プレデビューから正式デビューまで半年! “自分たちだけのことじゃない”に気づいた出来事と思い
──7月4日の正式デビューおめでとうございます。さっそくですが、MV撮影をされた「全力シルエット」への思いや撮影の様子を教えてください。
スタンド・バイ・エレナ(以下、エレナ):曲名の通り、全力でデビューする前の心情を表現した楽曲です。内に秘めた思いや、日頃思っていることを目の前にいる人に伝えるって難しいと思うんです。だから、それをパフォーマンスで伝えることができるのが「全力シルエット」だと思っていて、 “難しいこと期待されてもキミが思うほど器用じゃない、それでも走って、走って”分からない事だらけで、追いつくのに精一杯な今日ですけど、それでも止まらずに全力で走り続けるリアルな私たちそのものです。茨城の石切山脈で撮影したのですが、自然が多く岩場や砂浜、湖などがある開放的な場所で。皆さん優しく温かく迎えてくださってカイジューバイミーとして初めての撮影だったんですけど、学ぶことが多い貴重な経験でした。
スタンド・バイ・菜月(以下、菜月):撮影の日に制作の方たちと初めてお会いして1日中撮影をしたんです。その時、改めてもう自分たちだけのことではないって思えて。私たちと祐さん(プロデューサー)は半年一緒に過ごして、「全力シルエット」がどういう曲か分かっているつもりなんですけど、会ったばかりの制作の方たちが「全力シルエット」にピッタリな世界観を作ってくれたんです。その裏には、私たちが知らない努力がたくさんあったと思うし、一緒に走り回って撮影してくださって、大変なのにずっと笑顔で温かくて。素晴らしい方たちとMVを作って、それが公開されてもう自分だけの夢じゃないと気づきました。今まで自分よがりだったんで、恩返しではないですけど、形で返したい。この楽曲は今の私たちの人生みたいな曲です。最近は悩むこと、迷うこともよくあるんですけど、結局悩んでても意味なくて、考えてるだけじゃ何も起こらない。この曲は、とにかく「やれ!走れ!」みたいな曲です。
スタンド・バイ・ミーア(以下、ミーア):撮影中、メンバーとたくさん話す時間を持てたのが良かったです。「全力シルエット」は、私の人生で初めていただいた曲で思い入れがあって、初披露から約半年間ライブしてきて最初感じたことと違った感情が生まれてきて、自分の成長を気づかせてくれる楽曲だと思います。
スタンド・バイ・華希(以下、華希):「全力シルエット」ってメンバーそれぞれの心境とかグループらしさが一番表現されている曲だと個人的に思っていて。MVもひとつのものにとらわれず、可能性は無限にある事を観てる人にも伝えられたら嬉しいです。
──「全力シルエット」の好きな歌詞を教えてください。
エレナ:落ちサビ前の“この先 何が待つんだろう 後悔だけはしたくないな”から最後までです。この歌詞があるから次に繋がるし、私自身もラストにかけてとても感情移入してしまうほど気に入っている歌詞です。
菜月:“足掻いて 踠いて、それが何になる? 泣いて 痛くて 今はわかんないやって 言ったって何も始まらない やって 走って それがわかるまで”です。先に何かを期待している歌詞で、意味がある部分だなと思うからです。
ミーア:私もみんなが言うように最後のところと、“ぼんやり見えてでもまた消えた 未来はまだ掴めないシルエット”ですね。今の自分と重なる部分が多くて、その後の“どうなっても知らないからね”も好きで、どうなるかわからないけれど本気でぶつかっていくってカッコいいなと思い選びました。
華希:はい。1番は決められないです、すみません! でも、ステージに立った時の気持ちとか感情とかって毎回違くて、そこがライブに立っていて面白いところだなと思うんです。直近で良いなと思ったのは“期待してる”という歌詞で、期待をしたいし、している自分がいるからこそグッときました。
──ライブパフォーマンスの時にこだわっていることを教えてください。
華希:嘘をつかないこと!正直に居るっていうか、人って生きてたら嘘をつくこともあるし。それは良い嘘もあるし悪い嘘も存在するけど、ステージでは常にありのままでいたい。「今、最高だ!」と思えるその感覚を常に持っていたい。あとは、熱量ですよね。勢いとか、それが怒りでも感謝でもいいし、常に何かひとつ感情を置いておきたくて。この4人とも、こわいくらいに強い感情をひとつは持っているし、だからこそ熱量のあるライブができると思うし、これからもしていきたいです!
──メンバーそれぞれのキャラクターや特徴について教えてください。
エレナ:ミーアは、とにかく一生懸命で。何事にも立ち向かって、叩かれても踏まれても絶対に頑張る!強く生きる!という印象が1番強いです。ライブにもそういったミーアらしさがよくあらわれているなと思います。あと、分析が得意でいつも頭の回転が速くて助かっています。華希は、私にとってこんな子今までいたんだと思うくらい普段ハッとさせられることが多いです。そして、ものすごく素直だし温かい。幸せを呼ぶ子だなと。癒される存在でもあるけど自分の意見もしっかり言ってくれるし、新しい気づきをくれます。菜月は、未知の生物に遭遇したみたいな、すごく不思議な方です。カイジューバイミーのメンバーって今まで出会ったことのない感じの子ばかりで、いまグループとして皆で一緒にいれることがとても刺激的です。
菜月:ミーアは、印象悪いですね。認知能力が高くて憧れます。以上です。
──ミーアさんについて印象が悪いとありましたが、それは何か理由が?
