インタビュー抜粋
──初フルアルバム『FLASH4』が7月3日にリリースされました。ダンサブルな1曲目「cheese:-)」と2曲目「夏色ドット」が爽やかで夏の発売がピッタリですね。
津久井:リリースのタイミングは特別に意識していなかったんですけど、確かに「cheese:-)」はポップで馴染みやすい曲なので1曲目にはピッタリだなと思いましたね。
──アルバムを聴きすすめていくと、後半は壮大なバラードもあって出だしとはずいぶん印象が変わりますね。
久保田:僕らの中では春夏秋冬を通して聴けるアルバムになったかなと思ってます。
津久井:どの曲も力がこもっているので、聴いてて疲れるって言われましたけどね(笑)。
久保田:曲数も多いですからね。
──恋愛の曲も多いと思うのですが、みなさんの恋愛観は似てたりしますか?
久保田:うーんどうかなぁ。でも歌詞を見た時とか共感するところはいっぱいありますね。こういう風に思ってるんだ~みたいな新たな発見とか、津久井君がこんな歌詞書くんだニヤニヤみたいな(笑)。
鳥居塚:僕も共感はすごくしますね。『FLASH4』の楽曲を聴いていてもいろんな思い出とかが浮かんで来たりするし、どれもいい曲ばかりで。
──ボーナストラックの「sewing a moment」はレミオロメンの前田啓介さんプロデュースですね。プロデューサーさんの違いで感じることとかは?
久保田:レコーディングではそれぞれのやり方があることですかね。最初はどんなふうに進むんだろうと思うところから始まり、今までなかったものはどこなのか、その中に自分が今まで積み上げてきたものでどう色を足せるかなど、どんなことをどうやって吸収しようかという気持ちでいっぱいでした。すごく勉強になりましたね。
葛西:確かに人によってやり方の違いってのはありますし、それを受けて自分の中で変わっていくものもあると思います。今回は、具体的にどうとか練習でどうにかするってことよりも、頭の中で考えるものを実際に音にするっていう訓練ができたと思います。
──ストリングスの音色があたたかく包みこんでくれる楽曲で聴くとホッとします。
津久井:この曲はテーマがおっきな愛で。その言葉に引っ張られてこういうアレンジになっていきましたね。ストリングスや他の楽器を入れることで、より楽曲の世界観が色づくんですよね。曲の世界観が自分のイメージしてたとおりになったり、いい意味で自分のイメージ以上の変化に出会ったりするのでめっちゃ楽しいっすね。
葛西:「sewing a moment」だけでなく、「アルタルフ~この恋の終わりに~」で初めて生のストリングスをいれることに挑戦したんですよ。みんなで実際にストリングスのレコーディングを見に行って、すごい感動しました!
──さて、8月からはワンマンツアーですね!
津久井:アルバムタイトルの『FLASH4』にはメンバー4人にフラッシュが当たって欲しいという願いを込めたので、その世界観をちゃんと表現できるライブを作りたいですね。
葛西:まだライブでやってない曲もいっぱいあって、とにかくいろんなタイプの曲があるので、自分たちの音楽の幅の広さも見せていけたらなと思います。
鳥居塚:このアルバムはデビュー前から作ってきたものなので、やっとみんなに聴いてもらえるのが嬉しいですね。
──ライブを観れば、アンモフライトのすべてを知ることができそうですね!
久保田:ワンマンツアーも初めてで嬉しいですね。各地の待っていてくれているお客さんを巻き込んで楽しいライブにしたいです!
■プロフィール
ammoflight(アンモフライト)とは、「古代生物アンモナイトが空を飛ぶほどの飛躍」を見せたい、という思いを込めてつけた造語。津久井 恒仁(Vo&Gt)、久保田 庸友(Gt)、鳥居塚 尚人(Ba)、葛西 一茂(Dr)、の4人で小田原にて結成。日常に埋もれているファンタジーを歌うキャッチーなメロディと、自分や社会に葛藤しながらも明日や愛を強く信じる歌詞の世界観と、ヴォーカル津久井のちょっと強気で癖になる声で聴く者を笑顔にする。
感想
私にとっては人生初インタビューのアンモフライトのみなさん。緊張でガチガチ、言葉に詰まってしまった私に津久井さんが「今回のアルバムどうでした?」と優しく声をかけてくださり無事インタビュースタート。みなさんの優しさに助けられて最後には緊張も解け、メンバー同士のツッコミに談笑しながらの楽しいインタビュー時間はあっという間に過ぎた。アンモフライト1stフルアルバム『FLASH4』は、今まで以上にポップに振り切れていて、思わず踊りたくなるし、いつの間にか口ずさんでいることに気づく。私のお気に入りは始まったばかりの恋を歌った「7の魔法」。聴くたびドキドキさせてくれる。
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