MAY'S
インタビュー抜粋
――メジャーデビューから1年経ちましたね。インディーズのころと比べて変わったことは?
●舞子:伝えたいことを曲にしているだけなので、そういう意味での違いはないです。でもメジャーデビューしてからは、いまだかつてないぐらい濃厚な1年間だったなって思います。
――NAUGHTY BO-Zさんはどうですか?
●河井:インディーズの頃ってどんな人が聴いているのかもわからなかったけど、メジャーデビューしてファンの顔が直に見られるようになったので、曲を作る目的がはっきりしたかなと思います。
――たとえばライブ中、お客さんの顔って見えてます?
●舞子:照明の加減だったりその会場によって全然違うんですけど、わりと見えてますよ。実は。
――前列とかによく知っている人が見えたすると、やりづらくないですか?
●河井:逆に安心しますね。俺らは。
●舞子:そう…ですね…。
●河井:あれ?(笑)。
●舞子:いや、お母さんが目の前にいるの想像したらすごくやりづらいなと思って(笑)。
●河井:それはやりづらいね
●舞子:でしょ?(笑)
●河井:お母さんいつも泣いてるもんね。
――(笑)。5枚目のシングル「I LOVE YOUが言えなくて」がリリースされましたね。すごく切ない歌詞ですけど、実際にこういう経験が?
●舞子:私が歌詞を書いてるんですけど、最終的に自分の中で納得できるかどうかがすごく大切なんです。自分自身で歌って伝えていくものだから嘘が書けないというか。
――確かにそうですよね。
●舞子:なので、実際に自分が経験したことや感じたことが中心になりますね。この曲では、友達の境界線を越えられないというか、人を好きになったときの、自分ではどうにもできない“もどかしさ”みたいなものを描きたかったんです。
――NAUGHTY BO-Zさんは分かります?そういうもどかしさとかって。
●河井:そうですね。10代の頃って恋愛にしても何にしても甘酸っぱかったじゃないですか。だから、そんな甘酸っぱい感じを出したくてテーマを学生時代にしたんです。
――さて、9月にワンマンライブがあると聞いたんですが。
●はい。赤さかブリッツで今年2回目のワンマンライブがあります。
――どんなライブになりそうですか?
●舞子:MAY'Sのコアな部分とかを見せられるようなライブにしたいなぁって思ってます。もちろんみんなに歌ってもらえるようなMAY'Sのポピュラーな曲もやるし、まだ、いろいろ模索中です(笑)。
●河井:そうっすねー。たとえば、曲とかリクエストしてもらったり、企画を一緒に考えようじゃないけど、一方的にこっちがショーを見せるんじゃなくて、お客さんと一緒に作り上げていけたらいいなぁっていうのは思ってますね。
■プロフィール
MAY'S 2002年、片桐舞子(ヴォーカル)と河井純一a.k.a NAUGHTY BO-Z(トラックメーカー)の2人でユニットMAY'S(メイズ)を結成。現在までに、インディーズにてミニアルバムとアルバムをリリースし、楽曲の聴きやすさ、圧倒的でエモーショナルな歌唱力とリリックで年齢・性別問わず好評を得る。2008年7月2日、Venus-B/KING RECORDよりシングル「My Everything」でメジャーデビュー!!
感想
インタビューの内容を見ていて、ここ1年間の軌跡でMAY'Sの名前が日本全国に知れ渡り、人気が出た理由がよくわかりました。曲を作る時は実際に自分自身が体験したことを描いていたり、言葉の選び方、大切なことをどうすれば相手に伝えられるかなど考え方がとても素敵です。ライブに関してもお客さんと一緒に作っていくというのが良いなぁと思いました。あと、お二人がやっているブログを読んでみたら結構面白いです。なので、是非是非見てみてください。