暗証番号を答えろと脅される。
金玉を執拗に責められるが、突如入ってきたMr.ホワイトがル・シフルくんを撃ち殺して助かった!

その後、ヴェスパーと二人で暮らそう、MI6もやめようと思ってたボンドくん。
しかしヴェスパーは実はボンドを助けるために、ボンドを裏切ってた。
最後、ヴェスパーはほぼ自殺に近いかたちで死んでしまう。
なんかここが納得いかないんだよなぁ、別に死ななくても良かったのに・・・
けどそれじゃあ話にならないか。
ちょっとここのヴェスパーの心情はよくわからない。
ちょっと前までボンドといちゃいちゃしてたのに、突然自殺かよ!と思ってしまうが。

最後、裏で手をひいていたMr.ホワイトを見つけて追い詰める。
そこで自己紹介、「ボンド、ジェームズ・ボンド」。
うーん、カッコイイ。
どうでもいいのだが、この最後のシーンでボンドが着ているスーツが、"Quantom of Solace"では変わっている。
ベストも着ているはずなのだが、シャツも違うしいつのまに着替えた!?って感じになっている。
ここは未だに納得出来ない。

しかしこの映画だけ見ても話がやはりよくわからない。
これの続編がある、という前提で見ないと結構語られない部分が多いのだ。
Mの本名とか、ヴェスパーの元カレとか。
だからこの映画のみの評価としてはやはり悪い。
ダニエル・クレイグ007の一連で見れば面白い。
アクションシーンもかなり見応えがあるし、映像としても結構おしゃれだ。
アストンマーチンDB5もなぜか出てくるし。

しかし今作は、前作までの007と本当に全く違う。
今までのステレオタイプなスパイ映画からいい脱却を果たしている。
やはり007と言えば秘密兵器が欠かせない。
時計型爆弾、ペン型爆弾、ボンドカー、その他諸々、何かに擬態したスパイツールがたくさん出てくるわけだ。
だが我々の実際の技術が進歩したことによって、それらの秘密兵器に魅力を感じられなくなってしまった。
最新機器というより、一種のノスタルジーすら感じるようになってしまったのだ。

去年、キングスマンという映画を見たが、この映画は傘型多機能戦闘兵器が出てきた。
時計もなんか多機能。
いかにもよくある昔のスパイ映画っぽさがあった。
キングスマンはまぁ言ってみれば昔のスパイ映画のパロディ映画と言えるだろう。

車からミサイル?TVウォッチ?車が潜水艦に変形?
なんならちょっとださいと思ってしまう。
今作の秘密兵器はと言えば、アストンマーチンのダッシュボードの上にこっそり隠された解毒剤、簡易AEDぐらいのものだ。
秘密兵器でもなんでもない。
だが、それがよりリアルなスパイっぽさを演出しているのだと感じる。

ダニエル・クレイグ007はこの後の作品でも秘密兵器の活躍はわりと懐かしさとして描かれている気がする。
スカイ・フォールなんかは特にそうだ。
スペクターは、結構秘密兵器出てきたけど。