菜月:理由ですか?それは、私の本能が。(一同笑い)。華希は、私たちは本当に対極的で、第一印象絶対に気が合わないと思っていました。だけど、活動していく上で絶対必要な人間だしお互いを高めあえる存在です。エレナは、おもしろいですね。最近色目を使って私に女をだしてくる。そんな感じです。メンバーみんなは私にはないもの持っていて、そこが魅力で、考え方も毎回一致する訳ではないのに毎度理解し合おうとしてくれます。
ミーア:エレナは、良い意味で自分にストイックだなと。自分に厳しいけれど、周りにはとても優しく天使みたいでいつもニコニコしていてすごい。菜月は、この人に出会って私生きるの楽になりました。印象が悪いとか言われたけど私は大好きだし、たまに心配になるけれど良い意味で人間こんなにルーズに生きていても過ごしていけるんだなと。受け入れてくれるメンバーがいるからこそ私も楽に生きようと思えます。華希は、どんなにマイナスな状況でも華希に会えば帰りにはハッピーになっています。これはマジです!(笑)。あと、自己分析力がすごくて自分の納得のいくまでパフォーマンスを永遠に詰めているイメージがあります。
華希:ミーアは、良くも悪くも空気をパッと一瞬で変えられる。やらなくきゃいけない、でも怖い、と私が思ってしまうときでもミーアが堂々としていてくれるのでそういうメンバーが近くに居ることが心強いです。私はミーアだ!という感じが彼女らしくて1番輝いていると思うのでそのままでいてほしいなと思います。エレナは、昔から一緒にいるんじゃないかってぐらいの安心感があって、波長の合い方をここ最近強く感じています。あとエレナは、最近殻が破れてきて好きで、一緒にもっと進化していきたいなと思います。菜月は、菜月も言ったように今まで時間を共にしたことがないようなタイプの性格で、自分をしっかり持っているから発言や生き方が人としてカッコいい。正反対だからこそ憧れる部分があるし、私にないものを持っているぶん尊敬が強いです。他のメンバーも言っていたように普通に過ごしていたら交わらない4人組だからこそ良さや強みの化学反応が面白いので、今後どんどん良い方向に変わっていくのが楽しみです。
──「全力シルエット」以外のオススメの楽曲とその理由を教えてください。
エレナ:「無人島カルテット」。バラバラな4人だけど皆ひとつになろうと、しがみつきながら、夢に対しても熱い気持ちでカイジューバイミーとしてひとつになろうっていうのが感じられる強い曲です。
菜月:私も「無人島カルテット」です。私がカッコイイ!
ミーア:「スタンドバイミー」ですね。パフォーマンスする時の感情によって、まったく違う楽曲に感じさせてくれます。
華希:「スタンドバイミー」かな! カイジューの曲って勢いとか尖ってるとか全面的に出しているんですけど「スタンドバイミー」をやる時は、4人の素の部分というか、誰しも持ってる温かいところが曲に凝縮されてると思って。
──カイジューバイミーの魅力を教えてください。
エレナ:カイジューバイミーの魅力は”熱意、感情、全力、衝動“の表れたパフォーマンスにあるなと。メンバー皆それぞれ違った良さがあるからこそ口論することが結構あるんです。個々それぞれの思いから、たまに見ている方向が違う時なども。でも、カイジューバイミーとしてステージに立った瞬間1つになる印象が強くあります。だからこそ誰一人欠けちゃいけない絶対的な存在だというのが1番です。エレナ・菜月・ミーア・華希の4人でグループとしているそれだけで魅力だなと思います!
──昨年12月のプレデビューから半年はどんな気持ちでしたか?
華希:早かったです、すごく。
エレナ:カイジューバイミーを待ってるものが何なのか、予想できないからワクワクしてました。
ミーア:自分ができてないことに向き合った時間ですね。
菜月:逃げたくなったし逃げたこともあるけど、気づけたこともあって、何もかもやってから7月4日を迎えたいと思ってました。
Profile
「見上げた空は青くなかった」をテーマに、2020年12月27日プレデビューした4人組ロックアイドルグループ。“SNSがひとつの居場所として存在し、きれいなものや羨むことばかりが目につきやすい世の中。しかし、その目に映るのは必ずしも綺麗なものばかりではなく、一人一人が見上げた空の色は必ずしも青いわけじゃない。そんな時代だからこそできる音楽を届けていきたい”という思いで、スタンド・バイ・エレナ、スタンド・バイ・菜月、スタンド・バイ・華希、スタンド・バイ・ミーアで活動中。
公式Twitter:https://twitter.com/kaiju_by_me
公式Blog:https://ameblo.jp/kaijyubyme
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